重力ピエロ の商品レビュー
今までの伊坂先生のなかでは私の好みではなかったんですが、最後はすごくよかったではす。 今までの作品とも繋がる話やキャラクターもありそこも楽しめました。 刊行順に今のところ読んでるのですが、この読み方が私には大分合ってて良かったです。
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再読。 黒澤さんとお父さんが、ぐっときた。 兄弟の絆がとても大事にお洒落な書かれているなと思った。 夏子さんのガッツにはびっくり。
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沢山並べられた点と点。どれも無意味そうで意味があり繋がりそうで繋がらないもどかしさ。そののろのろ歩きが駆け足になる頃には物語にすっかり引き込まれていました。背負った十字架の重たさからふわっと開放される感覚のラスト。素晴らしい両親!
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やはり伊坂幸太郎さんの作品はおしゃれよねぇ。 1人1人のキャラも魅力的だし、なんと言っても会話のテンポと台詞がすてき。ふつうに考えたらそんなん言う人いるー?とかキザだなぁーってなるのにならない。クスッと笑えて和むのよ。 作品は和みとは無縁の内容なのに。 仙台に住む仲良し兄弟の...
やはり伊坂幸太郎さんの作品はおしゃれよねぇ。 1人1人のキャラも魅力的だし、なんと言っても会話のテンポと台詞がすてき。ふつうに考えたらそんなん言う人いるー?とかキザだなぁーってなるのにならない。クスッと笑えて和むのよ。 作品は和みとは無縁の内容なのに。 仙台に住む仲良し兄弟の和泉と春(英語にすると2人ともspring) しかし弟の春は母が強姦魔に襲われた時にできた子だった。 強姦魔の子を育てると決めた強くて優しい父。そして明るく美人の母。母は若くしてなくなり、父には癌が見つかる… 父の闘病中、仙台市内で連続発生する放火事件。 そしてその近くで発見されるグラフィティーアート(スプレーアート) そのアートから次の火災現場を推測する春。 火災とアートの謎解きをしようとする父と和泉。 途中で犯人わかるのよ。書いてはないけど、あぁもうこの人だろうね。って。たぶん伊坂さんもそれはわからせようとしている。 じゃぁ何の為?どうして?も、ぼんやりだけどわかるのよ…その後どうなる?もわかるの……問題はその後、じゃぁ最後はどうするの?? ここよねぇ…何が正解か。何を基準に考えて正解を導きだすのか。むしろ正解なんてないじゃないの?みたいな。わたし的には終わりかたがこれでよかったのかな?ってモヤって…なので星4つ。 でもじゃぁ終わりがどうだったらよかったの?ってなると、まーわからん。やっぱりこれで正解かな…って悩んでしまう。ゴールデンスランバーもそうだったけど本当に考えさせられる作品(いい意味で) 伊坂幸太郎さんの作品は読み終わった後に、読んだ人と意見交換したくなるんだよねぇ。 今回好きだったフレーズ(会話じゃないけど) 【目の前には、黒いダックスフントが前足に顎を載せ、この世における責任という責任を放棄したかのような、羨ましい解放感を見せて、眠っていた。】 ペットショップでのシーンなんだけど、ペットショップの子犬が寝てるのを見て、この例えってカッコいい。わたしだったら『わたしも犬になりたい』くらい(笑) そんでさ、ここのシーンでは重要なことを打ち明けるところなんだよね。そんな大事な場面に対峙するかのようなダックスの例え。おしゃれだ…伊坂ワールドすてき。
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久々に伊坂作品を読んだがTHE伊坂作品といった感じで面白くて一気に読了。 ほとんどの作品を読んでるのに何故か代表作の一つである重力ピエロは読めてなかった。 ・冴えない兄の主人公と顔がよく読めない弟の組み合わせ ・ふたりや一癖ある登場人物たちが織りなす絶妙な会話とそのテンポ感 ...
久々に伊坂作品を読んだがTHE伊坂作品といった感じで面白くて一気に読了。 ほとんどの作品を読んでるのに何故か代表作の一つである重力ピエロは読めてなかった。 ・冴えない兄の主人公と顔がよく読めない弟の組み合わせ ・ふたりや一癖ある登場人物たちが織りなす絶妙な会話とそのテンポ感 ・日常に起こりそうなちょっとした事件 ・中盤から後半にかけての黒澤さんの働き 伊坂節満載な感じがとても楽しめる。ファンは必読。
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2024.9.18 これもいつぶりだろう。高校生ぶりか。 伊坂人気上位だから、勝手に期待してしまっていたかも。 伊坂も若い感じがするな。 やっぱり私は軽快で余裕のある伊坂の方が好きだ。
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[春が二階から落ちてきた。]で始まるのお洒落すぎ [本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ。]っていう表現も好きだったな 事件の内容は普通に最悪だったからもっと苦しめる方法を探してしまうかもとか思った
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事件や物語に意外性はなく、良くも悪くも予想通りの展開でした。 根底に流れているテーマというか題材に感情移入はできませんでしたが、登場人物たちの軽妙な会話劇は読んでいてテンポも良く、実に楽しかったです。
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素敵な文章(台詞)が沢山あった。 読み返すと、もっと深みが分かるんだろうなぁ。 別な作品も読みたいので、いつか再読しよう。
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軽快にユーモアを振りまくピエロ。重力は無くならないけど、忘れさせることはできる。抗えない事実も一足飛びで越えられる。
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