東京夜話 の商品レビュー
「東京」をモチーフにした短編集。 いしいさんの関西ことばが時折いい薬味になってる。 特にすきなのは、神保町で白い学生服を着て古本屋を巡りあるく老人の話。 世界には自分の本が一冊ある、という彼の言葉の重さは忘れがたい。
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東京をテーマに書かれた短編集。純愛・ホラー・SF等さまざまなテイストを贅沢かつ無節操にちりばめてある。 これ、もう1回読むわ。素晴らしい。
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田町のアパートの一室にひっそりとあった闇のバー。酒と詩情溢れる「うつぼかずらの夜」。新宿で世にも可憐なダッチワイフを助ける「天使はジェット気流に乗って」。大海で出会った二匹が築地で思いを遂げる純愛物語「クロマグロとシロザケ」など、東京の街を舞台とする全18篇
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『トリツカレ男』がかなり良かったので期待して読んだのだが、結果としては期待以下であった。 東京を彩る何篇もの不思議な話なのであるが、現実を揶揄しているところに面白さを感じることができるかどうかが、この作品の好き嫌いの分かれ目となるであろう。何篇かはなかなか面白いものがあった
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いしいしんじ氏の短編集。 せーので開いたページの物語を読みながら楽しんでます。 クロマグロとシロザケには泣かされました...それも街中で。
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ちょっと惜しいなぁーと思ったことが。 あたし自身が東京を知らない点。 テレビや本で見聞きする限りの、なんとなく東京しか頭にないもので、東京を肌に感じていたらもっとこの作品が楽しめたのかなと思いました。 東京に行ったら、池袋に行ってみたいです。 人間味がありそう。
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いしいしんじさんのデビュー作らしいです。 知らずに読んでました。 いしいさんの作品はどこか絵本っぽいものを感じるものが多いように思いますがこれは舞台が夜の東京で現実とリンクした感のある小説でした。 底の方に悲しみが漂うファンタジー感はやっぱりいしいさんだなと思いました。
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買ってまだ読んでない本。 他に読みたい本がたくさんあって後回しになってたので これから読もうと思ってる本です。 読み終わりました。 短編でなんか中途半端な終わりの話とか 続きが気になるのがあったけど面白かったです。 一気に読めました。
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2009年11月26日読了。 東京の各所を舞台にした短編集。いしいしんじの小説処女作。 童話めいたお話もあれば、ぱっと見るとエッセイに見える作品まで様々。 小説であると意識せずに読んでいると、まるで本当にあった話のように思えてしまう。 この頃から、この人には嘘を吐く才覚があるんだ...
2009年11月26日読了。 東京の各所を舞台にした短編集。いしいしんじの小説処女作。 童話めいたお話もあれば、ぱっと見るとエッセイに見える作品まで様々。 小説であると意識せずに読んでいると、まるで本当にあった話のように思えてしまう。 この頃から、この人には嘘を吐く才覚があるんだなあと思った。そして決して不快にさせる事無く、むしろ心地よくさせるからまた凄い。
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うーんちょっとこれは、あんまり合わなかった。 ファンタジーすぎちゃって、だいぶ遠くへいってしまっている。 あーでも、アースダイバー読後の今はおもしろく感じられるかもしんないな。
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