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セックスボランティア の商品レビュー

3.5

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2022/12/13

もともと障害者福祉等に興味が無い私だが、その方面に従事していた方からのオススメで読んでみた。 この本を読んでみての感想としては、私はセックスボランティアはどちらかと言えば反対。 セックスボランティアをするより、障害者を「障害者」として見ない社会作りが大切だと思う。 この分野でいえ...

もともと障害者福祉等に興味が無い私だが、その方面に従事していた方からのオススメで読んでみた。 この本を読んでみての感想としては、私はセックスボランティアはどちらかと言えば反対。 セックスボランティアをするより、障害者を「障害者」として見ない社会作りが大切だと思う。 この分野でいえば、障害者でも何の問題もなく受け入れられる風俗店の普及を目指すとか。 しかし、かくいう私も障害者への偏見が無いかと言えば、全く無いわけではないので、言うのは簡単でもやるのは難しいように感じる。 また、支援者側の考えの遅れというのもポイントだと思った。 やはりキーワードは「偏見の無い社会作り」 むむむ、難しい。 障害者だって人間。 特別視しないで、恋愛できればいいし風俗に行けたらいいと思う。 …と、いろいろ今の自分の意見を述べてみたが、障害者について何の知識もないので、もっと知らないと考えられないことが多いなと思っている。 それから、他の方もレビューとして書いているが、著者の質問や固定概念の強さから、力量不足がうかがえたのが残念。

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2012/09/22

障害者を蔑視し差別していた健常者が、 ある日突然の事故で身体障害者に… なんてドラマやマンガ、よくあります。 たぶん俺は、そうでもならなきゃ 自分の偏見は失くせないと思う。 障害者の権利とか幸福追求とか 頭では理解できるけどどうしても、ね。 んー、やっぱり快楽に...

障害者を蔑視し差別していた健常者が、 ある日突然の事故で身体障害者に… なんてドラマやマンガ、よくあります。 たぶん俺は、そうでもならなきゃ 自分の偏見は失くせないと思う。 障害者の権利とか幸福追求とか 頭では理解できるけどどうしても、ね。 んー、やっぱり快楽に関しては、抵抗があるわ。 弱者のための福祉の行き着く先。 いやはや、日本は平和なことで。

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2012/09/20

「世の中には、知らないことの方が明らかに多い」ということを、改めて実感する本だった。 障害を持っている人の方が、積極的な気がした。 「こうして欲しい」と言わなければ、感覚がない部分があったりするから、第三者を介していたり、健常者よりも時間がかかることをしているのだから、意味が...

「世の中には、知らないことの方が明らかに多い」ということを、改めて実感する本だった。 障害を持っている人の方が、積極的な気がした。 「こうして欲しい」と言わなければ、感覚がない部分があったりするから、第三者を介していたり、健常者よりも時間がかかることをしているのだから、意味がないというか、だったらやらなきゃいい。 自分をよく知っている。向き合っている。 恥ずかしい、などと言ってはいられない。 見習うべきだと思った。

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2012/09/01

障害者の性について取り上げたルポルタージュ。タイトルのインパクトに惹かれて手に取ったが、内容もかなり衝撃的なものであり、障害者専用の風俗や性行為に対する介護の存在等、生と性の関係について考えさせられる内容でした。 「性は生きる根本」、また一つ教えられました。

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2012/07/09

「障害者の性を語るためには、まずそれぞれが自分の性を見つめなければいけない」...障害者と性について知る以上に、自分たちの性のあり方、性との向き合い方を始終考えさせられた。自分を含め健常者は当たり前過ぎて、そのことを考えられずにいるのかも知れない。

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2012/07/08

障がい者の性についてのルポタージュである。 タブーといわれるこのテーマに切り込んだ著者の勇気には感服した。 知らない人にとっては、衝撃的な内容が書かれているのが本書である。酸素ボンベをつけながら風俗店に行く男性や障がい者専門のデリヘルで働く女性、この分野で先進国といわれるオラン...

