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天山の巫女ソニン(1) の商品レビュー

4.2

69件のお客様レビュー

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2025/09/25

娘のお薦めで読みました。 児童書ですがとても良かったです。 汚れた大人。汚れていない子供にお薦めです。 勇気を貰い。心洗われました。

Posted byブクログ

2025/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

八咫烏シリーズ解説後書きで紹介されていた本。 児童文学なので文字も大きくサクサク読めるが、面白くてすぐ次巻に手を伸ばしてしまった。 読み切りをシリーズ1として書き直したというが、確かに続きが気になる。 ストーリーはライトな守り人シリーズのようだと思ったが、児童文学ながら人の本質やメモしたくなる格言がちりばめられている。 未成年にとっても今後の人生のヒントとなる考え方やセリフがあるのではないだろうか?? 王子というとつい金髪碧眼をイメージしてしまうけれど、韓国のような容姿だろうか。コミカライズもしているよう。 玉の輿、という感じではないけれど、これからどんな関係性を気づいていくのだろうか。 今回悪役として描かれた彼女も、彼女目線の物語であれば最初は純愛だったのかもなぁ。。 最期に手を触れようとしたのは相打ちを狙ったのかとドキッとしたけれど、単純に触れたかっただけなのだろうか。。?? 「わたしのー」に続く言葉は?? 1番の感想は ミンがいい子すぎて、幸せになってほしい。自分の力で何とかするタイプだろうけれど、理不尽な事が起こらず生きていってほしい。。 お父さんの考え方、生き方も尊敬。 『私情や私利私欲は、見たものをゆがませる。だから巫女は愛しいもの、心を乱すもの、敵味方になるものを持ってはいけないのです。』 →そこまでして尽くすのは何故だろう??描写は無かったけれど、上の階級であれば神が身近な存在なのだろう か?? 「そうね、別れて暮らした方がいい親子というものはあるものよ」 『夢見をする巫女であったからこそ、自分の見た一瞬の景色の意味を知る為に、さまざまな知識が必要だったのです。』 「仲良くしてるように見えるけど、それはみんなで外の人間や金持ちの悪口言ってるからさ。一人だけ抜け駆けするようなヤツが出ると、いきなり態度が変わる。…自分たちに差をつけて出ていく人間には嫉妬するんだ」 『…いい部分しか見せません。そうなると見せ方のうまい者、口の上手な者だけが「よくやっている」と思われ、得をするようになるからです。』 →八咫烏シリーズでも仕事が遅い文官が実は。。というのがあったなぁ。。 『けれど巫女たちが夢見で得たことを、くわしく間違えずに人々に告げるには、地理や天文や気象、草木や生き物の知識、そして人々に伝える「言葉」が必要なのです。』 『(ああ、どうしたらよいのかわかっていても、そのとおりにできるかどうかというのは、べつの話なのだな)』 「昔はそうじゃなかったのに、役人の下で働いたり金持ちに雇われると、まるで自分が役人や金持ちになったかのように人を見下したり命令したりする。…たとえ王子が許しても、おまえは甘えてはいけないよ。…でも、おまえが王子より下ということじゃ決してない、どうしても聞けない命令や、嫌な仕事を仰せつかったら、いつでもここへ帰っておいで。」 『(今さら言ったって、きっとだれも信じてくれない…だから他の人に話してみなくちゃ。だれかが聞いてくれるかもしれない。)』 →強い。。 「ソニン。あなたの力は…むしろ大切な人たちができたことで、かえって強くなっているかもしれないわ」 「(…忠臣たちや従者がいてこそ王子だった。その生活を離れても自分が一国の王子だと思っていられるものだろうか?」 「仲間や仕事を頼みに来たものを裏切っておいて、『自分だけは人に裏切れらるはずがない』なんて虫がよすぎる」 『動物は人間ほど恐くはありませんでした。』 「弱い者や、自分より知恵のない者には、なにをしてもいいと思ってるヤツがいるんだ。」 『まったく一人で身寄りのない者というのは、こんなに苛立った人々や退屈した人々のうさばらしにされるものなのかと思いました。』 「(…同じ人間にしたとは思っていない。道端の石を蹴ったぐらいに思っているのだろう。」 「(戦になれば)人の心がすさみ、ゆとりがなくなる。」 「…たくさんの人の上に立つ人だから。そういう人は、したいことよりもしなきゃならないことのほうが、大事なことがあるでしょう?」

Posted byブクログ

2024/12/27

アトリと5人の王を読んで、菅野雪虫さんにハマりました。なんというか、主人公を応援したくなるような本です。是非読んで見て下さい✨

Posted byブクログ

2023/10/11

第7王子(唖者)の落し物から,ソニンの運命は動き出す。「金の燕探し」アンデルセンでは王子は白鳥だが,本書では燕。ソニンと悪女レン,天山巫女落第までは同じだが,真逆の生き方で皮肉な運命。

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2020/10/25

ずっと気になってた作品です。 図書館の蔵書にあるのも知っていたけれど、なかなか借りる決め手に出会えず、今日(あ、もう昨日になってるや@24:36)とうとう図書館の棚で出会いました! なんでもっと早く読まなかったのだろう。 明日(あ、もう今日か)続きを借りに行こう。 なんとなく韓...

