わたしと小鳥とすずと の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ミクロからマクロへ、金子みすゞの世界観は幅広く壮大で深淵だ。 すぐ目の前にある事がらが宇宙につながっていくスケールの大きさにウットリさせられてしまいます。 CMで話題になった作品と、以前から有名な「みんな違ってみんな良い」のフレーズと、他にも色々胸にしみる言葉の数々。 詩集も良いモノだと思わせてくれる一品。
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妻が去年購入し、何の経緯かは分からないけれど 長男が小学校で発表した、というので読んでみました。 ちゃんと詩集を読んだのは、人生初めてかも知れません。 ACのCMでお馴染みの「こだまでしょうか」を始め、全60編の詩が掲載。 本書のあとがきでは、きもちのいい詩、やさしい詩、いのり...
妻が去年購入し、何の経緯かは分からないけれど 長男が小学校で発表した、というので読んでみました。 ちゃんと詩集を読んだのは、人生初めてかも知れません。 ACのCMでお馴染みの「こだまでしょうか」を始め、全60編の詩が掲載。 本書のあとがきでは、きもちのいい詩、やさしい詩、いのりの詩、等々表現されていまして、それはそれで納得なのですが、個人的にはもうちょい違う印象を受けました。 金子みすずのその視点、その心遣いに、ハッとさせられる詩集でした。
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近頃えーしーで耳なじみとなったこだまでしょうかがおさめられている詩集ということで金子みすゞ一気読みました。こどものこころのままにという印象。幼稚園のせんせいのようにこどもに接する日常のことばというか、毒気がまったくない読後感です。あとがきのところで下関で暮らす経緯がなかなかに複雑...
近頃えーしーで耳なじみとなったこだまでしょうかがおさめられている詩集ということで金子みすゞ一気読みました。こどものこころのままにという印象。幼稚園のせんせいのようにこどもに接する日常のことばというか、毒気がまったくない読後感です。あとがきのところで下関で暮らす経緯がなかなかに複雑な家庭の事情であったことが分かりました。みすゞさんのおとうさんが亡くなり、おかあさんの妹さん夫婦に弟がもらわれたのち、おかあさんの妹さんが亡くなって、おかあさんが妹さんのだんなさんと再婚し弟と再び兄弟姉妹として下関で暮らし、新しいおとうさんは書店を経営しており1店舗まかされ26歳で他界。みすゞさんの人生はたいへんに興味深い。
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ACのコマーシャルで話題になっている「こだまでしょうか」も良いけど、表題作の「わたしと小鳥とすずと」も、いい。でも、子育てしているものとしては、「こころ」という詩も強烈です。自戒。
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ACのCMで使われて人気出てるみたいですね。すでに持ってる私は勝ち組?私は『星とたんぽぽ』が好きです。
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これもわたしの人生のバイブル(笑)生きていく上でわたしに必要不可欠です。傷つく度に読み返してます。そして心まっさらになります。むしろ優しすぎて困ります。彼女の書くことばのひとつひとつがやわらかくて優しくて、温かい。彼女の最期を思うとさらに。
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以前にテレビ番組で金子みすゞさんの特集を見ました。 それ以来 みすゞさんのファンです(笑) 感じるままに素直に書かれた詩を読んでいると、心がほっとします。 こんなふうな視点で物事を見れたらステキだな、と思える作品だと思います。
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2年ほど前に娘に買った本。だが最近になって、どうも私は金子みすゞの詩があまり好きではないのだ…と気がついた。積極的に嫌いというわけではないのだが。 今までその気持ちを認識できなかったのは、彼女の詩がなにか否定しにくい、とてもいい人のオーラを放っているためである。大漁で浜が沸く、ま...
2年ほど前に娘に買った本。だが最近になって、どうも私は金子みすゞの詩があまり好きではないのだ…と気がついた。積極的に嫌いというわけではないのだが。 今までその気持ちを認識できなかったのは、彼女の詩がなにか否定しにくい、とてもいい人のオーラを放っているためである。大漁で浜が沸く、まさにそのときに魚の気持ちになれる感性は、実際とても立派だ。だが、文学少女の夢の世界、という感じもしなくもない。着眼点に「ほお」と思うだけで、心動かされるには至らない。 大漁をテーマにしてしかも大漁をことほぐわけではないうた。それなら何といっても『石狩挽歌』でしょう、と思う私は、やはりみすゞの詩には縁なき衆生でありましょう。おんぼろろー。
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ぴったりくる形容詞が見つからなくて、 コトバの不自由さを感じる。 広くて、優しくて、痛々しくて、 ほっとして、ぎゅってして、あったかくなる。 想像力っていう言葉がこの人にぴったりくるのだろうか。 こんなところから世界を見ることが出来るのか、って 思わず感じてしまった...
ぴったりくる形容詞が見つからなくて、 コトバの不自由さを感じる。 広くて、優しくて、痛々しくて、 ほっとして、ぎゅってして、あったかくなる。 想像力っていう言葉がこの人にぴったりくるのだろうか。 こんなところから世界を見ることが出来るのか、って 思わず感じてしまった。 いくつになっても、読み返したいと思うことばたち。
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梶田さん所有 →10/09/04 田口さんレンタル →10/10/16返却(浦野預り) →11/04/24 返却 →11/04/24 鈴木陽さんレンタル →11/08/21返却(南井預り) 浦野レビュー - - - - - - - - - - - - - 金子みすゞのやさしく深...
梶田さん所有 →10/09/04 田口さんレンタル →10/10/16返却(浦野預り) →11/04/24 返却 →11/04/24 鈴木陽さんレンタル →11/08/21返却(南井預り) 浦野レビュー - - - - - - - - - - - - - 金子みすゞのやさしく深いまなざしがいい感じです。 収録されている60編ほどの詩は、すべて2ページ見開きに収まる分量で、長くても20行足らず。七五調のリズムが小気味よく、さくさく読めますが、それぞれの詩の最終連で調子を変えているのが素敵です。 詩集タイトルにもなっている「わたしと小鳥とすずと」はいいですねー。 あと、ACのCMで一躍有名になった「こだまでしょうか」も収録されています。 1編ずつ、じっくりと読んでいきたいですね。
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