分身 の商品レビュー
今、世間でも体外受精について、代理出産について議論がなされているけれど、タイムリーにこの本を読んでしまってとても考えさせられた。 DNAとしての親、生まれてくるにあたっておなかの中で育ててくれた親、いったいどちらが本当の親なのか。そして体外受精による人間のクローン化。 ここまで倫...
今、世間でも体外受精について、代理出産について議論がなされているけれど、タイムリーにこの本を読んでしまってとても考えさせられた。 DNAとしての親、生まれてくるにあたっておなかの中で育ててくれた親、いったいどちらが本当の親なのか。そして体外受精による人間のクローン化。 ここまで倫理を逸脱した問題が現実問題となっている今のリアルな怖さを改めて実感。おもしろかったー。 神の領域に、人間はどこまで挑んでいくんだろう。
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「クローン」という現代的なテーマで迫る作品。「クローン」であることが明かされるまでの謎解きは面白かったが、最後が走りすぎの感が。
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18年10月 医学の発展とともにいつかは出てくる問題かもしれません。作者の神の領域を犯すことに対する懸念、怒り、そういった行動に安易に踏み出しかねない現代の風潮に対する警告心が書かせたのかなって思います。
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この人の本は読みやすい。 だから何冊も読める。 それがすごい。 だけど、後味が残らない。 だから捨てやすい。
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クローンという難しいテーマだけど、内容は理解しやすく面白い。 個人的に、終わり方に少し物足りなかったかな。
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こういう最新医学を扱った話はとてもおもしろい。でももう少し前に読みたかった。今では誰もが知っている技術の話。倫理上人間に応用しないように法律も確立されているのかな。どうなんだろう?
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終わり方がちょっとシンプルで詰まんないですよね。 ただお話はすごく面白いです。気になるのは終わりだけだったから。。 個人的に双葉ちゃんと脇坂さんはくっついてほしかった。。
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もしも、ブラウン管越しに、目の前に、自分と同じ顔をした別人が現れたらどうしますか? 趣味も性格も正反対。まったく違う人生を生きてきたもう一人の自分。 そんな2人の女性をめぐるお話。
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母性ってなんだろうと、考える作品です。主人公2人の母親(氏家静恵、小林志保)は、間違いなくそれを持っていた。自分と血の繋がっていない子供を妊娠したというだけで。世の中には血の繋がった自分の子どもすら愛することができずに、最悪の場合死に至らせるケースが多々あります。2人はそうなって...
母性ってなんだろうと、考える作品です。主人公2人の母親(氏家静恵、小林志保)は、間違いなくそれを持っていた。自分と血の繋がっていない子供を妊娠したというだけで。世の中には血の繋がった自分の子どもすら愛することができずに、最悪の場合死に至らせるケースが多々あります。2人はそうなってしまってもおかしくない要素がたくさんあったはずなのに。これは生物的倫理を何度繰り返しても答えの出ない、本人すら答えの出せない、本能的な何かが一瞬一瞬を支配しているからのような気がします。鞠子と双葉に対する2つの母性に、言いようの無い感情が爆発した作品でした。
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自分にそっくりの人物がいるらしい。自分の出生にはその人物が関係しているのでは?という話。 終わり方がなんとなくすっきりしない。
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