重力ピエロ の商品レビュー
途中でほぼ分かってしまうというか、わからせている。でも割と面白く読めた。 伊坂節とも言える、粋なセリフ、ズバッとした文体、かっこいい男達が満載。
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☆3.5 ミステリーとしては早々に犯人や登場人物の正体に気づいてしまって微妙に感じたが、家族愛の物語としては面白かった。 特に父との最後のやり取り、母との競馬場での回想シーンが好き。
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同著者の他の作品が面白かったので購入。映画化もされたベストセラー。しかし、犯人が結構早い段階でわかってしまい、ミステリーとして中途半端な印象だけが残った。読み終えた後も人気のある理由がよくわからなかった。また一部倫理観を疑う記述が散見されたのも残念だった。
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映画版の最後は覚えていましたが、小説の最後はすっかり忘れてましたね。 2003年に発売された本で、20年も前の話となると今実行しようとすると防犯カメラに映ってしまうんだろうなとか読み終わったあとに思ってしまいました。(ロマンもなにもない(笑)) 「泉水」と「春」でスプリングですね...
映画版の最後は覚えていましたが、小説の最後はすっかり忘れてましたね。 2003年に発売された本で、20年も前の話となると今実行しようとすると防犯カメラに映ってしまうんだろうなとか読み終わったあとに思ってしまいました。(ロマンもなにもない(笑)) 「泉水」と「春」でスプリングですね。と話をしているのを読んで、はじめに読んだ時もいいなと思ったけど、一回読んでいいなと思った本はやっぱ変わらずいいな、と思いました。
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再読。放火とグラフィティアートと遺伝子とが絡み合って…。久しぶりの再読だったけど、やっぱりいい。父さんかっちょ良くて、敵わないです。「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」は名言ですよね。
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やはり伊坂幸太郎ワールドは面白い。 重苦しい話題だけれど読み進めずにはいられない文章の面白さ。引用も良いしユーモアたっぷりな言い回しが最高です。 そして主人公たち家族の絆が本当に良い。 『俺たちは最強の家族なんだ』 これを言える父親の力強さといったら。...
やはり伊坂幸太郎ワールドは面白い。 重苦しい話題だけれど読み進めずにはいられない文章の面白さ。引用も良いしユーモアたっぷりな言い回しが最高です。 そして主人公たち家族の絆が本当に良い。 『俺たちは最強の家族なんだ』 これを言える父親の力強さといったら。 久しぶりに伊坂幸太郎作品を読了しましたがやっぱり満足でした。 ここの感想には関係ないけれど、この9月に殺し屋シリーズの新作も発刊されるので楽しみです。
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本当に橋の下から拾われた子だったらよかったのにと思う。 血が繋がっているということがそんなに大切なのか、血が繋がってなくても私は愛されて育ったんじゃないか、むしろ血が繋がっていないほうがもっと自由に生きられたんじゃないか とか血が繋がってるからこそ考えられるようなことをこそこそ考...
本当に橋の下から拾われた子だったらよかったのにと思う。 血が繋がっているということがそんなに大切なのか、血が繋がってなくても私は愛されて育ったんじゃないか、むしろ血が繋がっていないほうがもっと自由に生きられたんじゃないか とか血が繋がってるからこそ考えられるようなことをこそこそ考えてしまった。 事態の深刻さを忘れさせるほどの軽快な会話 だんだんゴールに近づいていく高揚感 この兄弟をずっとそばで見てきたような臨場感 飽きさせないってすごいなと思った。
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初の伊坂幸太郎作品。人の中に存在する苦しさと温かさが相互に表現されている物語だと思った。素敵な言葉が沢山出てきて、世の中は辛いことが沢山あるけれど、素敵な場所でもある。そう思った。もっと彼の作品を読んで、彼の作り出す世界観に出会いたい。と思う。 美しく前向きな母と器の大きな...
初の伊坂幸太郎作品。人の中に存在する苦しさと温かさが相互に表現されている物語だと思った。素敵な言葉が沢山出てきて、世の中は辛いことが沢山あるけれど、素敵な場所でもある。そう思った。もっと彼の作品を読んで、彼の作り出す世界観に出会いたい。と思う。 美しく前向きな母と器の大きな父、二人の兄弟。苦しい闇を抱えた4人家族だが、温もりに満ち溢れていた。 弟(春)は、その生い立ちから「生きてることはつらい」と兄に漏らすことがあった。 「子供の頃から大事な時には兄貴がいた」「俺たち兄弟は最強なんだ」そう話していた。兄をこの上なく信頼し、慕っていた。彼も弟のことを大事にしていた。 これから辛いことが待ち受けていても、「君にはお兄さんがいるよ」と声をかけてあげたい。 父親の懐の深さに涙した。おしかけてきた母のことを始め、家族がどんな状況になろうとも受け入れていく。覚悟と強さ、優しさを兼ね備えた素敵な人物であると思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この先も定期的にこの小説の事を考えるだろうなと確信した。それぐらいこの小説に心動かされたし、時間を空けて何度も読みたいとも思った。 重い題材だけど、それに反して愉快でユーモアのある登場人物の掛け合いと、テンポの良いストーリー、クセになる空気感、全てが心地良くて、読む手が止まらない。 この小説の魅力は多岐にわたるが、その一つとして魅力的過ぎる登場人物がある。泉水と春の最強の兄弟、子供っぽいけど偉大な父、強い心を持った母、やば過ぎるストーカーの夏子さん。一人一人が癖が強くて、かといって鬱陶しくもない。 過去作の登場人物も出てきた。伊藤と黒澤。伊藤は今回はちゃんと出てきた。だいぶファンサ的な出方だったのが面白い。黒澤は物語に関わるほどガッツリ出てきた。好き。 また、レイプによって生まれた腹違いの兄弟という題材で、家族の不和について一切書かれていないのも凄くよかった。DNAなんて関係ない。いい意味でそう思えた。
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伊坂幸太郎らしく、読み始めたら止まらない文章の魅力。読み終わったあとは今すぐ家族に会いたいと思った。始まりと終わりも秀逸で、まさに、小説の奇跡。あと黒澤が相変わらず最高でした。
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