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片眼の猿 の商品レビュー

3.4

157件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    70

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    1

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2013/06/12

面白かった!道尾作品は3作読んだけど今のところベスト1かも。最後までテンポもよく、叙述トリックも作者の思惑通りにものの見事に騙されてしまった。それにしても人の先入観をうまく突いてた。気持ちいい騙され感。きっと読んだ人は皆同じような場面からミスリードされてると思う。主人公・三梨をと...

面白かった!道尾作品は3作読んだけど今のところベスト1かも。最後までテンポもよく、叙述トリックも作者の思惑通りにものの見事に騙されてしまった。それにしても人の先入観をうまく突いてた。気持ちいい騙され感。きっと読んだ人は皆同じような場面からミスリードされてると思う。主人公・三梨をとりまくローズ・フラットの住人たちが楽しい。そしてトランプというアイテムが物語を更に面白くしていたと思う。全てが明らかになったあと改めて読み直すと、あちこちの伏線に気づいて2度面白いこと、請け合いです。

Posted byブクログ

2013/06/01
  • ネタバレ

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探偵業を営む三梨。 とある産業スパイの仕事を請け負うが、奇妙なことに巻き込まれていく。 まんまと騙されました。 いや、だって騙されるよ。 警告って書いてるけど、どだい無理な話ですよ。 そういう風に思い込ませるように仕向けてるんですよね。 秋絵の両親が家に泊まれと誘うのはおかしいと感じたが、なんてことはない。 同性の友達ならうなずける。 ヒントはあるけど、それだけじゃ見えないですね。 先入観ってこわいね。 大変楽しめました。

Posted byブクログ

2013/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私立探偵の三梨はちょっとした"音"に関する特技を持っている。 破格の報酬の仕事についていたが、その対象者は殺されてしまう。 その容疑者は最近知り合った"眼"に特徴を持つ女性…… "だまされた! と叫ぶ快感""完全正答率0パーセント!""どれだけ眉に唾を付けて読んでいても、著者の企みを100パーセント見抜くのは不可能でしょう。" 帯でやたらと"叙述トリック"を匂わせていますが、全体的にはテンポの良いミステリ。 初出が新潮ケータイ文庫ということで、章が37にもなっていますが、会話と地の文のバランスもケータイ小説といった感はありません。 ただ……叙述ミステリとしては正直なところイマ二つ。 "だまされる"内容はストーリーにも密接に繋がっており、決して悪くないんですが、「だまされたっ!」という爽快感が無いんですよね。 なにもこれでやらなくても……というい感じです。うーん。

Posted byブクログ

2013/01/30

この小説は『文章を読む』という事を踏まえて考えられた非常にテクニカルなトリックが用いられていてこれがまたどんでん返しというか最後のネタばらしでこう来るか!といった感じ。ストーリーも探偵物が大好きな自分にはとても面白く感じた。トリック好きな人は是非。

Posted byブクログ

2013/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りて読んでみました。 ある特殊な技能を持つ探偵が企業調査中に殺人事件に巻き込まれる、というお話。 読みやすかったのでさらっとは読めたんだけど、あれもこれも想像とは違っていただろう的なタタミ方がちょっと鬱陶しかった。そんなに全部ひっかけようとしなくてもいいんじゃないかな。 でも、軽い感じで読めたので楽しめました。

Posted byブクログ

2017/06/03

道尾さんとの出会いの作品。 面白く読めましたが、最後のどんでん返しがあまり効いていないかなという気もしました。

Posted byブクログ

2012/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

道尾作品らしく非常に読み易く、あっと言う間に読了。ただ、本作は三文小説だ。ちっとも面白くない。ある種の特殊能力者の話に見せかけて最後にネタ晴らし…確かに謂わんとしている事はよく分かるが説明が長ったらしく書き過ぎな感がある。ミステリーとしてもつまらない。とてもいい作者だと思っているだけに残念。

Posted byブクログ

2012/10/10

図書館にて。 先入観でだまされるちょっとしたトリックがちりばめられた1冊。そっか、そこまで!と読んでいて悔しくなる(笑)

Posted byブクログ

2012/09/26

道尾さんの本を読むのはこれが初めて。薦めてくれた人から、この人の本は最後にどんでん返しがあるのが多いと聞いていたけど、この本も例にもれず、最後にたたみかけるようなネタバラしがある。 あっさり終わって少し物足りなさはあったけど、心温まる終わり方だった。

Posted byブクログ

2012/08/20

道尾作品を読むのは二作目。重い話かと思いきやなんかさわやか。道尾さんいい事言うなぁ。セリフにジンときた。

Posted byブクログ