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大地の咆哮 の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

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2009/10/04

中国に住んでいてもなかなか見えない日本領事館の活動内容。 こんなええことをやっていたのかと 気づかせてくれました。 中国在住邦人必読。

Posted byブクログ

2009/10/07

感動。泣くようなところはないはずなのに、私はなぜか涙が出たりしました。こんなに中国のために、日本のために頑張っていた人がいたなんて。外務省なんて腐れ役人ばかりのイメージでしたが、こんな立派な外交官もいるんだな、って感動しました。台湾の国際会議参加問題で、著者が奔走するところ、読み...

感動。泣くようなところはないはずなのに、私はなぜか涙が出たりしました。こんなに中国のために、日本のために頑張っていた人がいたなんて。外務省なんて腐れ役人ばかりのイメージでしたが、こんな立派な外交官もいるんだな、って感動しました。台湾の国際会議参加問題で、著者が奔走するところ、読み応えがありました。 杉本さんのような立派な外交官がいるからこそ、私たち日本人が中国でのんきに暮らすことができるんだ、と本当にありがたく、感謝しました。 思い出すと、05年春に、上海でも大きな反日デモがあったとき、上海総領事館の呼びかけはすごく適切で、HPには動きがあるたびに逐一更新されていて、「現在デモ隊○名が○○周辺で投石しています、ご注意ください」「何月何日にどこそこでデモが行われるという情報あり」という風に。その少し前には、イラクで香田さんがテロ組織に殺された事件などあって、外国在住の日本人の安全に対して、どこまで政府(外務省など)が助けてくれるのか、関心もって手をさしのべてくれるのか、不安に思っていた時期だったので、上海領事館の真摯な態度には、そのときも「ありがたいなあ」と思ったのを思い出しました。 杉本さんの中国に対する考察も素晴らしく、中国に関心をずっと持ち続けていろんな人の意見を読んだり聞いたりしてきたけど、誰よりも中国の現状を見つめ、適切な意見を持った人だ。ODNの件、水不足のこと、台湾統一問題、宗教の統制・・・。 中国が好きで、中国にやってきて暮らしている私は、日々自分の生活だけを送るのではなく、日中友好のためになることを何かやらなくてはいけないような、そんな気がしてきました。 第一章 中国との出会い 第二章 安全保障の目覚め 第三章 対中経済協力開始 第四章 日中友好の最高峰 第五章 ココムと対中技術規制 第六章 台湾人の悲哀 第七章 対中ODNに物申す 第八章 対中進出企業支援 第九章 深刻な水不足問題 第十章 搾取される農民 第十一章 反日運動の背景 第十二章 靖国神社参拝問題 第十三章 中国経済の構造上の問題 第十四章 転換期の軍事政策 第十五章 嗚呼、在上海総領事館 第十六章 中国の農村にCNNを(中国共産党と宗教) すばらしい本に巡り会うことができました。

Posted byブクログ

2009/10/04

自殺した在上海日本総領事館員の当時の上司が病床で書いた、ということで重いかなーとか思ってたけどそういうものでもなく。淡々と筆者の経験が綴られていく。「え、中華民国って何?」レベルの無知な私でも読み進められる書き方だし、中国と日本の関係について色々と知ることができて良かった。でも一...

自殺した在上海日本総領事館員の当時の上司が病床で書いた、ということで重いかなーとか思ってたけどそういうものでもなく。淡々と筆者の経験が綴られていく。「え、中華民国って何?」レベルの無知な私でも読み進められる書き方だし、中国と日本の関係について色々と知ることができて良かった。でも一部の人達に都合のいいように解釈されて利用されないかがちょと心配。[2006年読了]

Posted byブクログ

2009/10/04

日本と中国との関係について、ここまで骨太な議論が出来る外交官がいたことに感服した。 中国のカントリー・リスクとして著者があげる諸点(水問題、都市と農村の格差、都市における急激な発展の裏側の病理など)はどれも深い。

Posted byブクログ

2009/10/07

もと上海総領事が末期癌を宣告され闘病を続ける中でつづった日本と中国への警鐘の書。著者は1949年生まれで、70年代に中国に留学する。その時代をいくらかでも知っているものにとって、著者が描く中国は決して誇張ではない。今や世界が注目するほどめざましい発展をとげているかにみえる中国が実...

もと上海総領事が末期癌を宣告され闘病を続ける中でつづった日本と中国への警鐘の書。著者は1949年生まれで、70年代に中国に留学する。その時代をいくらかでも知っているものにとって、著者が描く中国は決して誇張ではない。今や世界が注目するほどめざましい発展をとげているかにみえる中国が実はいかに危ういか、それを救うにはどうすればいいか、草の根の援助運動をしてきた著者の目は厳しくまた温かい。

Posted byブクログ