クレィドゥ・ザ・スカイ の商品レビュー
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んんん、急にわからんくなったぞ笑 主人公がクリタとばかり思ってたけど、草薙だっていうのが有力なのかな、調べた感じ笑 わからんけど。 今までのに比べるとわくわく感が少なかったかな。 始終「???」という感じで読んだ。まぁ不思議な雰囲気は健在。 そして次はいよいよ「スカイ・クロラ」!
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最後まで「誰」なのか、明確には分からなかった。 クリタかなあと思って読んでいたが、途中から彼はクリタでありクサナギでありカンナミであり最早ティーチャなのでは…そんな訳ないか… 記憶を上書きして復活しているように、考えちゃうような描写もある。そもそもキルドレがどうやって生まれるか、サガラさんの言う「理論」がどんなものなのか、等も謎。 基本的に本は出版順に読みたいのだけど、このシリーズに関しては「スカイクロラ」を最後に取っておけばよかったなと少し後悔。でも知らなかったから仕方ない。短編集に期待。 前半のフーコとの逃避行が好きでした。フーコ、シリーズを通して独特の切なさを漂わせている。キルドレと対照的に彼女が老いていくのが、なんとなく分かるからだろうか。ていうか何歳なんだ、ティーチャもお客さんだったよね。キルドレを可哀想とは思わないが、フーコはなんとなく可哀想で、喫茶店開いてほしいなあと思う。 キルドレから「綺麗なものだけ見ていたい、そして綺麗なまま死にたい」という子供っぽさ?潔癖さ?を時々強烈に感じてなんやねんと感じる時があったが、でも自分も本当はそうだよなと。大人で地上にいる自分には出来ない故に見ないようにしている願望を彼らはシンプルに実践しようとするから、見ていて切なくなるのかもしれない。 ふわふわしてポエムっぽく、読み終えると「そうそうこんな感じ。しばらくいいや」という気持ちになるのだが、時間が経つと「その感じ」を味わいたく、続きを手に取るシリーズだった。
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誰が誰でこれは誰で、ああその人はたしか、そうだね、あれこの人は、でも、誰…?になり、読みながら「僕」が感じる周りの認識のあやふやさを追体験している気持ちになった。 読み物としてずっと間延びしないのがすごいな。
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読んでいく中で「僕」が誰なのかよくわからなくなります。幻想なのか、妄想なのか、それとも現実なのか。そしてカンナミなのか、クサナギなのか。 それでも、このシリーズはどうしても読みたくなります。この理由も分かりません。
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シリーズは出版順に読んでます。だからこれが最後。僕が結局誰なのかってなりますよね。クリタかカンナミかって思ってたら、クサナギなのか?って。またスカイクロラに戻って読み返したくなるループ。というか、今作グレィドゥをもう一度、主人公はクサナギなのか?という見方で読むべきか?キルドレの仕組みもいまいち理解できてないから余計混乱。最後にして混乱。
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「僕」とは一体誰なのか。読み返してもよくわからない。多重人格?クリタだと思っていたけど、やっぱりカンナミなのか、クサナギなのか。「僕」も自分が誰なのかわからない。記憶もどんどんあやふやになり、クリアなことは飛ぶことだけ。飛べたら満足。このよく分からない感じがすごく好き。
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最後までえー誰ー!って思いながら読了。もしかして、一人の人の物語ではないのだろうか、それさえ疑ってしまう。わからぬ…わからぬよ…
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最後の一冊。 シリーズのどこから読んでも楽しめるという話だったが、確かに、結末をスカイクロラだとして、どうやってあそこに繋がって行くのか、色々考えながら読んだけど…最後までやられた… ただただ流れて浮かんで行くような文章の方々に、きっと謎を解く鍵があったに違いない。 でも雰囲気に...
最後の一冊。 シリーズのどこから読んでも楽しめるという話だったが、確かに、結末をスカイクロラだとして、どうやってあそこに繋がって行くのか、色々考えながら読んだけど…最後までやられた… ただただ流れて浮かんで行くような文章の方々に、きっと謎を解く鍵があったに違いない。 でも雰囲気に飲まれすぎて、絶対見逃してる。 再読してもいいなと思える作品。 話の中では邪魔者だけど、ソマナカが居なかったら意味不明だったな…。 クサナギに記憶が錯綜するような所はないから、クリタなのか、カンナミなのか。 スカイクロラだけ読んだ時点ではクリタ=カンナミだと思ってた。
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★2014年7月27日読了『クレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Sky』森博嗣著 評価B スカイ・クロラシリーズの完結作。前作で撃墜されて負傷、入院したクリタ・ジンロウが主人公。病院を抜け出して、フーコと車で逃げて、キルドレの秘密を知るサガラ・アオイのところへ助けを求める。 しかし、軍を運営する会社の追及の手は厳しく、結局、クリタは追手の僚機4つを撃墜。図らずもその能力の回復を皮肉にも証明する。サガラは死に、クリタは前線へ復帰することとなる。 その復活には、サガラがクリタに病院で射った注射により、キルドレに復活させていたことが大きかった。 他の方の感想にもあるとおり、一作目のスカイ・クロラは実はシリーズ最終作で、このクレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Skyを読んでからスカイ・クロラに戻ると全体が理解できるというトリック。たまたま私は、気が付かずに、2作目から読んで、4つ目にスカイ・クロラを読んだので全体がよく理解できました。 その手法が良いのかどうか?私には分かりませんが、やはりトリックを弄すると言っても、読者にもう一度読み返しをさせるような筋立ては反則かなと思います。 まあ読み返したくなるようなフワッとしたつかみ所のない、新型小説ではあります。アニメ好きじゃないとちょっとダメでしょうねえ。 今日、ここまで読み終わってから、初めてアニメ映画スカイ・クロラ押井守監督を見ました。 やっぱり小説のほうが数段テーマを理解しやすいかな?アニメでは戦闘でしか死ねないキルドレの戦闘機乗りの苦しみが表現しきれていない気がしました。
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『スカイ・クロラ』シリーズの刊行5作目。刊行1作目の『スカイ・クロラ』に繋がっていく物語。 夢なのか夢じゃないのか。フワフワとまどろんでいる感じが、これまでの作品の踊るような内容とも融合して、夢見心地なままで読み終えました。クリタ、カンナミ、クサナギ、いったい誰? こんな夢の中...
『スカイ・クロラ』シリーズの刊行5作目。刊行1作目の『スカイ・クロラ』に繋がっていく物語。 夢なのか夢じゃないのか。フワフワとまどろんでいる感じが、これまでの作品の踊るような内容とも融合して、夢見心地なままで読み終えました。クリタ、カンナミ、クサナギ、いったい誰? こんな夢の中で浮かぶ、空の中で浮かぶ、そんな感じがとても魅力的でした。 シリーズ全体を通しての感想ですが、こんな不思議な小説は初めて。好みの分かれる作品だとは思いますが、自分は好きです。読了後の何ともいえない感覚が忘れられず、何度でも読みたくなるんですね。『スカイ・クロラ』中毒ってとこでしょうか。 意図的に現実世界の雑音が消されていて、純粋に『スカイ・クロラ』の世界に入り込めるので、日々のストレスから解放されるのもイイですね。 さて、残るは『スカイ・イクリプス』のみですか。これはスピンオフのような短編集とのことで、また中毒が発動したときに、手に取ろうと思います(笑)
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