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スロウハイツの神様(上) の商品レビュー

3.9

185件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2012/10/14

「凍りのくじら」の次に読んだので、辻村さん、本当に漫画創世記時代の作家たちを愛してるんだなと感じた。若くして"持つ"ものたちにも抱えるものはあり、苦悩を自分らしくどう昇華していくか...ワカモノたちの青さを楽しめます。

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2012/09/28

初めの一文は衝撃的なんですが、とくに大きな事件もなく昔話と日常を織り交ぜながら淡々と話は進んでいきます。でも抵抗なくさらさら読めます。 と、思ったら最後になんか来た!!下巻が気になる。

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2012/09/16

相変わらず辻村さんのお話のキャラは一人ひとり奥が深い。 早く続きが気になる・・・・・ 感想は下巻読んでからまとめて。

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2012/08/30

つい先日、直木賞を受賞した若手人気作家辻村深月の作品でも人気のある1冊。 期待して読んだが、私にはあわなかった。 文章が受け付けない。 ちょっと少女チックな感じがして、肌にあわなかった。 とはいえ、とても人の優しさがとてもよく描かれているとはおもいます。

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2012/08/17

久々に辻村深月さんの作品を手にとりました。 帯タイトルは、 「幸せな  共同生活を送る6人。  でも、  良いことも  悪いことも  長くは続かない。  きっと、  終わりがくる。」 アパート、 「スロウハイツ」には 脚本家のオーナー環をはじめ、 ...

久々に辻村深月さんの作品を手にとりました。 帯タイトルは、 「幸せな  共同生活を送る6人。  でも、  良いことも  悪いことも  長くは続かない。  きっと、  終わりがくる。」 アパート、 「スロウハイツ」には 脚本家のオーナー環をはじめ、 小説家のコーキ、 画家、漫画家、映画監督と クリエイターたちが6人住んでいる。 それぞれが夢を追いかけ幸せなはずだった。 一人分の空室ができ、新しい住人がやってくるまでは。 彼女の描く作品は、 それぞれの人物を一人ずつ丁寧にくりぬいていて、 それが物語をうまく繋げて進行していく。 とってもアンバランスな感情の動きや、 危うい不器用さと鋭さを表現していて。 それでいて、 とっても読みやすい文章。 「この優しくて繊細な人の目に自分が映らず、  平然と人違いして流されそうなったのかと思うと、  余計悲しくて、  そしてさすがに悔しくなる。」 下巻でどんな展開になるのか楽しみ!

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2012/07/31

個性的なクリエイターの集まった(集められた?)「スロウハイツ」の物語。 物語が始まったときには、「事件」はすでに起きていて、語られている事柄は今と過去をうろうろします。うろうろするうちに、「スロウハイツ」の成り立ちとか、住んでいる人々の関係とかが割と明らかになって来た感じ。 終盤...

個性的なクリエイターの集まった(集められた?)「スロウハイツ」の物語。 物語が始まったときには、「事件」はすでに起きていて、語られている事柄は今と過去をうろうろします。うろうろするうちに、「スロウハイツ」の成り立ちとか、住んでいる人々の関係とかが割と明らかになって来た感じ。 終盤に新しい展開があって、これから本格的に物語が進んでいくのかな〜という感じがしました。本当に、ようやく「役者がそろった」という感じ。 その、中身がどうなのか、下巻が楽しみです。

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2012/07/02

人の死なないミステリというのはいい。 とはいうものの、冒頭から、チヨダ・コーキの小説を模して大量殺人(殺し合い)が行われた、という衝撃的な事件と、それを取り扱う悪意あるマスコミの描写に心が痛む。 それは決して物語のお話じゃなく、現実にあるものだって、私も知ってるからだ。 人気若...

人の死なないミステリというのはいい。 とはいうものの、冒頭から、チヨダ・コーキの小説を模して大量殺人(殺し合い)が行われた、という衝撃的な事件と、それを取り扱う悪意あるマスコミの描写に心が痛む。 それは決して物語のお話じゃなく、現実にあるものだって、私も知ってるからだ。 人気若手脚本家、赤羽環のもと、才能ある人たちが集う「スロウハイツ」 若干、性格に難アリのオーナーである環のお眼鏡にかなう人間でないとそこに入居することは適わないからか、そこに暮らす人々は、皆目指す分野は違えど、互いにリスペクトしあう仲間であり、たとえ成功の目が見えなくても僻むことなく足元と未来とを見つめつづけているまじめな人たち。 その住人の中で別格なのは、先の事件で一度は作家生命を絶たれそうになったものの見事復活を遂げた、チヨダ・コーキその人。 ただし、別格であっても、住人たちから特別扱いなどはされず、あくまで仲間の一人、という認識の爽やかさが良い。 そこに舞い込んできた女の子は、だから、少し異質だった。 見た目で判断してはいけないって言われるけれど、私の中で、警鐘がなる。それがページを繰る手を止めさせない。 時折語り手の視点は変わるものの、スロウハイツのカリスマ、チヨダ・コーキとその作品とが中心にあり、内包された謎が少しずつ芽を出すように、物語は下巻へと続く。

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2012/06/24

登場人物ひとりひとりが、 まるで自分の友達みたいに思えた。 ドキドキしながら読んだ。 今まで読んだ辻村深月作品の中で一番好き。

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2012/06/05

現代版トキワ荘的なお話。 住人はそれぞれ夢を持っていて、それに向けて頑張りつつ、住人通しの衝突と葛藤があって……っていう青春もの。 講談社ノベルスなんで長いです。しかも上下巻だし。 それでも、スラスラ読めるのはやっぱり筆力ってやつなんでしょうね。 ただ……住人全員が「才能があ...

現代版トキワ荘的なお話。 住人はそれぞれ夢を持っていて、それに向けて頑張りつつ、住人通しの衝突と葛藤があって……っていう青春もの。 講談社ノベルスなんで長いです。しかも上下巻だし。 それでも、スラスラ読めるのはやっぱり筆力ってやつなんでしょうね。 ただ……住人全員が「才能があるのに、それを活かしきれてない。もしくはちゃんと活かしている」っていう才能ありきな人たち。 才能がなくても踏ん張っているってパターンが世の中の大多数だし、そういうキャラクターが一人でもいたら良かったのになぁと思ってしまいました。 感情移入もしやすいだろうなぁと。 まぁ、ある種ファンタジーなのかもしれませんね。

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2012/06/16

狩野が原稿を描き、環が本を読む。一緒にいて沈黙が怖くない間柄の人間がいるというのは、幸せなことだ。 読みたい本があるということは、贅沢だ。それを手に、この近くのファーストフード店にでも行こうと思っていた。 面白いものが書けるか、美しいものを見れる視点を持っているか。 ...

狩野が原稿を描き、環が本を読む。一緒にいて沈黙が怖くない間柄の人間がいるというのは、幸せなことだ。 読みたい本があるということは、贅沢だ。それを手に、この近くのファーストフード店にでも行こうと思っていた。 面白いものが書けるか、美しいものを見れる視点を持っているか。 * 面白いー!!!ルームシェアもの弱いんだよねぇ… いいなぁ。わたしもクリエイティブな才能がほしい。どうしたらいいんだらう。

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