ステーションの奥の奥 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
作文で吸血鬼になりたいと書いた神野陽太。内容に問題があるということでカウンセリングを受けることに。カウンセリングに同行する叔父の夜之介。カウンセラーの伴平久。カウンセリングは無事に終わり夜之介の友人の案内で自由研究のために東京駅の見学に。障害者用の地下通路での出会い。立ち入り禁止の場所で発見された新駅長・宮路時子の遺体。首を切られた被害者。陽太が目撃した伴平久。ホテルの一室で発見された伴平の遺体。密室の現場。あこがれの留美花との合同捜査。近所の町で起きる少女の失踪事件との関連。ヴァンパイア達の生活と秘密。
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ミステリーランド。 東京駅の秘密の通路とかって言われるとワクワクしちゃいます。 そういうワクワク感は児童向けとしてもいいかなと思うのですが、 肝心のストーリーのあの展開に萎える人は多そう。
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■小学六年生の陽太は吸血鬼に憧れていること以外はごく普通の小学生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。名前は夜之介。陽太の家の屋根裏部屋に居候している物書きだ。そんな叔父と甥が、ある日テレビで「東京駅」が大改築されることを知り、夏休みの自由研究のテーマに選ぶことになる。取材のた...
■小学六年生の陽太は吸血鬼に憧れていること以外はごく普通の小学生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。名前は夜之介。陽太の家の屋根裏部屋に居候している物書きだ。そんな叔父と甥が、ある日テレビで「東京駅」が大改築されることを知り、夏休みの自由研究のテーマに選ぶことになる。取材のためさっそく「東京駅」に向かったふたりだったが、迷宮のような駅構内の霊安室で無残な死体を発見してしまう!さらに、その日の夜中、宿泊していた東京ステーション・ホテルの夜之介叔父の部屋で密室殺人事件が発生!しかも叔父の姿は消失していた。連続殺人事件なのだろうか?夜之介叔父はいったい?陽太は名探偵志望の級友留美花と、事件の謎を解くべく奔走する…。 ■■ミステリーランドシリーズの一冊。確かに子供向けではありましたが、多々小難しい文章やエグイシーンも。ミステリーというほどミステリーではなかったですが、まあ、子供向けならこんなものかなと。
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「(略)、ともかく、嫌というほどたくさん本を読めということだ。本を読んで知識を増し、思考力を鍛えるんだ。お前は身体が小さいから、腕力や体力で勝負するよりも、知力で勝負しろ。他人に言われるがままじゃなくて、自分自身の頭で考えられるようになれ。(略)だから、本を読んでおけよな。」 ...
「(略)、ともかく、嫌というほどたくさん本を読めということだ。本を読んで知識を増し、思考力を鍛えるんだ。お前は身体が小さいから、腕力や体力で勝負するよりも、知力で勝負しろ。他人に言われるがままじゃなくて、自分自身の頭で考えられるようになれ。(略)だから、本を読んでおけよな。」 なんとも突拍子のない展開に!!! なんだけれど、そういうのって最初から全部伏線が張られていて あぁぁぁ、、そゆことか・・・と 愕然としてしまうことばかり・・・。 凄かったのでした。 本当に、ミステリーというか、 どこか不思議なお話でもあるのだけれど、 しっかり納得して、なおかつ理解してしまえるのだから、面白い。 こんな展開、あり・・・!?いいの??? なんて思っているうちに、どんどん物語りに引き込むんだから、 凄いなぁ、、、やっぱりミステリーランドだ!! 【6/4読了・初読・市立図書館】
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東京駅を舞台に、密室殺人や駅長殺しなど次々と謎が!謎はだいたい読めるものの、最後まで夢中で進める。子供におすすめ。
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ファンタジック・ミステリー(このような言葉があるかどうかはともかく)な一冊。主人公が、小説家志望でほとんど引きこもった生活を送っているおじさんと、上野駅にあるホテルに泊まり、閉鎖されているステーションホテルの奥の奥を探検する話。 探検が始まるあたりから、ぐいぐいストーリーに引き込...
