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壊れかた指南 の商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

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2021/09/25

 巻中のショートショート集の前後で作品の傾向が変る。前半では「TANUKI」が民話的でよかった。  巻末4編はマジック・リアリズム等の実験を排した昔ながらの文芸作品で、むしろ楽しく味わえた。中でも「耽読者の家」は「読書の極意と掟」の小説化だと感じた。

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2020/09/27

実験的で最早現代アートな小説を書く、筒井康隆の短編小説集。 そんな作者のこんなタイトルの本を読んだら、それこそ本当に壊れてしまうのではないかと、戦々恐々して読んだが、そんな事はなかった。 短編小説であるため、筒井康隆テイストが広く薄くちりばめられており、テンポよく読めた。意味わ...

実験的で最早現代アートな小説を書く、筒井康隆の短編小説集。 そんな作者のこんなタイトルの本を読んだら、それこそ本当に壊れてしまうのではないかと、戦々恐々して読んだが、そんな事はなかった。 短編小説であるため、筒井康隆テイストが広く薄くちりばめられており、テンポよく読めた。意味わからないなーと思っていてもページを進めてしまうという筒井康隆の魅力が反映されている。 ガチ現代アート風のような強烈なもの(ef. 夢の木坂分岐点、残像に口紅を)の要素は薄い。その点筒井康隆好きには物足りないかもしれない。個人的には、久しぶりに筒井康隆作品を読んだため、このくらいの風味でちょうど良かった。

Posted byブクログ

2020/06/07

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163248400

Posted byブクログ

2014/03/01

おもしろい。うまい。一気に読みたいところだがもったいなくて、一編読んでは本を閉じて何か別なことをやり、また読んで、とやりたくなる感じ。

Posted byブクログ

2011/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつも通りの筒井さんの短編集。 ぐんぐん読ませてもらったのにひとつひとつが思い出せない。 乱読してるからだと思う。でも面白かった。

Posted byブクログ

2011/06/25

短編集。 「稲荷の紋三郎」「鬼仏交替」「耽読者の家」がお気に入り。 ありきたりな小説に飽きてる人向け。 でも、そういう人はこういう本にも飽きてるかもしれない。

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2009/10/07

09/06/01 短編集。 耽読者の家」が絶品。男二人・女一人で古典西洋文学・エンターテインメントを読み続ける。しあわせな時間・空間。 バルザック・トーマス・マン、三銃士、椿姫。 こういう隔絶した空間へのあこがれ。

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2009/10/04

楽天ブックスで購入。 「壊れかた」というより小説をぶっ壊しているんだ。そう思うより仕方がない。と言ってすべてが正しい小説の体裁をとっているので、一見おかしなことをしているようには見えない。『残像に口紅を』(文字が消えてゆく)や『七瀬ふたたび』(同時思考の複数行による表現)などのよ...

楽天ブックスで購入。 「壊れかた」というより小説をぶっ壊しているんだ。そう思うより仕方がない。と言ってすべてが正しい小説の体裁をとっているので、一見おかしなことをしているようには見えない。『残像に口紅を』(文字が消えてゆく)や『七瀬ふたたび』(同時思考の複数行による表現)などのように派手な実験は為されていない。それゆえに知らずに読ませてしまうので筒井毒が体内に回るのはゆるやかに、確実に毛細血管・末梢神経にまで達することが予想される。俺のように既に汚染された肉体には心地よい刺激なのだが。

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2009/10/04

目が回るぅー(◎∀◎;) という感想です… ショート集の影響もあるかもだけど… でもおもろい。

Posted byブクログ

2009/10/04

初めての筒井康隆。 終始笑えた。もっと毒のある本だと思っていたが、意外と爽やかにすらすら読める。 「おれは悪魔だ」が一番好き。

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