私たちはどうつながっているのか の商品レビュー
交流のネットワークを絵で見せる、というのは発展途上だと思います。今は、何人とつながっているかという単純な数値化しかありません。でも、交友関係は単に多ければ良い、というわけでは有りません。色々な観点から評価が必要です。この先ネットワークはどう進化するのかなあ、と想像しながら読むと楽...
交流のネットワークを絵で見せる、というのは発展途上だと思います。今は、何人とつながっているかという単純な数値化しかありません。でも、交友関係は単に多ければ良い、というわけでは有りません。色々な観点から評価が必要です。この先ネットワークはどう進化するのかなあ、と想像しながら読むと楽しいかもしれません。
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つながりについて理解が深まる本。印象に残ったのは①アメリカの実験で、各自が自分の知人の中で目標人物に近そうな人に手紙を送っていった結果、平均6人で目標人物に届いた。このことを標語的に6次の隔たりという②クラスターとは、3人以上の多すぎない人数のコミュニティのこと。人はクラスターを作って、内輪でつきあいがち③ハブとは、友人が非常に多く、毎日外に出る外向的な人のこと④時間を人間関係に使うか、自己開発に使うか、多くの人と薄くつながるか、濃くつながるか。唯一の答えはなく、結局「何になりたいか」に帰着する
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”スモールワールドとスケールフリーを軸に、現実のネットワークの性質について解説した本。 「つながり」「コミュニティ」を、ネットワーク論から改めて眺めることができた。 <抄録(抜き書き)> ・たいていの人は数人としかつながっていない。いっぽう、たくさんの人とつながっている人が、少...
”スモールワールドとスケールフリーを軸に、現実のネットワークの性質について解説した本。 「つながり」「コミュニティ」を、ネットワーク論から改めて眺めることができた。 <抄録(抜き書き)> ・たいていの人は数人としかつながっていない。いっぽう、たくさんの人とつながっている人が、少ないながらいる。このようなネットワークは、スケールフリー・ネットワークと呼ばれる。(略)80対20の法則のネットワーク版である。(p.126) とても多くの人とつながっているをハブと呼ぶ。 ★ハブになるための基準(p.155) ?能力 ?先住 ?運 ・出る枝の維持は大変だ (略) いつも何かしらの幹事仕事に追われている。(p.168-169) ※コミュマネの悲哀! ★媒介中心性 次数中心性や近接中心性は、橋渡しとはあまり関係がない。橋渡しの度合いを測る時には、媒介中心性というものを用いる。 ・図7-5 Eさんは媒介中心性で測ると中心的である。 しかし、Eさんの役割は特別である。Eさんがいなければ、左のコミュニティと右のコミュニティは連絡をとれなくなるからだ。このようなとき、Eさんの媒介中心性は高い。左コミュニティの誰かと右コミュニティの誰かを結ぶ最短路を考えるたびに、Eさんに1点が入るからである。 ・ハブでなくてもよいのだ。近道を持とうという指針は、媒介中心性を高くすることと関係が深い。 ・自分の周囲のネットワークは、行動によって変えられる。(p.228) <関連本> ・『信頼の構造』山岸俊男 <きっかけ> 未来を創る読書対話会 シーズン6「未来を共に創るつながりの力」の第1回 課題図書として。”
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前提として、ネットワークを人の個性を無視して、点と線で表す スモールワールド 6次世界 だいたい6人で世界中と繋がる クラスター コミュニティで早く繋がる スケールフリー ネットワークは80:20の法則 ハブの存在
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ネットワーク理論の入門書的なもの。 人と人とのつながりを線にして考えてみると、たしかに色々と改めて見えてくるかも。 病後の繋がりの回復度を見ていくのも面白そうですね。
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人のネットワークの仕組みが簡潔にわかりやすく解説してあり、奥深さは各ネットワークの専門の書籍に及ばないかもしれないが、「人と人のネットワーク」として知るべきことの多くを知ることができたと感じた。 自身も含め、多くの人は組織の中で働き、知らず知らずのうちに本書で紹介されているネッ...
人のネットワークの仕組みが簡潔にわかりやすく解説してあり、奥深さは各ネットワークの専門の書籍に及ばないかもしれないが、「人と人のネットワーク」として知るべきことの多くを知ることができたと感じた。 自身も含め、多くの人は組織の中で働き、知らず知らずのうちに本書で紹介されているネットワークを活かしている「つもり」なだけで、その見えない鎖のようなものが理解できていないことがよくわかった。 こうしたネットワークに関する知識は、明日から使える知識をうたうビジネス書で得るか、本書のような専門家の著書を読むかになるのだが、個人的には本書を読み、それを明日から使えるのが最良な気もする。 間違いのない良書。 でもブルーバックスとかハヤカワでなく中公新書から出ているのが謎。あとエルデシュ数とケビンベーコン数が扱われていないのもちょっと謎。おもしろいのに。
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改めて、今読むことで考察を深められるとおもう書籍。 facebookは6次の隔たりどころか3.7次の隔たりになっている。という記事も、最近あったが、ネットワークはインターネットだけの話ではないし、むしろインターネットだけでネットワークの理論を活かし続けるのは勿体無い。リアルでのネ...
改めて、今読むことで考察を深められるとおもう書籍。 facebookは6次の隔たりどころか3.7次の隔たりになっている。という記事も、最近あったが、ネットワークはインターネットだけの話ではないし、むしろインターネットだけでネットワークの理論を活かし続けるのは勿体無い。リアルでのネットワークも6次の隔たりから3.7次の隔たりになるぐらいの取り組みが発生してもいいものだと思う。とは言いつつ、リアルでもそのぐらいしか隔たりがないとしたら、それはそれで困るのかなぁ〜。
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ネットワーク分析の基本的な概念についてわかりやすく丁寧に書いてある本。ソーシャルワークを専門とするOYさんの紹介で購入。数式を使って定量的に評価できるようになりたいという意欲をかき立てられる。著者の哲学、というか真摯さや優しさがにじみ出ており好感を持った。対人関係や自分自身につい...
ネットワーク分析の基本的な概念についてわかりやすく丁寧に書いてある本。ソーシャルワークを専門とするOYさんの紹介で購入。数式を使って定量的に評価できるようになりたいという意欲をかき立てられる。著者の哲学、というか真摯さや優しさがにじみ出ており好感を持った。対人関係や自分自身について考えだす、そういう時期の若者にも勧めたい。
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教養として読んでみた。 友達、友達の友達、…と6連鎖すると、大統領までつながるらしく。 GAFAの一角を為すFacebookは、この理論に基づいているらしく。
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「新ネットワーク思考」がかなり難解だったため、先にこっちを読んだ。 スモールワールドネットワーク、スケールフリーネットワークについて、直感的に分かるよう書かれており、理解しやすかった。 素晴らしいのは、理論だけでなく、得た知識をどのように日頃の生活に応用すれば良いかにまで言及して...
「新ネットワーク思考」がかなり難解だったため、先にこっちを読んだ。 スモールワールドネットワーク、スケールフリーネットワークについて、直感的に分かるよう書かれており、理解しやすかった。 素晴らしいのは、理論だけでなく、得た知識をどのように日頃の生活に応用すれば良いかにまで言及している点。 友達とのちょっとした会話や飲み会のネタとしても使えるかも(笑)
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