ファンタジック・ミステリー(このような言葉があるかどうかはともかく)な一冊。主人公が、小説家志望でほとんど引きこもった生活を送っているおじさんと、上野駅にあるホテルに泊まり、閉鎖されているステーションホテルの奥の奥を探検する話。 探検が始まるあたりから、ぐいぐいストーリーに引き込まれていくのですが、途中までわりとリアルな世界観があるだけに、ラストだけ突然ファンタジーになっている印象を受けました。そういった意味で、ストーリーには意外性があったと思います。とはいえ、読了後すっきりはしませんでした。面白いけど、すっきりできないため、評価は星3つです。
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★ ひそやかに謎つつみこみ古き駅少年少女が事件追ううち 東京駅が舞台。 主人公たちが泊まったステーションホテルに数泊したことがあります。 ちょっと感慨もあり。 ここでも描かれているように、こちらがのんびりホテル暮らししているその真横に見える通勤客たちのせわしなさがとても不思議...
★ ひそやかに謎つつみこみ古き駅少年少女が事件追ううち 東京駅が舞台。 主人公たちが泊まったステーションホテルに数泊したことがあります。 ちょっと感慨もあり。 ここでも描かれているように、こちらがのんびりホテル暮らししているその真横に見える通勤客たちのせわしなさがとても不思議な感覚でした。 それはともあれ、ミステリーランドのシリーズで予定されていたラインナップの中では山口雅也さんのを最も期待していたかもしれません。 このシリーズはそれなりに楽しめた場合でも、そこはかとなく物足りない感はつきまとい、それは今回の山口さんの作品でもやはりそうなのですけど、とりあえず楽しめたのもたしかです。少なくとも続編とか番外編とか読んでみたくもあります。 (2008年02月24日読了)
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吸血鬼に憧れる陽太は小学校六年生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。 陽太の家の屋根裏部屋に居候している叔父の名は夜之介。 ある日、テレビで東京駅の大改築を知った二人は夏休みの自由研究のテーマにすることに決め、さっそく東京駅へ向かう。 しかしそこの霊安室で無残な死体を発見し、...
吸血鬼に憧れる陽太は小学校六年生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。 陽太の家の屋根裏部屋に居候している叔父の名は夜之介。 ある日、テレビで東京駅の大改築を知った二人は夏休みの自由研究のテーマにすることに決め、さっそく東京駅へ向かう。 しかしそこの霊安室で無残な死体を発見し、そしてその夜宿泊していたホテルから叔父が失踪。 部屋は密室で、他殺体と叔父の着ていた服が残されていた。 連続殺人事件?叔父の行方は? 陽太は名探偵志望の旧友、留美花と調査に乗り出すが。。。 ミステリーランド第11回配本。 山口さんの作品は十数年ぶりですが、たしか『キッドピストルズ~』だったような・・・。 ぐらい覚えていないのでほとんど初読みたいなものです。 しっかしこれはね~、まともなミステリだと思って読んでいたら投げつけたくなるお話でした。 山口さんは「偏見をもったり、差別をしたりしない大人になってください」というメッセージを込めたのだと思われますが、ミステリーランドの趣旨からは外れているのではないでしょうか。 これを読んだ少年少女がミステリ好きになってくれたら、というのがそもそもの趣旨じゃなかったっけ? 事件が起きるまでも退屈でしたし、肝心の密室からの人間と凶器の消失の真相があれでは。ほんと脱力モノでした。 東京駅構内様子はわかりませんでしたが、その中の探検はそれなりに楽しめたので、冒険モノにしてもよかったのでは? しかしもう笑うしかないお話でした。
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著者の作品を読み慣れている人には突飛な状況はなんてことないだろうけど、一般的には敷居が高い山口雅也の作品の中で、子供向けってこともあって、非常に読みやすい。感情移入しやすい。良作。
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これ、どこまでをばらしてよいものかな……? ばらしちゃだめだよなやっぱり。 「とある事実」が分かってしまえば、密室の謎はなんてことないけれど。犯人が誰かというよりむしろ誰が○○○だったのか、という考察の方がメインかも。分かる人は○○を見れば気づくでしょうけどね。 ひそかに現代社会...
これ、どこまでをばらしてよいものかな……? ばらしちゃだめだよなやっぱり。 「とある事実」が分かってしまえば、密室の謎はなんてことないけれど。犯人が誰かというよりむしろ誰が○○○だったのか、という考察の方がメインかも。分かる人は○○を見れば気づくでしょうけどね。 ひそかに現代社会への警句みたいなものもあるかも。「異端の排除」なんてのはまさにそうでしょ。そして現代に生きる○○○……なるほど、ちょっと大変かもしれないな(苦笑)。
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