バッテリー(6) の商品レビュー
横手との再試合の日は近い。 試合を前に、両校それぞれの野球部員たちの思いは揺れる。 巧と豪を案じる海音寺、幼なじみである門脇に対する感情をもてあます瑞垣、ひたすら巧を求める門脇。 そして、巧と豪のバッテリーが選んだ道とは。 いずれは…、だけどそのそのまで。 『別れるそのとき...
横手との再試合の日は近い。 試合を前に、両校それぞれの野球部員たちの思いは揺れる。 巧と豪を案じる海音寺、幼なじみである門脇に対する感情をもてあます瑞垣、ひたすら巧を求める門脇。 そして、巧と豪のバッテリーが選んだ道とは。 いずれは…、だけどそのそのまで。 『別れるそのときまで、おれは、決して逃げはしない。』 巧、次の一球をここへ。 大人気シリーズ、感動の完結巻。 「そして、彼等はずっとずっと、大好きな野球を続けましたとさ」 では終わらない物語。 それはなぜか。野球が大好きな少年たちの物語であると同時に、彼等の人生の物語でもあるからです。
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ついに最終巻を読み終わりました。読み終わった時はなんとも言えない達成感と終わってしまった寂しさに浸っていました。まだまだこのチームの行く先を見守っていたい気もしますが、この終わり方が一番よかった気がします。勝ち負けにとらわれず、読み終えられてよかった。これからどんな人生を送ってい...
ついに最終巻を読み終わりました。読み終わった時はなんとも言えない達成感と終わってしまった寂しさに浸っていました。まだまだこのチームの行く先を見守っていたい気もしますが、この終わり方が一番よかった気がします。勝ち負けにとらわれず、読み終えられてよかった。これからどんな人生を送っていくのか・・・巧のこれからがすごく楽しみだなと思いました。そして・・・豪といつまでも凸凹な関係でいてほしいなと思います。終わって寂しい・・・けど、素敵な物語に出会えてよかった。最高jな一冊です。ぜひ読んでみてください。
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もっと先まで読みたくなった。 でも、よくここまで書いてくれた。もう二度と戻れない、あのころ。 目の前のことに全力投球して挫折して大人になるんだなぁ。でも、実際は全力で頑張れることに巡り合う人間の方が少ない。
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1巻から駆け抜ける様に読みました。相手チームにもそれぞれのストーリーがあって、それがとっても良かった。横手すきだー!
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単なる爽やかな青春小説やスポ根ではなかった。自分の人生を変えるような唯一無二の誰かに出会う事の、幸福と不幸、自由と不自由の物語だった。 4巻あたりから色んな選手の細かい心理描写が多くなって、ちょっと冗長に感じて勿体ない感じ。4・5・6巻はまとめて2冊位にすると物語全体のスピード...
単なる爽やかな青春小説やスポ根ではなかった。自分の人生を変えるような唯一無二の誰かに出会う事の、幸福と不幸、自由と不自由の物語だった。 4巻あたりから色んな選手の細かい心理描写が多くなって、ちょっと冗長に感じて勿体ない感じ。4・5・6巻はまとめて2冊位にすると物語全体のスピード感が出てもっと良かった気がするな〜。
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中学入学時に父母の故郷である中国地方の新田市に越してきた、野球少年のお話第六巻。 六巻も使ったにしては中途半端だなぁ、というのが正直な印象。 目についたことといえば作者の主人公に対する思い入ればかりで、なんだかもうおなかいっぱい、といった感じ。そういったジャンルのものが書きたい...
中学入学時に父母の故郷である中国地方の新田市に越してきた、野球少年のお話第六巻。 六巻も使ったにしては中途半端だなぁ、というのが正直な印象。 目についたことといえば作者の主人公に対する思い入ればかりで、なんだかもうおなかいっぱい、といった感じ。そういったジャンルのものが書きたいのなら、ジュブナイルではなくライトノベルでやってほしい。
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巧と豪の物語もいよいよ最終回。 4作目までは、夏の大会までは話しが進むことを期待していたが、6作目ではすでにあきらめ、門脇との対決を楽しみにしていた。 ラストまで読み終えて思わずうなってしまった。 あさのあつこさんは、野球小説を書きたい訳ではなく、天才少年とその親友の...
巧と豪の物語もいよいよ最終回。 4作目までは、夏の大会までは話しが進むことを期待していたが、6作目ではすでにあきらめ、門脇との対決を楽しみにしていた。 ラストまで読み終えて思わずうなってしまった。 あさのあつこさんは、野球小説を書きたい訳ではなく、天才少年とその親友の物語を描きたかったのだと最後の最後でようやく納得!
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一巻ごとに話が終わるのかと思いきや、全然そんなことはない。そういうところはマンガみたい。最初読み始めた時は、中心となる人物(目線が則される人物)がいきなり変わるから慣れなくて、なんだよって思ったけど、最後の方は慣れてきて平気だった。最後の新田東中と横手ニ中の試合の結末を描かないの...
一巻ごとに話が終わるのかと思いきや、全然そんなことはない。そういうところはマンガみたい。最初読み始めた時は、中心となる人物(目線が則される人物)がいきなり変わるから慣れなくて、なんだよって思ったけど、最後の方は慣れてきて平気だった。最後の新田東中と横手ニ中の試合の結末を描かないのは読者それぞれに想像させたいから?途中までだいぶ引き伸ばされた感があったからか、えっここで終わり!?っていう驚きはあった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生徒に借りたので読了。シリーズ最終巻。 もちろん野球はしませんよ。番外編に期待。 この本を読んで子供たちは何を考えるかな。 ●こんな終わり方かよ! 良い作品の要素に「不完全さ」というものがある。それを子供たちがわかってくれる一助になってくれればと思う。 しかし、番外編で後日談があるらしいし、不完全なままには終わらないんだね!!
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野球でなくとも良かったのかもしれない。ピッチャーでなくとも。 例えば、バイクのレースに出るライダー。 コンマ一秒を削り取るために、バイクと一体化するために、 そのためだけに走る。 右手が、エンジンの爆発と、ドライブチェーンを通じて伝わる力をコントロールし、 タイヤの...
野球でなくとも良かったのかもしれない。ピッチャーでなくとも。 例えば、バイクのレースに出るライダー。 コンマ一秒を削り取るために、バイクと一体化するために、 そのためだけに走る。 右手が、エンジンの爆発と、ドライブチェーンを通じて伝わる力をコントロールし、 タイヤのゴムがアスファルトと擦れ合ってちぎれ飛ぶのを感じる。 ただ、その思いで走る。 あるいは、ソロギタリスト。 指が弦をはじいて生まれる、それまでは存在もしなかった世界。 強くも、弱くも。激しくも、優しくも。 誰でもない、自分が一人で生み出す、一人の世界。 ピッチャーをするために、球を投げるために生まれてきた。 それ以外の諸々を、どこかに忘れて生まれてきた。 それは魅力的であり、どんな道でも良かったとも思える。 色んな道に立つ、巧の姿を想像してしまう。 誰も、何も、介在できない、介在させない自分と対象だけの純粋な世界。 完全を求める、不完全な世界。 もろく、はかなく、でも美しくもある。 巧だけでなく、周りのそれぞれが変わっていきます。 それは自分を見直し、弱さを知り、傷を確かめ、前へ進むために必要なこと。 成長でしょうか。大人になることでしょうか。 やはり、野球で描くことがこの作品らしさなのだろう。
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