おやすみプンプン(1) の商品レビュー
友人に読後かならず鬱な気分になると言われて、気になって購入。主人公プンプンがまったくしゃべらないのが印象的。初めはひたすら愛子ちゃんかわいい…と思って読んでいたが、しだいに現実の残酷な面を眼前に突きつけられるような絶望感に襲われる。人には勧めにくいが良い漫画だった。
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青少年の幼少期の性の芽生えがえぐいほどリアルに表現されている。読んでいて時々現実に戻って来れなくなる。神様の顔が槇原敬之似。めちゃくちゃに可哀想。続きが気になる。
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あらゆる意味で衝撃的でした。 「プンプン」の存在、描き方だけでなく。 漫画における絵の上手さや構図、言葉だけでない心情描写は一級品なのですが、それを常に「シンプルに崩壊」させているセンス。そのふたつが見事にリンクして表象や記号に動的なリアリティを感じる。 誰にでもある淡い恋とセッ...
あらゆる意味で衝撃的でした。 「プンプン」の存在、描き方だけでなく。 漫画における絵の上手さや構図、言葉だけでない心情描写は一級品なのですが、それを常に「シンプルに崩壊」させているセンス。そのふたつが見事にリンクして表象や記号に動的なリアリティを感じる。 誰にでもある淡い恋とセックスに興味を持ち出しエロビデオにハマる頃の甘酸っぱさを描きつつ、誰にでもある人間の運命に潜む奈落を見事に描き出している。 双方向への振り切れ方が心地すら良い。 ギャグに徹していながら、シリアス。 コミカルでありながらリアル。 神様神様チンクルホイ。
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この人の作品はもう二度と手にとらないだろう。 絵は上手い。 だけどやってることに嫌悪感。 主人公とその家族親族がラクガキ風の鳥なのは、アバターとして自分をそこに投影して読めってこと? 主人公はセリフがない。これはドラクエか? かといって投影したいような楽しい世界ではない。むし...
この人の作品はもう二度と手にとらないだろう。 絵は上手い。 だけどやってることに嫌悪感。 主人公とその家族親族がラクガキ風の鳥なのは、アバターとして自分をそこに投影して読めってこと? 主人公はセリフがない。これはドラクエか? かといって投影したいような楽しい世界ではない。むしろだいたいの人の現実よりもつらい世界。 大人がだいたいイカれてるのは大人は悪ってこと? 古谷実風でもあるけどぜんぜん笑えない。 私は魅力的な主人公を見たくて漫画を読んでいる。 この漫画にはそれがない。
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最初はイラストがとってもとっても好みだったので読んだ。 リアルな風景や人物像の中にらくがきみたいなプンプン。このらくがきチックなものこそ自分が追い求めていたものだ! 因みに内容はとってもゆるい日常生活ものかと思ってたけど初っ端からノックダウンされた。しかもかなりエグい。 それと個...
最初はイラストがとってもとっても好みだったので読んだ。 リアルな風景や人物像の中にらくがきみたいなプンプン。このらくがきチックなものこそ自分が追い求めていたものだ! 因みに内容はとってもゆるい日常生活ものかと思ってたけど初っ端からノックダウンされた。しかもかなりエグい。 それと個人的には巻が進むにつれて増える長い文章が若干苦痛だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジャケ買いした漫画です。 浅野いにおさんを知った作品です。 主人公プンプンの表現に驚いたものです。 子供から思春期、青年となり、環境も変するのですが、プンプンの心理的な描写がリアルです。 連載中のスピリッツのほうもそろそろクライマックスでしょうか。 個人的に好きなキャラクターは、ゆういちおじさんと神様です。
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スピリッツ連載中既刊11巻 小野寺は本当にしょうもない輩。 中身なんてスッカスッカで本当は悩んでるふりがしたいだけなのに、手軽にファッションプチ鬱キメて、そんな可哀想でかわいいわたしにかまってください。 さあ、みなさん。 そんな感じで。
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最低で最高にかわいいプンプンがだいすき!!!!!! プンプンに出会ってから、異性の気持ちについて考えるようになりました。笑 でも、プンプン程の変態にはいまだに出会えてません。笑 わかったこと。 私には変態は扱いきれない!
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再読。1-11巻。人間の様々な感情が交錯する。リアルすぎる。プンプンはデフォルメ。最初は謎だったけど、誰にでも投影できるってことなのかな。
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不安定な家庭の中で暮らしていた小学生の男の子、プンプン。ある日、父親がDVで捕まり、母親は入院し、離れ離れになってしまう。 そんな時にやってきた転校生・愛子ちゃんにプンプンは一目惚れ。順調に距離を縮める中、プンプンは愛子ちゃんの秘密を知ってしまう。 個人的な決まりとして、1巻の...
不安定な家庭の中で暮らしていた小学生の男の子、プンプン。ある日、父親がDVで捕まり、母親は入院し、離れ離れになってしまう。 そんな時にやってきた転校生・愛子ちゃんにプンプンは一目惚れ。順調に距離を縮める中、プンプンは愛子ちゃんの秘密を知ってしまう。 個人的な決まりとして、1巻のレビューではあらすじから入るようにしているのだが、これで合っているか不安である。決して恋愛がメインではないし、かといって成長譚とも違う。シュールな登場人物、プンプンだけでなく他の児童も背負っている重い家庭環境、どうしようもない絶望一歩手前を歩くギリギリのストーリー展開。このシュールささえ大丈夫なら、ハマるだろう。 特徴的なのは、大人のキレ具合だ。普段は普通に社会生活を営む人として描かれているのに、突如として壊れる。その対比として、大人に真っ向から対抗する力もなく巻き込まれるプンプンたちがいる。 だがプンプンたちはプンプンたちで、小学生らしい生活を生きている。男子と女子で張り合ったり、エロ本を探したり、誰も近づかないようなところに冒険したり……。かわいらしい小学生の生活と、それを取り巻く絶望的な大人の世界のバランスが絶妙だ。 何より驚いたのが、プンプンの家系の人物がすべて「鳥」で描かれていること。この展開と、自分のシュールさを見越した上でそうしたのなら、とんでもない作者である。
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