ずっと気になってた作品です。 図書館の蔵書にあるのも知っていたけれど、なかなか借りる決め手に出会えず、今日(あ、もう昨日になってるや@24:36)とうとう図書館の棚で出会いました! なんでもっと早く読まなかったのだろう。 明日(あ、もう今日か)続きを借りに行こう。 なんとなく韓国っぽい国が舞台のアジアンファンタジーです。 天山に住まう巫女たちは、不思議な力で沙維の国の人々に預言を与えていました。 その数は12人。 不思議な力はあっても只人なので寿命はやってきます。しかしその不思議な力ゆえ、己の死期を悟ると後継者を下界から選び出すので、いつでも12人でした。 ソニンは母の胎内にいるときにその力を見込まれて天山へ召し上げられたものの、素質なしと里に返されます。 普通の人として暮らしていくはずのソニンですが、ひょんなことから沙維国の第七王子と出会います。彼は生まれつき喋ることができないのですが、ソニンと手が触れたときには、王子の声がソニンにだけ聞こえるという不思議なことが起きました。 その不思議な出来事で、ソニンは城へと生活の場を移すことになります。そして彼女は、国を揺るがす陰謀に否応なく巻き込まれていくのでした。 どんな出来事に出会っても、ずっとずっと心根がまっすぐで賢いソニンのことが大好きになりました。 彼女が巻き込まれてしまった事件がどのように解決されていくのか、顛末が気になって一気に読み終えました。 続きも読みますよー!!

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2019/07/30

良い子に育ったのは天性のもの?それとも天山の教育方針の賜物? あんな子が育つなら、天山も悪い場所じゃないと思うんだけど、やっぱり誰が深く関わったのかにもよるのかもしれない。 少なくともソニンは、自分で生きる力を得ている。

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2019/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでみたかったシリーズの1作目。 児童書なので文字も大きめですいすい読めちゃいます。 赤子の頃に巫女としての素質を期待され親元から離されて天山で育ったソニン。 12歳で素質がなかったと里に戻され、今までとは全く違う俗世での生活をすることに。。 大衆についてしまう人の弱さや他人を妬む気持ちが書かれていて、児童書のわりに考えさせられる部分も。 天山で育ち、人の妬みや嫉みと無縁だったピュアなソニンが俗世で生きていく上での成長が楽しみです♪

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2018/12/23

すいすい読めた。舞台設定、朝鮮半島の三国時代かな。 日本とは違うがわかりやすい。巫女の力が夢見。現実離れしすぎてなくてちょうどいい。 主人公は落ちこぼれ認定された女の子。だけどその中でも少しずつ光を浴びていく。ひたむきさが共感を呼ぶ。 王子がイケメンで想像するのが楽しい。 女の子...

すいすい読めた。舞台設定、朝鮮半島の三国時代かな。 日本とは違うがわかりやすい。巫女の力が夢見。現実離れしすぎてなくてちょうどいい。 主人公は落ちこぼれ認定された女の子。だけどその中でも少しずつ光を浴びていく。ひたむきさが共感を呼ぶ。 王子がイケメンで想像するのが楽しい。 女の子向けな感はあるがストーリーは十分大人でも楽しめる。そして謎を少し残す感じが次を読みたくなるね。

Posted byブクログ

2018/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生まれて三月で天山に連れてこられたソニンは十二歳になっていた。ここは巫女だけの世界。小さいうちから夢見をする技を教えられてきた巫女たち。そんななかでソニンは巫女の素質が無いと里に戻されることになった。そのソニンの将来を大巫女さまが夢見をしたが、家族には愛されるが、大きな艱難にも合うとのこと。巫女のノアはとてもそんなことをソニンに言えなかった。

Posted byブクログ

2018/10/08

2:面白いと評判の「ソニン」シリーズ、ようやく読めました。噂に違わず、すごく魅力的な登場人物と世界設定に一気読み。読み聞かせのような柔らかい文体が違和感なく入ってきます。ご都合主義と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけど、そのご都合主義でさえも作者さんの意図なのではと思えます...

2:面白いと評判の「ソニン」シリーズ、ようやく読めました。噂に違わず、すごく魅力的な登場人物と世界設定に一気読み。読み聞かせのような柔らかい文体が違和感なく入ってきます。ご都合主義と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけど、そのご都合主義でさえも作者さんの意図なのではと思えます。ソニンがこの三国と天山にどう関わってゆくのか、続編を読むのが楽しみです。

Posted byブクログ