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絵のない絵本 の商品レビュー

3.7

172件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    11

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2023/01/26

ひとつひとつに繋がりがないから読み込めない。 もっと他のジャンルがばらばらと入っているのかと……語り口調も古めかしく、期待していた分少し残念。

Posted byブクログ

2022/12/01

 月が絵描きに語りかける33篇の話。一つ一つはつながりがなく、二、三ページで終わってしまうのであるが、主人公が語りかける月ということで、ヨーロッパは勿論のこと、インド、中国と場所を問わず、そして時代について幾年をも経ていて、月は自身が隠れることないときはあらゆることを観ているとい...

 月が絵描きに語りかける33篇の話。一つ一つはつながりがなく、二、三ページで終わってしまうのであるが、主人公が語りかける月ということで、ヨーロッパは勿論のこと、インド、中国と場所を問わず、そして時代について幾年をも経ていて、月は自身が隠れることないときはあらゆることを観ているという設定。  基本はキリスト教を下地としているも、教訓めいたものでなく、あまり惨たらしくもなく、まさに月夜が照らしていくように情景と物語が流れていく。  なかなかに頭に残らないが、この物語はそれでいいのではなかろうかと思える。

Posted byブクログ

2022/08/21

大人でも楽しめるアンゼルセン童話 月が孤独な絵描きに話しかける色々な国のストーリー ハッと気が付かされるお話やクスクス笑ってしまう小話、 心あたたまる子どものお話などなど 魅力的な短編物語が詰まっています。

Posted byブクログ

2022/08/06

三十三夜の物語。 生きている喜びを感じられる一夜もあれば、儚い一夜もある。世界中のあちこちで暮らしている人々の日常の物語。 昨晩も一昨日の晩も、アンデルセンのいた200年前の夜も、1000年前の夜も、ノアの大洪水の夜も、ずっと変わらず月は私たちをそっと見続けている。 なんだか不思...

三十三夜の物語。 生きている喜びを感じられる一夜もあれば、儚い一夜もある。世界中のあちこちで暮らしている人々の日常の物語。 昨晩も一昨日の晩も、アンデルセンのいた200年前の夜も、1000年前の夜も、ノアの大洪水の夜も、ずっと変わらず月は私たちをそっと見続けている。 なんだか不思議

Posted byブクログ

2021/08/26

最初の3ページでひれ伏した なぜ絵がなくてこんなに鮮やかな世界に何度もジャンプ出来るのか意味がわからない

Posted byブクログ

2021/04/21

月が見てきた景色を語る千一夜物語。 説教臭くはなく、無常感に苛まれることもない。 世界は暖かくて寂しくて美しい。

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2020/06/26

タイトルが気になり、本屋で立ち読みをしてページをめくること数ページ。素晴らしい本に出会ってしまった!と一目惚れをして購入しました。 絵のない絵本、そこには幻想的で少し悲しい美しい景色が広がっていてまさに絵のない絵本。名前の通りでした。お話は絵描きに月が話しかける形式で語られており...

タイトルが気になり、本屋で立ち読みをしてページをめくること数ページ。素晴らしい本に出会ってしまった!と一目惚れをして購入しました。 絵のない絵本、そこには幻想的で少し悲しい美しい景色が広がっていてまさに絵のない絵本。名前の通りでした。お話は絵描きに月が話しかける形式で語られており、短編集。アンデルセンの豊かな感性と目の前の美しい自然を映し出せる文章力。想像するのは異国の幻想的な風景、宝石箱のような本です。中には悲しいお話もあり、人生を感じるものも多くあります。 一度だけでなく何度も読んで昇華させたいと思える本で、もう一度読んで景色を広げたいと思っています。美しい絵は文章でも伝わってくるものだなぁ、と感動しました。

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2019/12/31

貧しい絵描きに絵を描く題材を与えるため、月がこれまで見てきた様々な景色や人々を毎晩語って聞かせる物語。 アンデルセンの童話のように印象的な教訓や寓意はなかったが、まるで本当の絵のような美しい情景描写が印象的。 学校の国語と美術の合同授業とかでこの本を読んで自分の想像した世界を...

貧しい絵描きに絵を描く題材を与えるため、月がこれまで見てきた様々な景色や人々を毎晩語って聞かせる物語。 アンデルセンの童話のように印象的な教訓や寓意はなかったが、まるで本当の絵のような美しい情景描写が印象的。 学校の国語と美術の合同授業とかでこの本を読んで自分の想像した世界を絵に起こして友達の描いた絵との違いを体験するのも面白そう。

Posted byブクログ

2019/10/18

世界中のみんなをそっと見守る月の視点から書かれた本当に絵本のような物語。全部で33夜。私は6、7、26、27、28夜が好きでうっとりした。はじめは太陽でもいいじゃん、何でアンデルセンは月にしたんだろ?って思ったけど、読み終わると、優しさと穏やかさと切なさを感じられるのは月だからだ...

世界中のみんなをそっと見守る月の視点から書かれた本当に絵本のような物語。全部で33夜。私は6、7、26、27、28夜が好きでうっとりした。はじめは太陽でもいいじゃん、何でアンデルセンは月にしたんだろ?って思ったけど、読み終わると、優しさと穏やかさと切なさを感じられるのは月だからだな、と感じた。

Posted byブクログ

2018/09/21

イメージがあっちこっちに飛びまわり、インスピレーションを与えてくれる。特に、ひやっとした大理石の感じや、暗くてじめじめしてざらついた監獄の壁や、ひんやりとして明るい砂漠の夜のイメージがものすごく鮮明に、絵画的に見えた。

Posted byブクログ