永井荷風という生き方 の商品レビュー
評伝という感じではないが、新書レベルで概観するにはいい。「生き方」の一部のみ(側面・時点両方)を切り取っているだけなので、その点のミスリーディングなタイトルの付け方は嫌い。正確には「永井荷風という老い方」
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永井荷風の『断腸亭日乗』のなかから、とくに著者の興味をひいた文章を紹介することで、「永井荷風という生き方」を描き出している本です。 往年の文士たちについて論じるにあたって、彼らの女性関係をどのようなスタンスであつかうのかということは、現代の著述家たちはそれなりに気をつかうことに...
永井荷風の『断腸亭日乗』のなかから、とくに著者の興味をひいた文章を紹介することで、「永井荷風という生き方」を描き出している本です。 往年の文士たちについて論じるにあたって、彼らの女性関係をどのようなスタンスであつかうのかということは、現代の著述家たちはそれなりに気をつかうことになるのでしょうが、本書では著者が荷風の生きざまに憧れていることがストレートに語られています。個人的には、そのぶんかえってすなおに楽しみながら読むことができたように思います。
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あまり他人の生き方に憧れたりはしない方だけど、永井荷風は別。こんな風に生きてみたい。 しかしこの著者の文章が鼻について、「荷風はそんな風にまとめてほしくはないだろうよ」と思ってしまった。断腸亭日常の紹介に徹して欲しかったのに、いらん人生観や現代との無理やりな共通点探しが邪魔くさい...
あまり他人の生き方に憧れたりはしない方だけど、永井荷風は別。こんな風に生きてみたい。 しかしこの著者の文章が鼻について、「荷風はそんな風にまとめてほしくはないだろうよ」と思ってしまった。断腸亭日常の紹介に徹して欲しかったのに、いらん人生観や現代との無理やりな共通点探しが邪魔くさい。
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購入から8ヶ月目にしてようやく読破。馴染みのない文体に向き合うのは、正直なところ労力を要した。荷風は、気ままでもあり、一方でこだわりを超(?)徹底するという、イイ意味で「奇人」な生き方を貫いているな、と思った。
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こういう生き方って憧れる。 ただ読み物としては読みにくかった。 それでも断腸亭日乗は読んでみようと思った。
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