1,800円以上の注文で送料無料

たそがれ清兵衛 の商品レビュー

3.8

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2009/10/04

現代の企業戦士も江戸時代の武士も本音は同じだと思う。人と違っていることが一般的な評価を下げるかもしれないが、信念を貫くことはやはり大切だと思う。「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」他8編。映画は真田広之,宮沢りえ,小林稔侍他。

Posted byブクログ

2009/10/04

殺到する白刃。胸に沁みる情愛。藤沢文学の楽しみを凝縮した名作シリーズ!;下城の太鼓が鳴るやいそいそ家路を急ぐ人呼んで「たそがれ清兵衛」。悪妻が死んだ解放感から身なりがだらしなくなった「祝い人(ほいと)助八」等、特異な風体性格ゆえに人から侮られがちな男たちの意外な活躍を描く、清冽に...

殺到する白刃。胸に沁みる情愛。藤沢文学の楽しみを凝縮した名作シリーズ!;下城の太鼓が鳴るやいそいそ家路を急ぐ人呼んで「たそがれ清兵衛」。悪妻が死んだ解放感から身なりがだらしなくなった「祝い人(ほいと)助八」等、特異な風体性格ゆえに人から侮られがちな男たちの意外な活躍を描く、清冽にして痛快な連作八編。 何かに秀でているっていいな。

Posted byブクログ

2009/10/07

全8篇の短篇集。 そこには、その性格や容姿のために、まわりから有り難くない渾名をつけられ、侮られている侍が登場します。 しかし、日頃見せる姿とは異なり、実は剣の達人であり、情に厚く魅力的な人物であることが、読み手を惹きつけます。

Posted byブクログ

2009/10/04

藤沢さんの短編集で一番好きです。 いろんな事情のある主人公がいて、どの話も読後感が良いです。「ど忘れ万六」の主人公の度忘れぶりがかわいくてたまりませんでした。映画は、たそがれ清兵衛のたそがれの部分と名前だけを取っているんですが、内容は「祝い人助八」です。清兵衛の夫婦愛が好きだった...

藤沢さんの短編集で一番好きです。 いろんな事情のある主人公がいて、どの話も読後感が良いです。「ど忘れ万六」の主人公の度忘れぶりがかわいくてたまりませんでした。映画は、たそがれ清兵衛のたそがれの部分と名前だけを取っているんですが、内容は「祝い人助八」です。清兵衛の夫婦愛が好きだったのでこの映像化もして欲しいなと残念に思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

普段はさえないけど、本当は剣豪。それぞれが命を懸けて本気で刀を抜かなければならなくなるほど守りたいものがある。たんたんとした流れの中に伝わる侍の魂が熱い。

Posted byブクログ

2009/10/04

普段は冴えない侍だが、実は一流の剣の腕の持ち主で・・・という設定の短編集です。面白くないわけがありません。

Posted byブクログ

2009/10/04

それぞれ徒名がつけられるような、普段は其れほど重んじられていない侍、達の話が幾話か。 藤沢さんの書き方は、司馬さんの次に好きかも知れない。 刀を抜いて対峙しているときの書き方が好き。

Posted byブクログ

2009/10/04

うーん…。なかなか次を読みたい!と思えず、1冊読むのにかなり時間がかかりました。 映画のほうがおもしろそうかな?

Posted byブクログ

2009/10/04

藩のお家事情とかを数ページにわたって書かれると正直読むのしんどいんですが、話自体は面白かったです。ほっこりする短編集。

Posted byブクログ

2009/10/04

■説明 たそがれ清兵衛をはじめに、8人の下級武士の物語集。 映画は たそがれ清兵衛・祝い人助八・(もうひとつは失念) などをもとに別の物語としてつくられたものだとよくわかった。 ■感想 周辺環境を淡々と説明文のように書くところから始まる文はとっつきにくいのだが、読み進むうちにそ...

■説明 たそがれ清兵衛をはじめに、8人の下級武士の物語集。 映画は たそがれ清兵衛・祝い人助八・(もうひとつは失念) などをもとに別の物語としてつくられたものだとよくわかった。 ■感想 周辺環境を淡々と説明文のように書くところから始まる文はとっつきにくいのだが、読み進むうちにその冷静さが静けさとなってすっきりとした味わいになるような文だと思った。  藤沢周平の本は今まであまり読んだことがなかった。 短編集のこの本は、通勤などでも読みやすいと思う。 このたそがれ清兵衛は、いうなれば NHKの プロジェクトX の感動と似ていると思える。 下級武士を襲ういろいろな軋轢は、現代のサラリーマン社会に良く似ている。 そうして、最初から表舞台にたっているわけではない普通の人である主人公が実は秘められた特技を持っていてそれで、何かをなしとげる。しかし、それで天下をとるような大きなことは起こらない。淡々とした物語が8つ。  サラリーマン社会に住んでいる人たちからは、共感する部分が多いのではないかと読み進んだ。 そう。サラリーマン生活が長かった私も、すっきりと読み終えることができた本。 話は、少しそれるが、実家近辺では「ほいとう(ほいと)」という言葉が昔聞かれたのだが、方言だと思っていた。祝い人と書くということと方言ではないというのは初めて知った。※広辞苑を引くと陪堂  方言には、時々昔の言葉が残っていておもいしろいものだ。

Posted byブクログ