水恋 の商品レビュー
読むのは初、の、喜多嶋隆作品。 一言で言うと、儚くて、切ない。 この作者のほかの作品を読んだことがないので何とも言えないけれど、書き口や文章のリズム、句読点の打ち方が独特。このリズムにハマれない人は読みづらいかも知れないけど、ハマると好きだろうな、という感じです。 ドラマチック...
読むのは初、の、喜多嶋隆作品。 一言で言うと、儚くて、切ない。 この作者のほかの作品を読んだことがないので何とも言えないけれど、書き口や文章のリズム、句読点の打ち方が独特。このリズムにハマれない人は読みづらいかも知れないけど、ハマると好きだろうな、という感じです。 ドラマチックでもなく淡々と進んでいくけれど、少しずつ動いていく登場人物の心の描き方は巧みだと思う。 感情を抑え気味に書かれてるのはわざとなのかな。ぐっとくる熱さっていうより、本当に淡々としてます。 切ないけれど、読後感は決して悪くない。喪失感や虚無感と一緒に、爽快感も感じるような。 登場人物が30代だから、大人向けかも知れません。 精神的要素もアリ。
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読み捨ての恋愛小説。1時間半程度の単発ドラマ向き。設定も人物も弱く、ストーリーもありふれているが、だからこそ嫌味がなく読み易い。読者層を意識しての甘さ、軽さなんだろうなぁ。気分転換向きで、重い作品の後の口直しにいい。
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■0931. <読破期間> H21/4/13~H21/4/14 <本の内容> 春の終わり、大きな挫折を味わった僕は、みずからの人生にピリオドを打とうとして、 かつて訪れたことのある海辺の町にやって来た。 そんなある日、砂浜で、不思議な雰囲気を持った女性、水絵と出会う。 やがて...
■0931. <読破期間> H21/4/13~H21/4/14 <本の内容> 春の終わり、大きな挫折を味わった僕は、みずからの人生にピリオドを打とうとして、 かつて訪れたことのある海辺の町にやって来た。 そんなある日、砂浜で、不思議な雰囲気を持った女性、水絵と出会う。 やがて僕は、彼女の心に存在している深い闇と傷を知り、病んだ水絵の心を再生しようと試みるが…。 すくい上げた水のように、淡く、はかなく、手からこぼれて消えた恋…。 魂の触れ合いを繊細に描く、大人のための恋愛小説。
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大人の恋。 初めは帯の「わたしの分まで生きてください」の文字を見て、この台詞の主が自殺をしたのかと思っていました。
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最初から最後まで、静謐な空気感がただよう恋。 大人ならではの不器用さとせつなさにあふれた恋のはなし。
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装丁があまりに綺麗で図書館から借。 夏っぽくもあったし、タイトルも綺麗ですよね。 内容は想像と全く違って、ちょっと悲しいお話でした。 こうなるなんて予想してなかったよー!とビックリ。 そしてしんみり。 でもしっくり。 あいかわらず彼の文章はするっと読めてしまいますね。 結構好...
装丁があまりに綺麗で図書館から借。 夏っぽくもあったし、タイトルも綺麗ですよね。 内容は想像と全く違って、ちょっと悲しいお話でした。 こうなるなんて予想してなかったよー!とビックリ。 そしてしんみり。 でもしっくり。 あいかわらず彼の文章はするっと読めてしまいますね。 結構好みです。 7月に読みたかった本だな。もうちょっと夏めいた頃に。 でも素敵でした。読んでよかったです。
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スイレン、と読みます。 さすがにみずこいと読む人はいないか(笑) なんていうか、いろいろなところで大絶賛されていたのでわくわくどきどきしながら読んだんだけど、はっきりいってがっかりでした。 結局好きな人が死んじゃうところとか、セカチューとちょっと似たものを感じた。 なんて...
スイレン、と読みます。 さすがにみずこいと読む人はいないか(笑) なんていうか、いろいろなところで大絶賛されていたのでわくわくどきどきしながら読んだんだけど、はっきりいってがっかりでした。 結局好きな人が死んじゃうところとか、セカチューとちょっと似たものを感じた。 なんていうか、文章に三点リーダーが多すぎなんですよね。三点リーダー→… なんかね、微妙な沈黙とか言葉の切れ目とか、表現しにくいのはわかるんだけど、それで三点リーダー使いすぎ。そういうのは、プロなら行間や言葉の節回しとかで匂わせるものです。 ということで、あんまり文章は上手じゃない。 あと、ヒロインのトラウマの設定はまあいいんだけど、事態の深刻さとか状況を、もっと掘り下げて描写して欲しかった。なんだかうすっぺらいんで、違和感があるんですよ。 オチも、最後に急いでつめちゃった感じで不満です。 酷評しちゃった。 さらっとした質感とか、映像っぽい文章なんで、嫌いじゃないから、また喜多嶋作品は読むかも。
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沢田は死ぬ為に海に行く。 そこで、水絵と知り合った。心に闇を持つ二人。お互い、必要な存在であることに気付く・・・ 最後は、泣いた。 とにかく、泣いた。 鼻水も出た。 '06.07.06読書完了
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