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片眼の猿 の商品レビュー

3.4

157件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    70

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    1

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2012/06/16
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初めて読んだ道尾作品。タイトルに引かれて読んでみたが、なかなか技巧が凝らされていて、楽しい探偵もののミステリーだった。技巧は異なるが、精緻に組んだストーリーの中に、人生訓を織り交ぜる伊坂幸太郎に似ている。別の作品も読んだ見ようと思った。印象に残ったのは、登場する身体障害者が明るす過ごすことができているのは、それを気にしないからという部分。最近ほんと思うのだが、人の肉体というのは肉塊に過ぎず、外見の美醜は、肉塊の造作が整っているかどうかというきわめてどうでもいいことだよね。これを言い訳にするわけではないが、最近、人の顔が覚えられない・・・

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2012/05/07

最後にビックリです。 色んな伏線があって、いちいちビックリします。 最初はモヤモヤしてたものが最後にスッキリしました。

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2012/04/22
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わりと読みやすかったかな。 あー、そういうことだったんだー。 絶対丸々目なんだと思ってた!! 特殊な能力の人かと思ってた~

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2012/02/12
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読み終わってみると、なんだかなあという感想。 初出が「新潮ケータイ文庫」なら仕方ないのかな。 深みがない。 私にとっては、ちょっと残念な作品。

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2012/02/08
  • ネタバレ

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初読のときはうまく騙されてしまった。勝手に非現実的なことを想定して読んでしまって、ラストで自分の思い込みに驚く、というそういう仕掛けだったのだ。 今回はその仕掛けを知った上で読んだわけだが、そうするとまた違った絵柄が浮かび上がってくる。 片眼の猿。失くしてしまった自尊心。 自分を大切にするというのはどういうことなのか、そのことを作者は言いたかったのかもしれない。はっきりと意識してないにしても。 体裁はミステリーの形をとっているが、その後の作者の作品を読むと、ミステリーというのはひとつの手段にすぎないのかも。 ローズフラットの面々がとてもすてきだ。

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2012/02/05

あたしはたぶん片眼の猿だと思ったら泣けてなかなか進まなかった。いつか大事な人に話せるだろうか。トランプの話はいちいち面白かったな。自殺キング。干支シリーズを2つ目。

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2012/02/12

ミステリー小説。最初は、この本は十二支シリーズの最初なのかな!?よくわからないよぅ……とか思っていたけど、最後のからくりが全て分かる時はすっごくおもしろい!そして技術が細かい!!全てが最初から最後まで、訳がある出来事、行動で話が展開されていく。あぁ、これはあの伏線だったのか……!...

ミステリー小説。最初は、この本は十二支シリーズの最初なのかな!?よくわからないよぅ……とか思っていたけど、最後のからくりが全て分かる時はすっごくおもしろい!そして技術が細かい!!全てが最初から最後まで、訳がある出来事、行動で話が展開されていく。あぁ、これはあの伏線だったのか……!!と思うことが多い。本当に見事なミステリー小説だった! ミステリー好きにはぜひ一読してもらいたい。松本清張と(違いはあるけど)傾向が似ている。ゼミの先生が好きそう(笑)

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2012/01/31

んん~、これまた読む順番を間違ったかな…。 道尾さんの最近の作品を読んだ後では拙さが否めない。 面白くなくは無い。ただメッセージがとても安易に思えるなぁ…。

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2012/01/16

凄くシンプルなストーリーで、軽い。物足りなさを感じたのですが、ケータイ小説だったんですね。 装丁とか、ケータイ小説だと分かるようにしてほしかったかな。 不気味な顔かたちをした、ひと癖ありそうな集団が中心となって・・・とういうモチーフは、なんだかなという感じ。 このミステリーで残念...

凄くシンプルなストーリーで、軽い。物足りなさを感じたのですが、ケータイ小説だったんですね。 装丁とか、ケータイ小説だと分かるようにしてほしかったかな。 不気味な顔かたちをした、ひと癖ありそうな集団が中心となって・・・とういうモチーフは、なんだかなという感じ。 このミステリーで残念なのは、ストーリー上に出てくるいくつかの謎が先読みできるってこと。 で、読んでいる途中に単行本としての違和感(薄っぺらさ)を感じて、どの雑誌に掲載されていたかを確認するために巻末を確認したら、ケータイ小説ということが判明。 妙に納得しました。 ケータイ小説は読んだことないけど、謎⇒解決⇒謎⇒解決っていう風に繰り返さないと、読者が飽きるのですかね? だとしたら、この本は書籍として出すことに疑問を感じますね。 ケータイ小説の文化と、書籍の文化の違いを編集者は理解しているはずだし、そこをあえて書籍化するならば、ケータイ小説と銘打って欲しかった。 ケータイ小説文化の中では道尾さんは検討していると思うけど、ケータイで読んでも辛い感じがするし、書籍で読んでも辛いという、どっちつかずの作品になってしまった感じがする。 でも、全面的に駄目ってわけじゃなくて、いい意味での裏切りもあるし、道尾さんらしさも随所にあるかな。 でも、作品としたら物足りない!

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2012/01/14

推理小説好きにはオススメしておきます。展開が全然予想できませんでした。片目の猿のはなしが印象に残りました。片目の猿の国に生まれた両目の猿。その猿は自分の片目を潰します。彼が失ったモノは片目だけではなく別の大切なモノも失った。それは。。。続きは本で。

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