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虎の道 龍の門(上) の商品レビュー

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2021/12/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

南雲凱と麻生英治郎、生まれも育ちも、また武道に対する考え方も対照的な二人が織りなす物語。上中下巻の3部構成、すべては下巻に凝縮されているように思え、上巻、中巻のレビューはほどほどにしておきます。 上巻はやはり黒沢の登場と彼の生きざまがもっとも印象的な一冊といえるでしょう。

Posted byブクログ

2009/10/04

極限の貧困の中、シベリアに売られた青年・南雲凱は帰国後、些細なことをきっかけに新格闘技団体に入門。 自身の強靱さを手段として一攫千金を夢みる。一方、裕福な家庭に育ち、空手道場に通う大学生、麻生英治郎は 流派への漠然とした違和感の中で、フルコンタクト空手師範の黒沢と出会い、空手の真...

極限の貧困の中、シベリアに売られた青年・南雲凱は帰国後、些細なことをきっかけに新格闘技団体に入門。 自身の強靱さを手段として一攫千金を夢みる。一方、裕福な家庭に育ち、空手道場に通う大学生、麻生英治郎は 流派への漠然とした違和感の中で、フルコンタクト空手師範の黒沢と出会い、空手の真の姿を探し始める…。 果たして対照的な二人の目指す先には何が待ち受けるのか。そして、「真の強さ」とは何か…。 ストーリーは至ってシンプル。二人の違う道を進む格闘家、どちらが強いか。 ただ、「強さ、とは何か。」 二人の葛藤する描写が秀逸。 ラストの、お互いが進む道を見つけた姿には爽快さを感じずにはいられません。 おススメです。                           松岡

Posted byブクログ