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バチカン・エクソシスト の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2023/09/21

日本で唯一?のバチカン公認エクソシストの方のインタビュー記事の中で、「悪魔憑きの98%は科学的に理由がつき、本当の悪魔憑きはわずか2%程度」というようなことを読み、興味を持ったため本書を読むことにした。 日本人エクソシストの方が言うように、精神疾患を恥だと思う社会的環境や、「辛...

日本で唯一?のバチカン公認エクソシストの方のインタビュー記事の中で、「悪魔憑きの98%は科学的に理由がつき、本当の悪魔憑きはわずか2%程度」というようなことを読み、興味を持ったため本書を読むことにした。 日本人エクソシストの方が言うように、精神疾患を恥だと思う社会的環境や、「辛いことは悪魔のせい」と思いたいある種のかなり強い自己暗示により、無意識に悪魔憑きを演じている人が大半とのこと。そのため聖職者の中でも、そもそも悪魔憑き自体にかなり懐疑的な人もいるらしく、カトリック教会内でも意見が割れているそう。 また集団ヒステリーを起こしたりカルト的になる危険もあるために、悪魔祓いの儀式にはバチカンも慎重にならざるを得ないという。バチカンでは、エクソシスト育成の専用カリキュラムもあると聞いていたので、かなり慎重な姿勢というのは意外だった。 もう一つ意外だったのは、聖職者が案外バチカンの言うことを聞かず、各々自分の解釈で動いているということ。教会に忠実なのかと思いきや、アフリカ系神父のように新興カルトにも思える儀式を大々的にやったりする者もおり、カトリック教会に対する印象も変わった。 悪魔祓いの儀式がある種セラピーのような役割を果たすため、心の疲弊している人が多い現代において、悪魔祓いのニーズが高まっているのは必然なのかもしれない。しかし一方で、儀式に依存すると精神疾患など本来の問題から目を逸らすことになり、問題の根本解決を妨げてしまう。そのあたりのバランスが難しいため、現代では精神科医と教会が連携し、本物の悪魔憑きかどうか、悪魔祓いと治療のどちらが必要であるかを見極め、判断するのが重要とのこと。誰でも受けられる日本のお祓いと同じくらいのノリかと思っていたので、これもまた意外であった。

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2015/08/01

若干退屈。 日本にも狐憑きとかあるけど、 なぜか悪魔は嘘くさく感じる… まあその文化の影響が強いから仕方ないけど。 アフリカンエクソシスト怪しすぎ‼︎

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2015/06/26

期待したほど、 おどろおどろしくもなく、 心理学的でも、学術的でもなく、 さらりと現代のエクソシストをとりまく環境をまとめた本。 悪魔憑きが女性に多いことや、 イタリア人が迷信深いこと、 とくにイタリア南部では精神病を恥だと思っていること、 読めば読むほど、 世界中で見られるい...

期待したほど、 おどろおどろしくもなく、 心理学的でも、学術的でもなく、 さらりと現代のエクソシストをとりまく環境をまとめた本。 悪魔憑きが女性に多いことや、 イタリア人が迷信深いこと、 とくにイタリア南部では精神病を恥だと思っていること、 読めば読むほど、 世界中で見られるいわゆる「憑きもの」であることは間違いない。 エクソシストは単なるヒステリー症状でも、 精神病でもなく、 確かに悪魔が存在していると主張するが、 結局はキリスト教文化圏における 精神的不調の肉体への現れにしか思えない。 狐に憑かれた人は十字架を怖がらないし、 悪魔に憑かれた人は油揚げを食べない。 それぞれの存在を信じる文化圏のなかにあり、 無意識にでもその存在を信じるがゆえの、 「憑きもの」である以上、 純粋な肉体的な症状ではなく、人間の意識が介在する現象だ。 「信仰が衰えるところ、迷信が成長するのだ」とエクソシスト、アモルス神父がエッセイに書いたと引用されていたが、 それは違う。 キリストへの信仰があるからこそ、悪魔が現れるのだ。 そうでなければ、 なぜ神とともに何千年と生きているはずの悪魔が ヨハネ・パウロ二世の写真に動揺するのか。 動揺しているのは、 憑いている悪魔ではなく、 ヨハネ・パウロ二世を知っていて崇めている憑かれている人間の方だ。 ある意味でエクソシスト好き悪魔好きの、アメリカではなく、 迷信深いイタリアに悪魔憑きが多く発生している事が興味深かった。

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2012/06/10

友人が読んでいたので図書館で借りてみた。 宗教関連の話になるのでぴんと来ない部分も多いが、(実際にはインタビューをまとめたものなのだが)読み物として見るとなかなかに面白いかもしれない。

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2011/11/27

LAタイムズの記者によるエクソシズムについてのレポート。比較的客観性を重視して書かれているため、読み物としては少し退屈な部分もあるかも。

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2009/11/12

本屋さんでタイトルに惹かれて購入しました。 少しお金を持っているとこういう衝動買いをしてしまいます。 まだ読んでいないのでこれも年末に読みたいです。

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2009/10/04

エクソシストという言葉に惹かれ読んでみましたww 信じられません・・・現代の世に悪魔祓い『エクスシスト』が存在するなんて・・・

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2009/10/04

映画『エクソシスト』の中だけに存在すると思ったエクソシスト(悪魔祓い師)は、 現在もイタリアに約350人もいて今なお増え続けているんだとかそういう話。

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2011/09/20

カトリックを信じていない日本人にも 果たして悪魔は憑いて カトリックの神父さんで悪魔払いができるのか って言ったら やっぱできないんじゃないのかな と この本を読んで思いました。

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2009/10/04

悪魔祓いについて書かれた本。著者の悪魔祓いなんて中世的で前時代的だよ、という視線かなり気になる。悪魔払いについては日本のテレビでも何度か取り上げられていて、それ以上の新事実はあまり無かった。アメリカ人の眼から見ると、そんなに奇妙に映るのかね。お祓いが日常的に行われる国の人間から見...

悪魔祓いについて書かれた本。著者の悪魔祓いなんて中世的で前時代的だよ、という視線かなり気になる。悪魔払いについては日本のテレビでも何度か取り上げられていて、それ以上の新事実はあまり無かった。アメリカ人の眼から見ると、そんなに奇妙に映るのかね。お祓いが日常的に行われる国の人間から見ると、そんな変とは思えないんだが。

Posted byブクログ