ブラフマンの埋葬 の商品レビュー
私、小山洋子という作家が結構好き。 これは、ブラフマンとの出会いから別れまでに起こった、僕の切ない日常 ゆっくりと流れる時間の感じが暖かい
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ラストは題名を裏切らないが,動物好きの自分にとってはやっぱりつらかった。 後から後から涙が出た。 無条件に愛せる動物は犬でも猫でもいいけど,この本では動物を特定しなかったことが良かったのではないかと思った。
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『博士の〜』と似たような、慈しみに満ちた小説。愛らしいブラフマンの仕草の描写も愛情に満ちていて素敵。豊かな自然のなかでのゆったりした雰囲気の本でした。
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匂いのしない作品だ。 登場人物の顔が思い浮かばない。 清潔だけど、心の芯に何かを訴えかける。 ブラフマンはペットであるけど、自分が大切にしている人に例えられるかもしれない。もしくは自分を愛してくれている人に。題名から最後は想像できるわけだが、まだきちんと咀嚼できていない。
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「ブラフマンの埋葬」小川洋子:講談社文庫 出版社の社長が遺言で残し、芸術家達の集まる村ができた。 そこで芸術家達の世話をする主人公の元にある日やってきたのが ブラフマン。 そう名付けられたこの生き物は犬のように駆け回り、 水かきがあり美しく泳ぎ、 体より長い立派な尾を持ち、 話...
「ブラフマンの埋葬」小川洋子:講談社文庫 出版社の社長が遺言で残し、芸術家達の集まる村ができた。 そこで芸術家達の世話をする主人公の元にある日やってきたのが ブラフマン。 そう名付けられたこの生き物は犬のように駆け回り、 水かきがあり美しく泳ぎ、 体より長い立派な尾を持ち、 話しかけるとじっと目を見つめ返してくる。 『謎』を意味する名前を与えられた一頭と一人の 出会いから別れまでの短かな時間。 石の棺はただ小さかった。
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結局ブラフマンてどんな生き物だったのだろう。「僕」が彼から得て、「僕」がなくしたものはなんだったんだろう。
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