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海底二万マイル の商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2023/12/09

1869年に書かれたとは思えないほど現実感のあるSF!! 普段SFはあまり読まないがこれはとても面白く読めた。ベルヌの本をもっと読んでみたいと思った。

Posted byブクログ

2021/10/19

純粋に読むのがとても楽しかった。 150年も前に書かれた話なのに、まだまだ新鮮。宇宙を舞台にしたSFは50年も前のものだとちょっと古くさく感じるところが多いから、海底への調査は宇宙よりも未発達なのかな、と思ったりもする。 海、という、身近なものの底にある海底。その不思議さ・ワクワ...

純粋に読むのがとても楽しかった。 150年も前に書かれた話なのに、まだまだ新鮮。宇宙を舞台にしたSFは50年も前のものだとちょっと古くさく感じるところが多いから、海底への調査は宇宙よりも未発達なのかな、と思ったりもする。 海、という、身近なものの底にある海底。その不思議さ・ワクワク感が、未知の地形や生き物、海底トンネル、沈没船などで具体化されていく。世界地図をたどりながら読んでいくのも楽しい。そして、悪い人なのかいい人なのか分からない影を背負った謎の人物、モネ船長に、SF的ワクワク感満載のノーチラス号。 それらが偶然ノーチラス号に乗り合わせることになった学者である主人公の記録として綴られる、完璧な名作です。

Posted byブクログ

2020/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原書で約600ページもある作品を省略したもので、大変読みやすかったです。それでも途中少し退屈に感じることがあったので(ずっと船の中にいるわけなので)原作を読むのは難しいだろうなと思いました。有名な作品をさくっと読みたい人におすすめです。 汽車や汽船は石炭で走り、電気で走る潜水艦や潜水服もない時代にこれを書き上げたベルヌの想像力は素晴らしいと思います。情景を想像しながら読むのにふさわしい小説だと感じました。 あまり登場人物に感情移入するような小説ではなかったのですが、ネッドとコンセーユが自らを犠牲に教授を助けようとするシーンは感動しました。 ネモ艦長が何を、何故憎み、その後どうなったのか。何も分からないまま本書は終わります。この謎は続編の「神秘の島」にて解き明かされるようなので、いつか読んでみたいと思います。

Posted byブクログ

2018/07/11

有名な海底冒険記。 まだ飛行機もなく、汽車や船が石炭で走ってる時代に書かれた、近未来の画期的な内容の冒険記。 そんな時代に、電気で動く潜水艦ノーチラス号の話を書けるとは、作者のベルヌは頭が良かったんだろうなあ。 偶然ノーチラス号に助けられて閉じ込められたフランスの教授が主人公。 ...

有名な海底冒険記。 まだ飛行機もなく、汽車や船が石炭で走ってる時代に書かれた、近未来の画期的な内容の冒険記。 そんな時代に、電気で動く潜水艦ノーチラス号の話を書けるとは、作者のベルヌは頭が良かったんだろうなあ。 偶然ノーチラス号に助けられて閉じ込められたフランスの教授が主人公。 ノーチラス号のネモ艦長の謎めいた行動と、教授のやりとり、まだ見たことがない海底や深海生物の話を教授視点で書かれている。 子供向けだけど未知の海底世界を描いた作品は大人でもワクワクすると思う。

Posted byブクログ

2019/01/04

19世紀に書かれたSF小説。『ふしぎの海のナディア』は本書を原案とする。 架空のフランス人博物学者らが、謎の男ネモ艦長が率いる潜水艦ノーチラスに乗り込み、七つの海を航海する。 歴史的書物であり科学的記述はかなりいい加減であるが、具体的な地名や緯度経度が度々登場するため、地理の勉強...

19世紀に書かれたSF小説。『ふしぎの海のナディア』は本書を原案とする。 架空のフランス人博物学者らが、謎の男ネモ艦長が率いる潜水艦ノーチラスに乗り込み、七つの海を航海する。 歴史的書物であり科学的記述はかなりいい加減であるが、具体的な地名や緯度経度が度々登場するため、地理の勉強になる。この訳本はルビがふられているので子供が読むにも適しているが、ネモ艦長の描写はいかにも意味深げで大人が読んでも退屈しない。

Posted byブクログ

2014/01/04

海底二万マイルは変な話だった。 それはたとえば最終的にみんなは別々にすごし普通にくらすからだ。 でも変なところだけじゃなく、船でくらすことの大変さや食料の問題も分かった。 だからぼくは船では生活したくない。 だが、とても人間がクジラをとらえることはできないとぼくは思った。 重さや...

海底二万マイルは変な話だった。 それはたとえば最終的にみんなは別々にすごし普通にくらすからだ。 でも変なところだけじゃなく、船でくらすことの大変さや食料の問題も分かった。 だからぼくは船では生活したくない。 だが、とても人間がクジラをとらえることはできないとぼくは思った。 重さや力ではクジラの方が強い。 ただ、ネモ船長という名前は変だが、正体が分からないので知りたい。 でも最後の大うずまきはびっくりした。 あんなのにながされると絶対に死ぬ。 だからぼくは「海底二マイル」をよんで海はこわいと思った。 2013年11月30日

Posted byブクログ

2010/11/25

なにかの本でオススメされていて読んでおこうと思って読みました。 潜水艦が登場していない時代にこの物語が書かれたのはすごいと思います。海の中の事を知らない時代に読んだらワクワクすると思います。ただ、名作といわれてたり評価が高い分期待が大きかったのか、原作から内容が少し削られている...

なにかの本でオススメされていて読んでおこうと思って読みました。 潜水艦が登場していない時代にこの物語が書かれたのはすごいと思います。海の中の事を知らない時代に読んだらワクワクすると思います。ただ、名作といわれてたり評価が高い分期待が大きかったのか、原作から内容が少し削られているバージョンだからか面白いと思えませんでした。

Posted byブクログ