そして夜は甦る の商品レビュー
98038 ジャーナリスト誘拐と都知事選挙が絡みあってやや煩雑。じっくり書いてあるがエピゴーネンの域を出ない。 ★再読―――――――――――――――――――――――――――― 回転木馬のデッドヒート/村上春樹 98039 初読の時ほどの感慨はなかった。
Posted by
日本が舞台ながら超ハードボイルド&超クールな主人公沢崎カッコヨス。今ホットなあの都知事を彷彿とさせる都知事(俳優の弟も出るよ!)が出てくる上にスゴイ展開なのでオススメ。
Posted by
年末年始に向けてお借りした、めったに読まないジャンル。目新しくて楽しかった。男性の書くハードボイルド探偵は実在感が全くない。このシリーズの主人公沢渡(ファーストネームはずっと不明のままである)は、お掃除はする。作品になっている事件の最中には着替えはほとんどしない。自宅に帰ることは...
年末年始に向けてお借りした、めったに読まないジャンル。目新しくて楽しかった。男性の書くハードボイルド探偵は実在感が全くない。このシリーズの主人公沢渡(ファーストネームはずっと不明のままである)は、お掃除はする。作品になっている事件の最中には着替えはほとんどしない。自宅に帰ることはめったになく、当然入浴の機会も少ない。臭くないのが不思議。食事はメタボになりましょう、お手本のような食生活で、どこへ行くにもたいてい酷使された中古のブルーバード(まだ生産しているのかな)なので、運動不足は必至。でも、どこで培ってきたのか喧嘩の要領は身に着けているようで、数少ない立ち回りのシーンでは割と要領がいい。生活費や経営の必要経費は下請けや雑多な依頼報酬である小金から作ることにしているらしく、規定額以上の大金のやり取りは全てお断りしている。係累はなし、友人と相手は思っていても本人が思っている人間はほとんどなし。自分から仕事以外の件で人を誘うことはほぼ無し。ペットなし。事件がなければいつも一人だ。趣味は記載されていないが、あえて言えば時間つぶしに棋譜を読むこと?楽しい思いをするのはきらいらしい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チャンドラー意識しすぎだと思う。いいぞもっとやれ。やっぱ舞台が東京だと土地勘あるのでわかりやすいなあ。ともかくチャンドラー分が濃いので好きな人にはお勧め。それを差っ引いても面白い。いいからとにかく読んでほしい。
Posted by
探偵・沢崎シリーズ1作目。 面白かった。これぞ正統派の探偵ハードボイルド。沢崎が渋くて、格好イイ。時代背景が一昔以上前であるせいか、最初、少し古臭い感じがしたけど、だんだん気にならなくなり、途中からはのめり込むように読んだ。シリーズを読むのが楽しみ。 ただ、都知事とその弟が、某現...
探偵・沢崎シリーズ1作目。 面白かった。これぞ正統派の探偵ハードボイルド。沢崎が渋くて、格好イイ。時代背景が一昔以上前であるせいか、最初、少し古臭い感じがしたけど、だんだん気にならなくなり、途中からはのめり込むように読んだ。シリーズを読むのが楽しみ。 ただ、都知事とその弟が、某現知事とその弟と何やら被ってるように見えるのはお遊びだろうか。出版当時にはまだなっていなかったはずで、ビックリ。
Posted by
和製マーロウの口コミで手をつけたが、その評価に偽りはなかった。オリジナルを超えたのではなく、二人によって生み出された作品と言いたい。ラストシーンがしびれた。
Posted by
4月-15。3.5点。 沢崎シリーズ第一作。行方不明になった記者の妻から、夫の捜索を依頼される。記憶喪失の男や、大企業の一族が絡みながら、スケールが大きくなって行く。 ガチガチのハードボイルド。
Posted by
お口の上にヒゲをたくわえたダンディな男性が読んでいるのだろうハードボイルド小説を初めて読みました。これを読めばその男性(ヒト)の気持ちがわかるかも、なんて思っていたのかな。わからない魅力があったのでまだ沢崎を追いかけます。 早く書ける方法を見つけたので年内に新作発表します。と...
お口の上にヒゲをたくわえたダンディな男性が読んでいるのだろうハードボイルド小説を初めて読みました。これを読めばその男性(ヒト)の気持ちがわかるかも、なんて思っていたのかな。わからない魅力があったのでまだ沢崎を追いかけます。 早く書ける方法を見つけたので年内に新作発表します。とおっしゃってから10年近い月日が流れている作者のエピソードは無性に好きです。
Posted by
2000年頃読了。 原尞はいい………。日本のハードボイルド作家で本物は原尞だけだと思う。甚だ寡作なのが読者としては大変困る。 シリーズに「私が殺した少女」「天使たちの探偵」「さらば長き眠り」「愚か者死すべし」 とあり、さらば長き眠りが95年、愚か者死すべしが04年であり、9年も間...
2000年頃読了。 原尞はいい………。日本のハードボイルド作家で本物は原尞だけだと思う。甚だ寡作なのが読者としては大変困る。 シリーズに「私が殺した少女」「天使たちの探偵」「さらば長き眠り」「愚か者死すべし」 とあり、さらば長き眠りが95年、愚か者死すべしが04年であり、9年も間があいている。 04年にはサイン会を行い、その際80過ぎの御老人に「死ぬ前に間に合いました」と言われたらしく、「次はそんなにお待たせしません」とどこかで書いていた割には続編がまだ。…待ってます。
Posted by
再読した。 デビュー作だが、最初から素晴らしい文体に感動した。好きなセリフを引用したらキリがないだろう。
Posted by