ηなのに夢のよう の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
死んでいる 生きている 何が違うか どう違うのか 別に 特別なことではなくて いつもの日常の延長にある 死んでいると決められないから 資格のある人に書面を作ってもらうことで形にする 定義づけるわけではなく そう決めたから なぜ死んだのか どうして殺したのか は誰にもわからない 何が起きたのかは調べることはできるけど なぜなのかは その先の展開の面白さ
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再読。Gシリーズ第六弾。今作は不可解な首吊り自殺がメイン。事件のオチは覚えていたのでその事件たちよりもそれに関わった周辺の人物たちのエピソードの方が面白く感じた。特に紅子さんと萌絵ちゃんの二人の会話は相変わらず雰囲気がある。そういうのを読むとやっぱり紅子さんも真賀田四季に近い思考...
再読。Gシリーズ第六弾。今作は不可解な首吊り自殺がメイン。事件のオチは覚えていたのでその事件たちよりもそれに関わった周辺の人物たちのエピソードの方が面白く感じた。特に紅子さんと萌絵ちゃんの二人の会話は相変わらず雰囲気がある。そういうのを読むとやっぱり紅子さんも真賀田四季に近い思考を持った存在なのだと思える。
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始まりは、木の数10メートルの所で首をつっている死体を発見。 他にも、えっ、こんな所で自殺するにしても、どうやって?じゃあ、他殺かな?という死体が何ヶ所か発見される。 うーん、で、なんか背後に大きなものがあるのかな?それに向かってストーリーが進んでいる感じなのか?なんか...
始まりは、木の数10メートルの所で首をつっている死体を発見。 他にも、えっ、こんな所で自殺するにしても、どうやって?じゃあ、他殺かな?という死体が何ヶ所か発見される。 うーん、で、なんか背後に大きなものがあるのかな?それに向かってストーリーが進んでいる感じなのか?なんか中途半端に終わったような感じがしました。
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初読 2014.12.09 再読。加部谷さんの自殺と社会性の話が印象的だった。社会から自身を切り離したくて自殺を選ぶのに、仲間を探したり、公の場で自殺することで自分が存在していたという証を残したりすることは全て社会に最後まで救いを求めていたように思える。 飛行機事故の話の下り...
初読 2014.12.09 再読。加部谷さんの自殺と社会性の話が印象的だった。社会から自身を切り離したくて自殺を選ぶのに、仲間を探したり、公の場で自殺することで自分が存在していたという証を残したりすることは全て社会に最後まで救いを求めていたように思える。 飛行機事故の話の下りは辛すぎた。黙っていた犀川先生の優しさと強さ。一人で抱え込むには悲しい話に、密やかな萌絵への愛情を感じた。 分かっていても、エピローグで泣いてしまう。 ありがとう、は何度言葉にしても伝えきれない。
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ミステリ部分はいつにも増して投げっぱなしで終わった。いや、それらしいだろういう話は出てるし、正直なところ続々と出てくる人物たちと、萌絵の心理描写の方が主だからまあ、いいっちゃいいんだけど。 他シリーズにと繋がる伏線がどんどこ増やされるけど、どこかではっきりとするのかな? 地上12メートルの松の枝に首吊り死体が!遺されていたのは「ηなのに夢のよう」と書かれたメッセージ。不可思議な場所での「η」の首吊り自殺が相次ぐなか、西之園萌絵は、両親を失った10年まえの飛行機事故の原因を知らされる。「φ」「θ」「τ」「ε」「λ」と続いてきた一連の事件と天才・真賀田四季との関連は証明されるのか?Gシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮。
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再読。なのですが前回の感想がないのは何故だろう。読み返してびっくりしたのは、保呂草さんや紅子さんや真賀田研究所が出てきたこと。すっかり忘れてたのだけどGシリーズなのに椙田さんの名前で出てきてたのですね。そして赤柳さんとの親密そうな会話。紅子さんとは1度会っただけらしい。てことは絶...
再読。なのですが前回の感想がないのは何故だろう。読み返してびっくりしたのは、保呂草さんや紅子さんや真賀田研究所が出てきたこと。すっかり忘れてたのだけどGシリーズなのに椙田さんの名前で出てきてたのですね。そして赤柳さんとの親密そうな会話。紅子さんとは1度会っただけらしい。てことは絶対紫子さんではありえないよね。やっぱり森川姉なのではないかなあ?
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前seriesもそうだったのですが、中盤辺りから一気に乗ってくるのですよね。 新しい世界に、こちらの身が馴染んでくるのかな、と思ってます。 本シリーズは、その馴染み方にちょっと時間が掛かったような気がしてます。 それは、読者であるこちら側の反応速度が鈍ったせい、ということなんでし...
前seriesもそうだったのですが、中盤辺りから一気に乗ってくるのですよね。 新しい世界に、こちらの身が馴染んでくるのかな、と思ってます。 本シリーズは、その馴染み方にちょっと時間が掛かったような気がしてます。 それは、読者であるこちら側の反応速度が鈍ったせい、ということなんでしょうね。 本作のspeed感、かなりの気持ちよさでした。 本seriesで、収束させるつもりなのかな? とはいえ、「四季」でも同じようなことを思ったしな。 長く作家を続ける気が無いことは、既に公言していらっしゃるからなぁ。 「四季」のseriesが終わるのと同時に引退、じゃないのかな、と感じます。 本作は、どことなく、発散した感じを受けました。 それはたぶん、登場人物の多さからくる視点の多さに起因するものでしょうね。 それでも、きちんと一本芯が通った物語展開はさすがです。 ここに来て、作品の世界観全体に波及する大きな新事実が判明しました。 そして、そこから始まるであろう展開の予感。 今後、どのようになっていくのか、またわくわくです。
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一年ぶり?くらいに続きを読むGシリーズ。10年前の飛行機事故の原因を金子くんが暴こうとしていることに驚いた。復讐とか考えず、優しい金子くんでいてほしい。萌絵ちゃんが東京行きを決め、犀川先生との関係が動きそう。というか、動いて。結局どうやって自殺したのかは謎のまま。
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変わった自殺の謎より,萌絵ちゃんの身辺が慌ただしい展開に.どうなる次巻といった風.金子君が気に入ってたので出てきてくれて嬉しい.
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Gシリーズ6冊目。 物凄い高さの木だったり、陸続きでない池の中心にある小島、窓などが施錠された他人の家のベランダなど通常考えられないような場所での首吊り死体が連続して発見され、共通するのは「ηなのに夢のよう」という言葉。 今巻の主人公は完全に西之園さんで加部谷とかは脇役な感じでし...
Gシリーズ6冊目。 物凄い高さの木だったり、陸続きでない池の中心にある小島、窓などが施錠された他人の家のベランダなど通常考えられないような場所での首吊り死体が連続して発見され、共通するのは「ηなのに夢のよう」という言葉。 今巻の主人公は完全に西之園さんで加部谷とかは脇役な感じでした。 ただその分懐かしい人達が色々登場するっていうのは読んでて楽しかった。 反町愛が狙われたのには何か意味があるのかどうかが気になる。 死は普通のことだっていうけれど、それでもやっぱりトーマの死は悲しくなりました。
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