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星々の舟 の商品レビュー

3.8

334件のお客様レビュー

  1. 5つ

    79

  2. 4つ

    125

  3. 3つ

    87

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    3

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2009/10/04

すごく良かった。読後感もわるくない。 「家族」というものが、それを構成する人間ひとりひとりの視点から描かれていて、いかにそれが困難ものであり、しかも、簡単には割り切れず、諦めきれないものであるかがよくわかる。

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2009/10/04

ある家族のそれぞれ違った世代の抱えた悩みが短編のように綴られている。 禁断の恋に悩み、何年経ってもお互いを忘れらない兄妹のそれぞれの想いが、互いの視点で描かれた『雪虫』と『ひとりしずか』は、読後愛について考えさせられる。

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2009/10/04

第129回直木賞受賞作。 ある複雑な家族の1人1人に焦点を当てた短編集。 母の死をきっかけにそれぞれが成長していく過程を描く。 各短編はそれぞれを主人公にして,時間の流れとともに進む。 幸せとは何か。幸福とは呼べぬ幸せもあるのかもしれない。 どれも感動できたが,やはり男...

第129回直木賞受賞作。 ある複雑な家族の1人1人に焦点を当てた短編集。 母の死をきっかけにそれぞれが成長していく過程を描く。 各短編はそれぞれを主人公にして,時間の流れとともに進む。 幸せとは何か。幸福とは呼べぬ幸せもあるのかもしれない。 どれも感動できたが,やはり男の話の方が感情移入しやすかった。 個人的には「雪虫」が良かったが,他の作品も良い。

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2009/10/04

22日読了。  自分の小説読んでるような気分でした。文体が似すぎてるー。あんまり好きじゃないな(同族嫌悪)  重之の回はリアルだった。まあ私は「体験したことがない」のだからどうとでも言えるだけど。

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2009/10/04

家族内の複雑な人間関係が6人の短編になってる。 それぞれの想いの微妙なずれに何か考えさせられた。が、しかしこんな親父いたら嫌だ。

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2009/10/04

なんだか村山さんらしくないように感じた。キライじゃないけど、あまり読み返さない本。内容はキライじゃないけど…。自分のことか!?と思うような話があって驚いた記憶が。

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2009/10/04

初めて読んだ村山さんの本です。直木賞というのに釣られて読みましたが、こんなに良い作品とは思ってもみなかった。短編連作の手法が充分生かされてる。

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2009/10/04

文庫化されたので、読んでみた。。 「――幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない」 これだけで、文庫本は買ってよかったかも。 それぞれが罪や傷を抱えながら、本人なりに真摯に生きていて それがあくまで淡々とした視線で描かれていて 少し残酷な気がして苦しくもあり、重すぎな...

文庫化されたので、読んでみた。。 「――幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない」 これだけで、文庫本は買ってよかったかも。 それぞれが罪や傷を抱えながら、本人なりに真摯に生きていて それがあくまで淡々とした視線で描かれていて 少し残酷な気がして苦しくもあり、重すぎなくてちょうどよくもあり。 ただ、これが全部ひとつの家族に起きたこと、と考えると 小説とは言えちょっとキツイ…?とやや退いちゃうのが否めないかな〜。

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2009/10/04

1つの家族を題材にした6つの短編で構成された短編連作小説。 6つのストーリーを全部読んではじめて、1つの「家」が完成する。 ある物語では主人公だった人物が、他の物語では客観的に描かれてるのが面白い。

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2009/10/04

個人的にはもうちょっと続きや細部について語って欲しいなぁという部分はありました。 だけど、物語としての意味合いではなく「家族」での役割みたいなものにすごくこだわって書いたのかなぁ?と思うとしっくり来て面白いです。 切ないくらい悲しいくらいドロドロした家庭になってしまったけど子供...

個人的にはもうちょっと続きや細部について語って欲しいなぁという部分はありました。 だけど、物語としての意味合いではなく「家族」での役割みたいなものにすごくこだわって書いたのかなぁ?と思うとしっくり来て面白いです。 切ないくらい悲しいくらいドロドロした家庭になってしまったけど子供達は一生懸命生きていて、仮に他人に褒められない暮らしであっても家族を想う気持ちは一緒だったりするのが、すごく感動します。 物語の構成も重松さんの作風っぽく書かれているのが個人的にかなり惹かれました。

Posted byブクログ