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禁色 の商品レビュー

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90件のお客様レビュー

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2012/04/09

圧倒的な文章力に唖然とさせられました。これだけの登場人物でなんでこんなに書けるのか…本当にユッキーは…とかもう物語を楽しむと共に三島由紀夫の書いた日本語を楽しみました。 内容的には三島由紀夫の人間思想がよく反映されてたような… 三島文学の中の女性は抑圧された時代の中にありながらも...

圧倒的な文章力に唖然とさせられました。これだけの登場人物でなんでこんなに書けるのか…本当にユッキーは…とかもう物語を楽しむと共に三島由紀夫の書いた日本語を楽しみました。 内容的には三島由紀夫の人間思想がよく反映されてたような… 三島文学の中の女性は抑圧された時代の中にありながらも凛とした美しさ、強さと横からつつくだけであっという間に倒れてしまうような脆さを併せ持っている気がします。

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2009/10/04

春の雪や金閣寺には及ばないけれど、面白い。 挑戦的で、エスキースのような要素を持った作品。 三島由紀夫はきっと自分を悠一と重ね合わせていたのだろう。

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2009/10/04

三島由紀夫の理想と現実が見え隠れする一作。 やっぱりひねくれてんな〜と思うけど、最後まで飛ばさずに読めてしまう。読ませる力がすごいっす、三島さん。

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2009/10/04

大好き。長くて疲れるけれど、美青年が老人に翻弄され翻弄して周囲の人間を陥れていく様が面白いです。時代が煌びやか(な気がする)。

Posted byブクログ

2009/10/04

重い、熱い、濃い。単細胞な私には作品の本質が難解でした。単細胞ゆえ、内容には満足です(笑)。時間を置いてまた読み返そう。

Posted byブクログ

2009/10/04

重かった…一文一文がとりあえず重いので、全体的な印象がなんだか薄い…昭和初期にゲイ・パーティーが開催されていたことが一番のインパクトだったくらいに。ラストを念頭においてもう一度読み直したいかもしれない。まぁ、たぶんかなりの時間をおいて。

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2009/10/04

長かった濃かった肉感的だった圧倒された。 なんていうか、うん、肉。(なにそれ) 俊輔の言葉がときどきすとんと自分の中に落ちてきてはっとした。

Posted byブクログ

2009/10/04

老人が同性愛の美青年を傀儡として現実に復讐を企てるお話。 解説には、3人の女性への報復を終えたところで第1部(18章)は終了。と書いてあるけど、その時点では恭子への報復はまだ終わってない気がするんだけど? てか、この作品は正直興味わかない上にややこしいし理解できなくても考えるのも...

老人が同性愛の美青年を傀儡として現実に復讐を企てるお話。 解説には、3人の女性への報復を終えたところで第1部(18章)は終了。と書いてあるけど、その時点では恭子への報復はまだ終わってない気がするんだけど? てか、この作品は正直興味わかない上にややこしいし理解できなくても考えるのもめんどーでさっさと読み終えたいからそのままスルーして只『目を通した』だけだったかも。 そんな読み方じゃ時間の無駄だし無意味すぎるんだけど(しかも600ページ近くあるから文庫本なのに読みづらかった)。 ホモに興味ないし、この作品が書かれた時代と違って現代じゃ『同性愛』にも大してタブー意識もインパクトもないしネ。 三島は一行ですむ所を百行駆使して魅了する、みたいな芸風だと思うんだけど、テーマというかいいたいことが似通ってる作品が多い気がするんだよなぁ。そうなると格別刺激がないとそのボリュームがただの負担になっちゃって、読むのがしんどくなる・・・と思うのは私だけでせうか? まー作品の内容別にして、三島の芸(比喩・逆説やらレトリック等)だけ楽しむってならいいケド。

Posted byブクログ

2009/10/04

三島由紀夫作品を手に取るのは、これが3作目。テーマも文体も好みだが、とにかく長い(笑)読了までにかなりの時間を要した。人間の、心理の深さや、人間自体の深さ、みたいなものを感じた一冊。お気に入りの2文を紹介。「愛する者はいつも寛大で、愛される者はいつも残酷さ。」「人間をいちばん残酷...

三島由紀夫作品を手に取るのは、これが3作目。テーマも文体も好みだが、とにかく長い(笑)読了までにかなりの時間を要した。人間の、心理の深さや、人間自体の深さ、みたいなものを感じた一冊。お気に入りの2文を紹介。「愛する者はいつも寛大で、愛される者はいつも残酷さ。」「人間をいちばん残酷にするものは、愛されているという意識だよ。」

Posted byブクログ

2009/10/04

禁色というくらいですからね、ま、そういうことですが、映画とかにして欲しいかもしれません。 読むだけで豪華絢爛な想像が出来ます。

Posted byブクログ