12歳たちの伝説(1) の商品レビュー

後藤竜二【著】

2009/10/04

いじめ、登校拒否、学級崩壊…その中で揺れ動く12歳たちの切ない気持ち。
12歳だって結構しんどい現実を生きてる。
いろんな子の視点から書かれてて面白い。
−人間ってさ、なんで他人をいじめちゃうんだよ！　いじめっ子だって悩んでます。
こどもって未熟で単純で、時にひどく残酷で。だから怖くて。
でもそれっていじめっ子だっていじめられっ子だってみんな同じ。
誰でもいつだって残酷になっちゃうかもしれない。
そんなこどもの世界で、一生懸命な12歳がとっても輝いて見えた。

2010/08/28

２巻の途中まで、文庫ではない方で読破した。
子供達の気持ちが鮮明で...

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2010/8/28
結局、未だに全巻読んでない本。
子ども達が大人たちを振り回す話ならあるけれど、大人たちが子ども達が『良い意味で』振り回しているのが面白い。
振り回される中でそぎ落とされて、分かってくる登場人物の設定とか。
ピュアフル文庫から大人向けに再販されているので、ぜひ。

2009/10/04

パニック学級といわれた元・5年1組が、６年生になり、新しく「ゴリちゃん」先生が担任になるところから物語は始まる。
５人の生徒からの視点で描かれている。これがまた、妙にリアルな感情で。
「ゴリちゃん」先生が生むなんとも言えない雰囲気が、パニック学級から元に戻るチャンスを失っていたクラスに風を吹き込んでいるような感じがする。
私的にはマッさんが好き。シリーズみたいなので、この後が楽しみ♪