歩く の商品レビュー
『穴』の仲間が大活躍するスピンオフ作品! 笑いと感動の大傑作『穴』の登場人物であるアーム・ピットとX・レイがお金儲けを画策。 すんなり大成功とはいかずに・・・。痛快でさわやかな青春冒険小説。
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主人公はセオドア・ジョンスン(あだ名はアームピット(脇の下)。根はまじめなアームピットは、グリーン・レイクの穴掘りから開放された後も高校を卒業しようと勉学につとめながら造園会社でバイトをしている。そんなとき、グリーン・レイク仲間のX・レイが現れて「売れっ子シンガーのコンサートチケ...
主人公はセオドア・ジョンスン(あだ名はアームピット(脇の下)。根はまじめなアームピットは、グリーン・レイクの穴掘りから開放された後も高校を卒業しようと勉学につとめながら造園会社でバイトをしている。そんなとき、グリーン・レイク仲間のX・レイが現れて「売れっ子シンガーのコンサートチケットを買って、プレミアムをつけて売りさばこう」と言ってくる。そのうちにアームピットは歌手のカイラとも親密になり・・・。しかし、何てことのない儲け話に手を出したアームピットに対し、事態はどんどん悪くなっていってしまう。彼は必死でX・レイとともにこの危機を乗り越えようとするが・・・。 アームピットのちょっとのんきとも言えるし、タフだとも言える、この強さが好きです。女の子を気にして「脇の下」にスプレーをかけたりするところは、結構意識してるんだなぁと思う。あと、この作品で重要な人物としては、アームピットの隣に住んでいる、脳に障害があるジニーだと思います。黒人のアームピットと、白人のジニーが互いに支え合いながら生活していくところがホントに微笑ましい。今でも肌の色の差別とかが残っている国もあるということが思い出される場面です。そういうくだらないことを全然気にしない彼らがGood!!歌手のカイラもいい位置を占めていますが、最後には結局会わないまま終わってしまうのが残念だったなぁ。いつか二人の再会が果たされることを祈ります。
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一晩で読み終わってしまった。 読んだのは中学生の時だが、この本はすごく記憶に残っている。 これは、老若男女問わずたくさんの人に読んでもらいたい本である。
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『穴』で脇役で登場していた「脇の下」が主人公の物語。 儲け話が変な風に転がっていき、 憧れのスターとひょんなことから知り合いになる。 終盤は、急展開でハラハラドキドキ!! 最後の終わり方は余韻を残していて、良かった。
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「穴」の続編☆今回は(脇の下)と(X線)のお話。今回もやっぱり読んでてハラハラドキドキ楽しかった☆ スタンリーやゼロが出てこないのは残念っだったけど、ジニーやカイラもすてき。 2008.5.29
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『穴』の仲間が大活躍するスピンオフ作品! 笑いと感動の大傑作『穴』の登場人物であるアーム・ピットとX・レイがお金儲けを画策。 すんなり大成功とはいかずに・・・。痛快でさわやかな青春冒険小説。
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前作『穴』に比べると、やはり、スケールの大きさも、物語の運びかたの巧妙さも負けてしまうと思う。 でも、青春小説としては、負けない面白さ!何より、今回は、最初の数ページで、読み手を、完全なる「主人公の味方」につけてしまうことに成功する。よって、ハラハラ・ドキドキしっぱなし。 だって...
前作『穴』に比べると、やはり、スケールの大きさも、物語の運びかたの巧妙さも負けてしまうと思う。 でも、青春小説としては、負けない面白さ!何より、今回は、最初の数ページで、読み手を、完全なる「主人公の味方」につけてしまうことに成功する。よって、ハラハラ・ドキドキしっぱなし。 だって、「よせばいいのに」、人の良い主人公は、次々に騒動に巻き込まれていってしまうのだもの。 いつも、ドキドキしすぎちゃう私には、主人公の味方が、何人も登場してくれるのは、何より嬉しかった。 また一人、レイクキャンプ(更生施設)の仲間が、真っ直ぐ歩いていくことが出来たのだと思うと、それも、嬉しい。 レイクキャンプの仲間が更生していくストーリーは、やっぱり、『穴』のファンとしては、何より嬉しいストーリーなんだもの。
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