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楼蘭 の商品レビュー

3.5

31件のお客様レビュー

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2010/10/25

主に中国・西域・印度を舞台にした短編歴史小説集。 前半の西域の話がやはり読んでいてロマンを感じられて一番楽しい。 しかし、やはりこの方はその人の書く文章そのものというよりも扱っている題材が面白いのだと思う。

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2010/07/20

西域、中国、インド、匈奴、日本,中には明らかなフィクションものもある 12の短編からなる本 西域の話を読むたびに 思わず思いを馳せ 不便だけれどいつか行ってみたいと思う。 そう言えば教科書に載っていた 中島敦の“山月記”によく似た話もあった。

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2010/03/16

世界史の教科書に出てきたヘディン、探し求めた楼蘭とはどんな国だったんだろうと思っていたけどこの本を読んで知ることができました。 2000年ほどの時間を経て発見される、ロマンですねぇ。

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2009/10/19

井上靖の歴史短編小説集。 1:楼蘭 2:洪水 3:異域の人 4:狼災記 5:羅刹女国 6:僧伽羅国縁起 7:宦者中行説 8:褒ジ(女以)の笑い 【ここまでは中国西域の説話】 9:幽鬼 10:補陀落渡海記 11:小磐梯 12:北の駅路 【ここまでは日本の説話】 12話と盛りだ...

井上靖の歴史短編小説集。 1:楼蘭 2:洪水 3:異域の人 4:狼災記 5:羅刹女国 6:僧伽羅国縁起 7:宦者中行説 8:褒ジ(女以)の笑い 【ここまでは中国西域の説話】 9:幽鬼 10:補陀落渡海記 11:小磐梯 12:北の駅路 【ここまでは日本の説話】 12話と盛りだくさんです。 通勤途中に1〜2話/日に読み進めるのに丁度よいです。 彼の作風が自分に合うかどうか試したい方に、お勧めの一冊。 人間の感情描写やその表現の細やかさに、 二千年前の楼蘭人や西域の人々の息づかいがそのまま 立ち上ってくるような錯覚を覚えます。 とにかく、お勧めの一冊です。 読み返した数少ない小説の一つです。

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2009/10/04

 オリエント情緒というかシルクロードロマンというかそういうのを感じたい時に ぱらっとめくって好きなとこを読んで満足する一冊です。 ずっと手元に置いておきたい。

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2009/10/04

今はあまり読まれないようですが、井上靖の歴史小説はいまなおその輝きを失っていないように思います。 個人的な好みで、まずは『楼蘭』いかがでしょう。

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2023/02/24

これは作家井上靖氏の昭和30年代中心の短篇小説集です。標題に代表されるように西域に主題をとった作品群が多く、この地域に関心の深い私には前から読みたかった作品です。小説というよりは史書のような趣きで、どこまでが創作でどこからが史実かとかわからなくなりそうなくらい、引き込まれます。日...

これは作家井上靖氏の昭和30年代中心の短篇小説集です。標題に代表されるように西域に主題をとった作品群が多く、この地域に関心の深い私には前から読みたかった作品です。小説というよりは史書のような趣きで、どこまでが創作でどこからが史実かとかわからなくなりそうなくらい、引き込まれます。日本の説話にまつわる作品も集録されており、磐梯山の爆発の事件に主題をとった小磐梯という作品も味わい深いです。ま、核となる作品は間違いなく楼蘭です。実際にあった楼蘭という小国の過酷な運命が描かれており、それと興味尽きない謎の湖、ロプノールの変遷も興味津々です。読後、シンセサイザー奏者の喜多郎の作品を聞きながら床に入ると一層効果的です。

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2009/10/04

中国西域を舞台としたものが中心の短編集。 楼蘭の話は子供の頃になんかの本でも読んだけど、中央アジアっていまいち場所がよくわからない。 このあたりも行ってみたいけど、お金かかるうえにハードそうだなぁ。

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2011/08/16

高校時分に現代文の恩師からこの本を譲り受けました。これを読んで楼蘭を訪れたくなった人は多いことでしょう。かく言う私もその一人です。現時点では簡単に足を踏み入れられる地ではないのが残念ですが、いつかこの目で楼蘭の姿を見ることができたらなあと願ってやみません。

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2009/10/04

時代背景が二千年以上前なのに、目で見たことを書いているのではなかろうか??と思うほどの描写力、情報量、構成力。運命に翻弄されながらも生き抜こうと必至にもがく人々の背中に、人間の強さを感じます。

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