リクルートのDNA の商品レビュー

江副浩正【著】

2012/11/06

タイトルのDNAに関する記述や、創業者に必要な素養に関する記述は前半のみ。後半は自身の体験談。
しかし、臨場感があり、非常に楽しめた。
(12,11,06)

2012/09/23

リクルートの創業者である江副氏が、
自身が去った後でも、企業として成長を続けるリクルートにある
「起業家精神」について、創業からの経験を交えて綴る。
成功の裏に隠されていた苦労がよく分かる。

権限委譲や内発的な動機付けの必要生が改めて理解出来るが、
江副氏の回顧録的な内容に終始してしまっている点はやや残念。
もっと教科書的な内容でも良かったのかもしれない。

それと今の時代とのアンマッチが、やや納得感を欠けさせている。

2012/09/16

情報産業会社であり、起業家輩出企業であるリクルートについて、創業者がどのようなことを思い、起業した経緯が綴られています。

2012/08/20

リクルート社がどのようにできたか、また創業者の江副さんは何を考えていたのか、それがわかる本。自ら機会を創り出し機会によって自らを変えよ、僕個人の座右の銘です。

2012/08/14

リクルート事件についてはいろんな思いがあるわけですが、あの会社の出身者の多くが数多くの企業で活躍していたり多くの起業を行って成功を収めているのは事実。ということで創業者による一冊ですが、非常に読み応えがあるしベンチャーとして起業して今に至るその姿が生々しく描かれています。
もちろん創業者目線なので都合の悪いこととかは書いていないのでしょうけど、それでもここまで大きくするのは大変だったんだろうなぁというのもわかるし、時代の先を行った、市場を作った、という点では、なんだかんだこの会社はすごいですよ。好き嫌いはあるかもしれないけど。
ただ、時代の先を行き過ぎている感は否めないですね。ご本人も指摘されている通り、市場の成長のスピードよりも速いペースで進んでしまった結果、大損こいている事業もたくさんあった、ということで。
いずれにしても、今後もしばらくはこのDNAが継続されればこの会社の出身者は時代を変える力を生み出すのではないか、そう思えます。

2012/07/23

　リクルートの創業者である著者が、リクルートを大企業に育て上げるまでの軌跡を記した本。元気のない日本の若者へのメッセージでもある。
　リクルートのビジネスの中には、失敗したものが少なくない。しかし、その失敗から学ぶことでリクルートは大きくなっていった。リクルートの歩んで来た道は、苦労人の人生みたいだ。リクルートの失敗は、この著者の失敗でもある。読んでいて、「こんな人でも失敗はするもんなんだ」と思った。失敗を恐れず、失敗から学ぶ姿勢こそ、起業家に求められるものなのかも知れない。
　著者にとっての最大の失敗であるはずの「逮捕」についての記述がほとんどないのが不満。そこは重要だと思うんだけどなあ。

2012/07/21

リクルート=柔軟な会社という印章。権益に固執せず、自分の理念を実現するために新しいものを作り上げていく。それが楽しい。仕事についても、人によって向き不向きがあって、それをうまく合致させれば、人は活き活きと働ける。自分に何が向いてるかを把握しよう。

2012/06/23

感想は以下。
http://masterka.seesaa.net/article/276831464.html

2012/06/03

無料の学生向けの就活誌を創り、そこから始まったリクルートの始まりのお話。
今はとてつもなく大きくなり、リクルートが使い始めた「フリーター」という言葉は政府資料にも注訳付きで使われるほどである。
常にその業界で1番でなければならない。業界で2位は死を意味する。という強烈なスローガンのもと、業界一位を堅守する。
この種の情報を切り売りする業界は、業界一位と二位とが天と地ほど野さがあるもの。零細は生きていけない。

2012/05/25

・江副社長と呼ぶ人は一人もいない

・経営の三原則
　①社会への貢献
　②個人の尊重
　③商業的合理性の追求

・自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ

・経営理念とモットー
　①誰もしていないことをする主義
　②分からないことはお客様に聞く主義
　③ナンバーワン主義
　④社員皆経営者主義
　⑤社員皆様株主
　⑥健全な赤字事業を持つ
　⑦少数精鋭主義
　⑧自己管理を大切に
　⑨自分のために学び働く
　⑩マナーとモラルを大切にする

・マネージャーに贈る１０章
　①希望・勇気・愛情
　②ネットワークで仕事をする
　③高い給与水準
　④人は仕事を通じて学ぶ
　⑤プレイングマネージャー
　⑥まず周囲に自らを語ること
　⑦数字に強いこと
　⑧努力の継続
　⑨脅威と思われる事態の中に隠された発展の機会がある
　⑩リクルートは社会とともにある

・公私混同はいいけない

・成功する起業家の２０か条
　①一人では大きな事業はなしえない。気力と体力のある若い人材を集め、目標を共有して事業を推進
　②人がついてきたくなるように自分を磨く。誰よりも優れた仕事を熱心しする。
　③構成メンバーの人物をよく知り、誰にどの仕事のレベルまで要求するか。
　④創業者利益が得られる事業がいい。人の成功のまねをしても難しい。
　⑤
　⑥多くの資本を用する事業は大企業向き。多くの資本を要さない仕事から出発すべき。
　⑦時間の使い方を知らないと大きな成功は難しい。
　⑧失敗を恐れぬ勇気を持つこと。
　⑨
　⑩学歴は関係ない。多くの本を読むこと。事業計画書を書き、人の助言をもらうこと。
　⑪経営哲学を社員と共有
　⑫コミュニケーション能力を高める。ﾒｰﾙひとつにしてもしかり。
　⑬話し上手、聞き上手。社員が何を聞きたがっているか知った上で分かりやすく伝える。
　⑭倫理観
　⑮健全なる精神は健全なる肉体に宿る
　⑯政治、経済に興味を持つ
　⑰事業はコアビジネスより発展させる。関係のないレストランなどはＮＧ
　⑱人の能力を引き出す
　⑲常に顧客の声を聞く
　⑳

・じっくりＴ会議（取締役会議）
　泊りがけの戦略会議。居は気を変える。

・早期退職社員の卒業式