地下鉄に乗って の商品レビュー
NHKで映画化されたものを録画していて最初の10分間みてこれは只者でない感じがしてすぐに図書館で予約して読んだ。まあ、最近にない感動を受けたね。物語の背景が自分の生きてきた昭和だったせいもあるが、最後に愛人が自分の母親を階段から突き落としてお腹の赤ちゃんを殺すね、つまり自分を。こ...
NHKで映画化されたものを録画していて最初の10分間みてこれは只者でない感じがしてすぐに図書館で予約して読んだ。まあ、最近にない感動を受けたね。物語の背景が自分の生きてきた昭和だったせいもあるが、最後に愛人が自分の母親を階段から突き落としてお腹の赤ちゃんを殺すね、つまり自分を。これはショックだった。言うなれば自殺しちゃった訳だけど、すごいショックだった。滂沱の涙が溢れて目の掃除が出来ましたが。映画で見る気がしなくなった。主人公の奥さんが可愛そうだね。男の身勝手さがよく分かる筋書きだったけど、ほんとに身勝手だよね。 面白い小説でした。
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図書館の本。初読。 物語に引き込まれ、最後まで一気読み。 ヒロインがむかえる結末を、予期出来ずに、驚いたし、悲しい気持ちになりました。
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彼の人生はいつも地下鉄とともにあった。いつもどおりに道を歩いていると、彼は時折過去の世界に迷い込んでしまうようになる。その世界で見えてくるのは彼の、そして家族の過去。すべてを知ると、全く違う光が差し込んでくるようで。
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映画も観ましたが、小説の方がずっとおもしろいです。 タイムスリップを利用して、理解したくもない父親の良く見えない、見せていない一面を迫力満点で見せつけてくれます。 親の心子知らず、子の心親知らずで、最後はほろりとします。
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中盤までどうも情景を想像出来ず、時代の言葉も難しい…、読むのを諦めようかと思ったけど、段々世界観が分かってきて謎も明らかになっていって、読み続けて良かったなと\(^^)/ 真次の性格はあまり好きになれず、節子が真次に進言した時は激しく同意した(^^)笑 映画化もされてるならそっち...
中盤までどうも情景を想像出来ず、時代の言葉も難しい…、読むのを諦めようかと思ったけど、段々世界観が分かってきて謎も明らかになっていって、読み続けて良かったなと\(^^)/ 真次の性格はあまり好きになれず、節子が真次に進言した時は激しく同意した(^^)笑 映画化もされてるならそっちの方が見やすいのかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
町に地下鉄がやってきたその日、真次は不思議な錯覚に捉われる。 ホームに立ちつくす自分を、もうひとりの自分が地下鉄の窓の中から見つめているのだ…。 (アマゾンより引用) ファンタジー要素の強い作品ではあったけどもなかなか良かった。 けど、お兄さんはどう足掻いても死ぬ運命にあったのに、 みちこさんは生きる運命にはなかったんだね(´・ω・`) 何か切ないなぁ…
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戦後の混乱の最中に財をなした父に反目して家を出た『真次』は、兄の命日の夜地下鉄から階段を上って出て行くと、そこには懐かしい風景が広がっていた。ちょうど兄の死んだ日に辿りついた彼は、兄の自殺を止めるべく行動したのだが戻った先は変わっていなかった。 その日を境に、どんどん古い時代へと...
戦後の混乱の最中に財をなした父に反目して家を出た『真次』は、兄の命日の夜地下鉄から階段を上って出て行くと、そこには懐かしい風景が広がっていた。ちょうど兄の死んだ日に辿りついた彼は、兄の自殺を止めるべく行動したのだが戻った先は変わっていなかった。 その日を境に、どんどん古い時代へと地下鉄は彼を運んでいく。その先で出会ったのは、若かりし日の父の姿だった。 メトロというの言葉は、なんとなく哀愁のある響きをしている。 そしてこの物語で紡がれる時代も、直に知ってはいないけれど何故か郷愁を感じさせてくれる。貧しく苦しい時代だったはずなのに、活気というか生そのものが息づいているような、今は失われてしまった何かがあるような気がしてならない。 苦く、哀しい話だったけど、読後感は悪くない。
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オフ会課題本。特別版も読了。エッセイを読むとこの作品に込めた浅田さんの思いがより伝わってきますね。ただし、オフ会では最後のエッセイは討論の範囲に含めません☆詳細はオフ会終了後に。
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タイムスリップして、生命力あふれる父親の若いときの姿に触れる、なんていいね 現実世界と仮想世界の狭間で揺れる、みち子がなんとも哀しい 一抹の哀感をおぼえる作品
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面白い。読みだしたら止まらなくなって、一気に読んだ。 主人公やその恋人が物語の中でタイムスリップするのだが、その中で彼らに関係する人間の人生が見え、物語が深まっていく。時代が行ったり来たりするが、混乱せず読み入っていける。 こういった物語を作れるのは、本当にすごいと思う。
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