メディア社会 の商品レビュー
本書はメディア研究で知られる佐藤卓己氏(京都大学教育学研究科准教授)が2004年11月から2005年11月までの1年間、京都新聞に連載した「メディア論から時代を読む」を新書用に編集したもの。 上記のような成立の理由から、本書は時事問題をからめながら、現代のメディアの状況を...
本書はメディア研究で知られる佐藤卓己氏(京都大学教育学研究科准教授)が2004年11月から2005年11月までの1年間、京都新聞に連載した「メディア論から時代を読む」を新書用に編集したもの。 上記のような成立の理由から、本書は時事問題をからめながら、現代のメディアの状況を50のコラムで論じている。そのため、各コラムの内容的な連続性やストーリー性は無い。 1つのトピックにつき、だいたい2~4頁ほどしか無いので、興味のあるトピックだけつまみ読みすることもできる。 情報があふれ、メディア社会という言葉をよく耳にする世の中であるが、我々はそのメディアの特質を十分に知っておく必要がある。 いわゆるステレオ・タイプ、紋切り型の論説がいかに表面的であるかということを知るのに適していると言える。
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『メディア社会―現代を読み解く視点』(佐藤卓己、2006年、岩波新書) (2010年1月21日)
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メディアとは「広告媒体である」との示唆。 この本を読むための2つの前提 ・新聞の連載(ショートコラム)を1冊にまとめたもの。 ・なので、マクルーハンのようなメディア論ではない。 特に2番目を期待して読むと、外れてしまいます。 “メディアとは、つまり「広告媒体」である”という...
メディアとは「広告媒体である」との示唆。 この本を読むための2つの前提 ・新聞の連載(ショートコラム)を1冊にまとめたもの。 ・なので、マクルーハンのようなメディア論ではない。 特に2番目を期待して読むと、外れてしまいます。 “メディアとは、つまり「広告媒体」である”というところから始まる本書の論には、 メディアに関わる者たちにとっても再認識すべきところは多いが、何せコラムの集合体なので、 話が一つ一つ深まっていかないような読後感が強く。
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ホリエモン事件など発売(2006年)当時の記述が中心とはいえ、 将来に渡って読まれる価値のある、メディア論の入門書。 『現代メディア史』(岩波テキストブックス)も併読されたし。
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メディア論。ただし、どちらかといえば歴史より。 話ごとの見出しが分かりやすく読みやすいです。 社会学の理論的な話も少し出てきますが、分かりやすく解説してあるので、入門書にはうってつけです。 考え方やものの見方も学べる良書。
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面白いです。これだけではメディアについてはよくわかりませんが、マクルーハン理論などがチラチラ出ていて、入門書としてはいいと思います。
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