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指一本の執念が勝負を決める の商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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2009/10/25

内容は「会社は頭から腐る」とほぼ同じ。これまでの富山氏のキャリアから得られた経営哲学に関するもの。(ただし「会社は〜」の方が深いと思う。)

Posted byブクログ

2009/10/04

著者は東大出身で在学中に司法試験に合格、その後ボストンコンサルティンググループに入社、CDIの立ち上げメンバーの一人となった。03年から産業再生機構の代表取締役専務兼COO(最高執行責任者)に就任。07年4月長期的・持続的な企業価値・事業価値の向上を目的として株式会社経営共創基盤...

著者は東大出身で在学中に司法試験に合格、その後ボストンコンサルティンググループに入社、CDIの立ち上げメンバーの一人となった。03年から産業再生機構の代表取締役専務兼COO(最高執行責任者)に就任。07年4月長期的・持続的な企業価値・事業価値の向上を目的として株式会社経営共創基盤(IGPI)を設立、代表取締役CEO(最高経営責任者)に就任。 エリート中のエリートという感じです。この人がなぜここまですごいのか、この本を読むことで読み取ろうと思い、手に取りました。経営者に本当に必要な能力というのは頭の良さではないとのこと。どういう人間がトップとしての力を発揮できるのか、この本を読むことでわかった気がします。自らの体験を元に、経営者のあるべき姿を提案し、そのような経営者になるためには何を磨いていくべきかを示してくれている。

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2009/10/04

なんというか、非常に勇気付けられた本。 東大法学部→大蔵省/日銀/総合商社→ハーバード/スタンフォード/MITのMBA、タイプの20世紀型の綺麗なキャリアエリートにはもはや価値がない、という主張。 そんなキャリアエリートに圧倒的に足りないのは、ストレス耐性であるという。 頭の良さ...

なんというか、非常に勇気付けられた本。 東大法学部→大蔵省/日銀/総合商社→ハーバード/スタンフォード/MITのMBA、タイプの20世紀型の綺麗なキャリアエリートにはもはや価値がない、という主張。 そんなキャリアエリートに圧倒的に足りないのは、ストレス耐性であるという。 頭の良さではなく、ストレス耐性。 その人が使えるかどうかも究極的にはストレス耐性に規定されるのだという。 だからこそ若いうちからさっさとばっくれろ、負け戦にでも飛び込んでガチンコ勝負をしてストレス耐性を身につけろ、だとの事。 何に勇気付けられたかって、キャリアエリートの否定である。 自分の周りの学生(特に東大大学院のTMIあたりwww)に顕著なのが、 戦略コンサル、投資銀行、MBAなどのホワイトカラーの頂点に君臨するような、いわゆるエリートキャリアは喉から手出るくらい欲しいものである。 おれもかつてはそれを目指していたし、見た目のかっこよさ、コンサルに入って社内制度を使って海外のMBAでも、とかいう小賢しいキャリアプランを考えた事もある。 就職活動を経て今はそんなエリートキャリアには進まない決断をした。(というより進めなかったといった方が正しいか。) 多くの就活生が進むような大企業にも行かず、世間一般で見れば「ばっくれた」部類に入るのだが、 若いうちはそれでいいじゃん、と非常に勇気付けられた。

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2009/10/07

メッセージはもう表紙に書いてある。 残りの文章は、「いやぁ、そうは言ってもねぇ」と言わせないための補完。

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2009/10/04

哲朗に進められて読んでみました. 自分の考えと合致するところが多く,個人的な感想として方法論ばかり学んで満足することの愚かさを再認識しました. 〈加藤〉

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2009/10/04

産業再生機構でCOOを務めた冨山氏の著作です。経歴を見ると「東大=BCG=独立=スタンフォード大でMBA」とすごい肩書きが並びますが、実際には非常に泥臭い職歴をお持ちです。特に再生(経営の現場)において、「教科書はない」「7−8割はへちゃもちゃしたもの」「誠心誠意を尽くせ」「生意...

産業再生機構でCOOを務めた冨山氏の著作です。経歴を見ると「東大=BCG=独立=スタンフォード大でMBA」とすごい肩書きが並びますが、実際には非常に泥臭い職歴をお持ちです。特に再生(経営の現場)において、「教科書はない」「7−8割はへちゃもちゃしたもの」「誠心誠意を尽くせ」「生意気でなくなったら終わり」「意識してグレろ」というくだりで非常に共感を覚えました。中小企業の再生でも全く同じですので。口述筆記だと思いますが、表題の「指一本の執念」はテニスプレーヤーの上位100人の実力差はほとんどない。差を決めるのは指一本だ」というだけでこの部分を表題に持ってくるのは無理がある、と思いました。ともあれ、再生の現場を知っている人の体温が伝わる良書です。

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2009/10/04

さくっとよめる。 ・経営の本質は片手にそろばん、片手に論語。 ・リーダーに求められるのは不断の自己否定。 ・経営のエクスタシーはお金では買えない。

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2009/10/04

ずっと気になってた、元産業再生機構社長の冨山さん。BCGを1年で退社して、経営コンサルとして独立…って、普通じゃ考えられない。いわゆるエリート街道まっしぐらなのかと思ってたけど、やっぱすごいや。僕も古典読みます。

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2009/10/04

本書は、産業再生機構COOの冨山氏が事業再生に関わった41社(ダイエー、カネボウ等)とガチンコ勝負した経験を基に書かれた一冊である。 産業再生機構については、約300億円が納税され400億円ほどが国庫に納付される大成功のプロジェクトとなったことは記憶に新しい。 しかし、本...

本書は、産業再生機構COOの冨山氏が事業再生に関わった41社(ダイエー、カネボウ等)とガチンコ勝負した経験を基に書かれた一冊である。 産業再生機構については、約300億円が納税され400億円ほどが国庫に納付される大成功のプロジェクトとなったことは記憶に新しい。 しかし、本機構は、始めから成功を約束されたプロジェクトではむしろなく、社会一般的には現在の年金問題同様、無駄な国家プロジェクトの一つとして見られていたのも事実である。 では、ナゼ彼らは成功したのだろうか? 冨山氏は本書で、今後の日本企業には 「リーグ戦を勝ち抜いた経営者」が必要だと述べている。 つまり、今回不幸にも再生対象となった企業の多くは一度たりとも失敗が許されないトーナメント型人事システムを奨励した結果トップ自らが腐り、組織として自浄化機能を失った歴史であった。 上記の結果をふまえ著者は、リーグ戦型人事システムを採用し、勝ち負けの繰り返しの中で、遺伝子の世界と同様に残るべきして残った経営者がいきいきと活躍できる場を創造していく重要性を述べている。 上記以外にも ●失敗がないのは勝負をしていないことの証 ●リーダーに求められるのは、不断の自己否定 ●経営の本質は「片手にそろばん、片手に論語」など ビジネススクールでは決して学べない 成功につながる実践例が多い名著だ。

Posted byブクログ