障がい者の性についてのルポタージュである。 タブーといわれるこのテーマに切り込んだ著者の勇気には感服した。 知らない人にとっては、衝撃的な内容が書かれているのが本書である。酸素ボンベをつけながら風俗店に行く男性や障がい者専門のデリヘルで働く女性、この分野で先進国といわれるオランダの実態など、赤裸々に綴られている。 しかし、それは決して興味本位というものではなく、障がい者の、そして自分自身の性について考えることでもあった。 性とは生きる根本といった一人の方の言葉が刺さる。

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2012/05/17

http://www.geocities.jp/jupimartmk/S_G/book/SV.htm

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2012/05/17

私は介護関係の仕事についていますが、非常に考えさせられる本でした。 ちょっと悲しい気持ちになる章もありましたが・・・。 読んで損はないといえる、本です。 読んだ人によって、かなり感想が違うと思います。

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2012/04/29

よもやこの本が自分の本棚に並ぶことになろうとは。(現実の話です 偶然古本屋で手にして興味からスラッと読破したが背表紙のタイトルがタイトルだけに購入には至らなかった。しかしamazonで検索したらものすごい数の反響がある本だとはじめて知った。更に¥1だったので購入に至った。 内容...

よもやこの本が自分の本棚に並ぶことになろうとは。(現実の話です 偶然古本屋で手にして興味からスラッと読破したが背表紙のタイトルがタイトルだけに購入には至らなかった。しかしamazonで検索したらものすごい数の反響がある本だとはじめて知った。更に¥1だったので購入に至った。 内容は衝撃的以外のなにものでもない。が、無知を嫌う諸氏も私と同じくスラッと読破できたことだろう。この問題や現状についてとやかくいう気もないしその知識もない。ただただ驚いた。それだけだ。ここから先何をすべきなのか何ができるのか何かすることがあるのか分からないがとりあえず記憶にとどめておく。

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2012/08/28

 障害者の性事情についてのルポ。内容自体は、どこか洗練されておらず、雑多な印象も受ける。しかし、「性」に関する話題は、ともすれば議論されづらく、ましてや「障害者の性」というとタブー視されているきらいもある。本書はそのタブーに切り込んだという点で大きな価値のあるものだ。  また、...

 障害者の性事情についてのルポ。内容自体は、どこか洗練されておらず、雑多な印象も受ける。しかし、「性」に関する話題は、ともすれば議論されづらく、ましてや「障害者の性」というとタブー視されているきらいもある。本書はそのタブーに切り込んだという点で大きな価値のあるものだ。  また、こういった内容について知ろうとするとき、どうしたって興味本位というスタンスになりかねない。だが、もしかしたらそれでいいのかもしれない。興味本位であろうが、まずはこういった事実を知ることが大切なのだろう。バリアフリーが叫ばれて久しいけれど、健常者と障害者との共通する部分を知ろうとしない限り、決してそこから偏見が消えることはない。  そして、河合さんは本書の中で、取材を通し「最後に残ったものは、障害の有無とは関係ない、私たちひとりひとりにも通じる性の問題だったのではないだろうか」と述べ、本書の内容を障害者に限定しない、一般的な性の問題に昇華させている。この考えこそが、先にも述べたような偏見をなくすための物の見方なのだと思う。  とはいうものの、本書を読み、僕の中にある障害者への偏見が消えたかといえば、きっとそうではない。むしろ、より偏見を持ってしまった可能性すらある。そんな自分の弱さには嫌気がさすが、しかし理屈だけでは語ることはできない難しさが、この種の問題に大きな課題を残しているんだろうなあ。 【目次】 序章 画面の向こう側 第一章 命がけでセックスしている―酸素ボンベを外すとき 第二章 十五分だけの恋人―「性の介助者」募集 第三章 障害者専門風俗店―聴力を失った女子大生の選択 第四章 王子様はホスト―女性障害者の性 第五章 寝ているのは誰か―知的障害者をとりまく環境 第六章 鳴り止まない電話―オランダ「SAR」の取り組み 第七章 満たされぬ思い―市役所のセックス助成 第八章 パートナーの夢―その先にあるもの 終章 偏見と美談の間で あとがき 主要参考文献 文庫版あとがき 解説 高山文彦

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