生物と無生物のあいだ の商品レビュー
ベストセラーということで買ってみた。 高校時代に生物を学んだのを思い出した。 難しい内容もあるが、文章は読みやすい。 研究者の話が私的には好き。 生物ってすごい。 2007年12月22日読了
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080111 生物とは、生命とは何かについて書かれていますが、 私がおもしろいと思ったのは研究者の人生について書かれてあるところ。こういう情報って有名な人の伝記なんかでは美化される傾向にあると思うので、この本はドロドロした部分も書いてあっておもしろかったです。著者の表現は生物の教...
080111 生物とは、生命とは何かについて書かれていますが、 私がおもしろいと思ったのは研究者の人生について書かれてあるところ。こういう情報って有名な人の伝記なんかでは美化される傾向にあると思うので、この本はドロドロした部分も書いてあっておもしろかったです。著者の表現は生物の教科書よりも文学的なので、文系の人でもわかりやすいと思います。生物を専門にしようとする大学生が入門書として読むのもいいかも。
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生命が紡ぎだすダイナミズムというか、そういう何かとてつもなく大きなものを感じました。文章も上手でセンスがあり、高校生物の知識しかない私でもとても興奮させられました。福岡さんの人間性にもとても惹かれました。
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08年1月。 生物が生きて行く上でタンパク質がどう影響していくのかや遺伝子の研究についてなど、興味深い話であった。それらの実験方法の解説も目から鱗だった。冒頭の野口英世の話はショックだったけど、この手の本をもっと読みたいと感じた。
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京大だから好きなのか,学者が好きなのか。 この人本当に文章がうまかった。マクロからミクロにうまーく話を進めてね、ひっさしぶりにびびびときた新書でした。 理系の大学院で研究をしたことがある人は、絶対何か感じるものがあると思う。
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生物と機械の違いは何か? という問いに対して、筆者は「時間」の有無で説明している。 "生命とは動的平衡にある流れである" 一年前と今とでは自分の体を構成する分子は全部入れ替わっているそうです。 じゃ、自分が認識する「自分」て一体何なんでしょうね。
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「サントリー学芸賞受賞」の帯に惹かれた。(社会・風俗部門受賞とのこと) 生命とは何か。筆者はこの問いに対して、とりあえず二つの答えを用意してみせる。一つは生命とは「自己複製を行うシステムである」という定義。そしてもう一つは、「私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子の...
「サントリー学芸賞受賞」の帯に惹かれた。(社会・風俗部門受賞とのこと) 生命とは何か。筆者はこの問いに対して、とりあえず二つの答えを用意してみせる。一つは生命とは「自己複製を行うシステムである」という定義。そしてもう一つは、「私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい『淀み』でしかない。しかも、それは高速で入れ替わっている。この流れ自体が『生きている』ということ」であるというもの。前者の立場(DNAを設計図とする機械のようなものとして、生命体を捉える立場)からは、ノックアウト・マウスが正常に育つ理由を説明できない。そこで筆者は後者の立場を採用し、生命を「動的平衡」という秩序そのものとして捉える。そして最後に、生物学において「時間の不可逆性」を見落としてはならないことを指摘する。 所々筆者の回想が叙情的な文体で挿入されていて、好き嫌いが分かれるかも。しかしこの筆者ならではの分かりやすく美しい比喩によって、予備知識がない人間でも議論についていくことができる。(砂の城の比喩は秀逸だと思う。)シュレーディンガー・シェーンハイマーの下りは、理系の人にとっては自明のことなのだろうけど、根っからの文系人間の私はすごく面白く読めた。我ながら無知が恥ずかしいけど、生命の神秘なんてDNAで全部説明できるんじゃないか?なんて、なんとなく思っていたので、かなり衝撃だった。もし高校一年生の頃にこの本があったら(そして内容を理解できていたら)、理系に進みたくなったかもしれないなあ。
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(2008/01/02) 爆笑問題と学者さんたちが語り合う番組、爆問学問で作者さんが出演してた。紹介されてるのを見て、タイトル的に気になったのでメモ。書評を見ると、著者の生物観が書いてあるみたい。
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内容は非常に幅広い。米人の野口英世観、ノックアウト理論、本題の生物の定義などなどが、絶妙な言い回しとともにミステリー調に展開される。ページをくくる手が止まらない。おもしろかった。
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今年一番の衝撃の書籍。 生命というものが本当に儚く、神秘的なものに見えてきました。 生まれ変わりなんかなくても。 そんな思い込みではなく、本当に輪廻転生しているのだと。
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