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寺内貫太郎一家 の商品レビュー

4.3

28件のお客様レビュー

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2012/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テレビドラマの後発で出た本。らしいけどドラマ自体は見てない。 典型的な昭和の人情ちゃぶ台ストーリーだけど、登場人物みんながいい人で魅力的でおもしろくって泣ける。 お姉ちゃんの結婚のくだりが何回読んでも涙が出る。 人情ものでほっこりしたい時に読む本。

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2011/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京・下町(谷中)で三代続く石屋「寺内石材店(石貫)」の主人・寺内貫太郎を中心とし、家族や近隣の人との触れ合いを描いたホームドラマ。家族に手をあげ、何か気に入らないことがあるとすぐちゃぶ台をひっくりかえすような、頑固で短気で喧嘩っぱやいが、どことなく憎めずむしろ共感してしまう昔ながらの下町の親父。 石工のイワさんと奥さんの里子がいい感じ。美人の姉静江とノッポの弟周平の仲のよさも微笑ましい。男の子が家の女の人を大切にしているといいなあと思う。

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2011/08/31

頑固なオヤジ。優しくも強い母。 今は無きあたたかな家族の物語。 ホッとしたり、怒ったり、 時には涙も流したり。 胸の奥の方がキュッとなる作品です。

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2011/07/03

日本の家父長制度の典型的な家族像がある。父は無口で、手が早く、でも情に厚い。母はそんな父を支えながら、子供や周辺に明るく振る舞う。 笑いと涙が自然にこみ上げる向田邦子ならではの代表作。

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2009/10/07

口下手で怒りっぽく、涙もろい。 そんな古き良き日本のお父さん・寺内貫太郎と、家族の日常を描いた物語です。 時代を超えても物語が面白く新鮮に感じられるのは、登場人物の一人一人に魅力があるからだと思います。 例えば、思いやりに溢れて時にはきちんと叱ってくれるお父さんは、読者に「こん...

口下手で怒りっぽく、涙もろい。 そんな古き良き日本のお父さん・寺内貫太郎と、家族の日常を描いた物語です。 時代を超えても物語が面白く新鮮に感じられるのは、登場人物の一人一人に魅力があるからだと思います。 例えば、思いやりに溢れて時にはきちんと叱ってくれるお父さんは、読者に「こんなお父さんがいるといいなあ」という憧れの気持ちを持たせます。 同時に「うちのお父さんとも似たところがあるなあ」という共通点や親しみやすさを抱かせます。 憧れと共通点を兼ね備えてこそ、人間味があり、魅力的な登場人物が出来上がるのです。 向田邦子は、作中の人物にそのような魅力を持たせることがとても上手だと思います。

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2011/07/17

ワタクシの読んだこの本は、ドラマ放送のすぐあと位に出版された本で、古本屋さんで見つけましたが、横尾忠則さんの表紙デザインのものです。当時、横尾さんもドラマに出演されていたらしいですが、自分は見ていないのです。向田さんの本を読むようになったのは、亡くなられた後でした。

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2009/10/04

喧嘩早くて涙もろい、石屋の親方貫太郎を柱に、くせのある家族のてんやわんやを人情味豊かに描くホームドラマ。貫太郎一家の日常が展開されていくんだけれど、その日常がとにかく騒々しい。口より先に手が出るタチの父、貫太郎は、ことある毎に家族を張り倒す。妻、息子娘はもちろん、お手伝いの少女や...

喧嘩早くて涙もろい、石屋の親方貫太郎を柱に、くせのある家族のてんやわんやを人情味豊かに描くホームドラマ。貫太郎一家の日常が展開されていくんだけれど、その日常がとにかく騒々しい。口より先に手が出るタチの父、貫太郎は、ことある毎に家族を張り倒す。妻、息子娘はもちろん、お手伝いの少女や他人の子供ですらちぎっては投げの奮闘振り。殴られた方も食って掛かるので、家族の団欒、夕食の席は決まって乱闘騒ぎである。しかし父の鉄拳は、家族への隅まで行き届いた心遣いから出るもの。「貫太郎は好きな人間しか殴らない」とは彼の母の言葉。家族ひとりひとりが抱える悩みを、不器用ながらも体当たりで向かっていく貫太郎の温かさ、大きさに魅入られてしまった。一話完結の短編が十数編、話の数だけ泣けたね。古きよき日本の家族、だなんていいたかないけれど、今では見られない家族の形なんだろうね。

Posted byブクログ

2009/10/04

第19回: 向田邦子 『寺内貫太郎一家』   http://ameblo.jp/pippu-t-takenoki/entry-10003018490.html

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