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クロニクル 千古の闇(2) の商品レビュー

4.3

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

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2024/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始め頃に少し手こずったが、前巻と同じで、半ば頃から一気に読めた。 でも、まだ2巻。自分の運命に気付いたトラクが、これから、どんな事件に遭い、どんなふうに生きていくのか。続きが気になる。 それぞれの族の生活や習慣、特に、狩猟の様子などの設定と描写が素晴らしい。

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2015/11/09

また序盤から物語が展開していってすごかった。生霊わたりか…。確かにトラクは普通の人ではないと思っていたけど、驚いた。テンリスはトラクが生霊わたりだとわかったあたりから怪しそうだなと思ってた。でもまさかお父さんの兄だったとは。ベイルがよかった。かなり好きになった。レンがさらにかっこ...

また序盤から物語が展開していってすごかった。生霊わたりか…。確かにトラクは普通の人ではないと思っていたけど、驚いた。テンリスはトラクが生霊わたりだとわかったあたりから怪しそうだなと思ってた。でもまさかお父さんの兄だったとは。ベイルがよかった。かなり好きになった。レンがさらにかっこよくなってたし、ウルフとも昔より気持ちが通じるようになったみたいで嬉しかった。フィンケディンが実はまだ30歳くらいだということに驚いた。貫禄がすごすぎる。

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2015/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森であろうと、海であろうと、 彼らの狩猟生活が非常に細かくリアルに描かれているとは思うが、 そがゆえ、魔術的要素、 例えばシャチから見えない護符が奇異に思えてくる。 私が読みたいのはアドベンチャーではなく、 ファンタジーなので、 魔術も悪霊も運命も”あり”のはずなのだが。 とにかく、 ウルフが戻ってきたこと、 レンとうまくやっていること、 今回は病いの薬を求めていったが、手にできたのは薬そのものではなかったところが良かった。

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2014/09/20

2014年9月19日読了。 二作目も一気読み。読ませる力がすごい。 海での試練も、自然への畏敬にあふれていた。

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2014/07/29

ああ~また手に取ってしまった …明るく楽しい物語では、決してないのに 何故か気になってしまうのでした(;^^)ゞ ウルフとレンは、悪霊を感じていた 私は気づかなかった、トラクと同じように わかってしまった時ショックを受けた トラクが強くなっていくのがわかる ファンタジーらしく...

ああ~また手に取ってしまった …明るく楽しい物語では、決してないのに 何故か気になってしまうのでした(;^^)ゞ ウルフとレンは、悪霊を感じていた 私は気づかなかった、トラクと同じように わかってしまった時ショックを受けた トラクが強くなっていくのがわかる ファンタジーらしく物語が進んでいきそう たくましいオオカミになっても やっぱりウルフはかわいいなぁ

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2014/06/13

古代の人間はそうだったのだろうな、と思ってしまう筆力。トラク、ウルフ、レンの現代では形容のできない絆。最後の数十ページで明かされる事実。変わらない人間の本質と本来持っていたはずの智慧や感。魅力は尽きない。まだ二巻だぞ!

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2013/07/22

大グマの姿をした悪霊を倒してから半年。 ワラリガラス族のもとに身を寄せていたトラクは、森の中で病んだ狩人と遭遇する。 その男の髪や髭はところどころむしり取られ、顔はかさぶただらけになっていた。 木々は囁く。 『そいつがやってくる。──病。』 野営地にかけ戻り、ワタリガラス族に異変...

大グマの姿をした悪霊を倒してから半年。 ワラリガラス族のもとに身を寄せていたトラクは、森の中で病んだ狩人と遭遇する。 その男の髪や髭はところどころむしり取られ、顔はかさぶただらけになっていた。 木々は囁く。 『そいつがやってくる。──病。』 野営地にかけ戻り、ワタリガラス族に異変を知らせようとするトラクだが、既に病は一族の人々を蝕みつつあり、最初の犠牲者になったのは、彼に宿を提供してくれていたオスラクだった……。 なにかが森に……野営地に入り込み、病を蔓延させている。 トラクは治療法を探るために〈深い森〉を目指してひとり旅立つ。しかし導かれるままにたどり着いたのは海岸。更にアザラシ族の少年たちによって海を渡り、アザラシ諸島に連れて行かれたトラクはそこで自分の不思議な力に気付く。 トラクが持つ不思議な力の正体は? 彼を狙う〈魂食らい〉とは何者なのか? 『オオカミ族の少年』に続く「クロニクル 千古の闇」シリーズの2巻目。 トラクの新たなる悪霊との戦いと旅、ウルフとの再会、それから、前作で明かされなかったいくつかの謎が少しわかってきます。

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2012/12/10

ウルフおかえり!! かっこよくなってかえってきてくれてありがとう!! 今回は夏の海が舞台です。 アザラシ諸島。 海の民の暮らし方はトラク達と違っていて、新鮮で面白かった。 相変わらず、生きるために様々な知恵を持っている人々の生き方を面白く読みました。 テンリスのことを好きにな...

ウルフおかえり!! かっこよくなってかえってきてくれてありがとう!! 今回は夏の海が舞台です。 アザラシ諸島。 海の民の暮らし方はトラク達と違っていて、新鮮で面白かった。 相変わらず、生きるために様々な知恵を持っている人々の生き方を面白く読みました。 テンリスのことを好きになっていたころだったので、ラストはショックでした… でも、ウルフはトラクのありのままを受け止めていて、それがとってもあたたかい。 さ、次読むぞ。

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2012/11/09

↓の方と同じように「いきりょう」って読んでいたので、おどろおどろしくなってきたらどうしよう……と思っていた。「せいれい」と読むのだそうだ。 前回から引き続き、太古のヨーロッパの民族が織りなす古代ファンタジー。 魔道師なる職業はあるけれど、いわゆる魔法などは存在せず、大自然を崇め...

↓の方と同じように「いきりょう」って読んでいたので、おどろおどろしくなってきたらどうしよう……と思っていた。「せいれい」と読むのだそうだ。 前回から引き続き、太古のヨーロッパの民族が織りなす古代ファンタジー。 魔道師なる職業はあるけれど、いわゆる魔法などは存在せず、大自然を崇め敬い、季節をなぞるように堅実で慎ましやかに生活を続ける人々の姿は、上橋菜穂子さんの守り人シリーズに似た雰囲気がある。 翻訳家のさくまゆみこさんの力も大きいのだろうと、感謝しきり。 こんなに素晴らしい作品を日本語で読めるなんて! 前巻で森に迫ってきた闇を払いのけることに成功したトラクは、唯一の身内であった父親を失ったこともあり、先の旅で友達になったレンの属する「ワタリガラス族」で世話になることに。 そこで奇妙な「病」が蔓延るのを目の当たりにし、「何かがある」と感じたトラクは病を治す方法を求めて、ひとり旅立った。 集団生活をしたことがないトラクの世界は広くて狭い。 ワタリガラス族の風習は知っていても、彼にとってはそれがすべてだ。 それぞれの部族の掟や風習や考え方など知る術はなく、それが原因で苦境に陥る羽目に。 しかしそれも運命と呼んで然るべき出来事だった。 その無知さがあったゆえに今回の問題の突破口を開き、トラクに眠っていたもうひとつの「チカラ」が発覚するに至ったのだから。 父親の遺したことばに隠されたほんとうの意味。 この巻の最後で知らされる真実と、それを受け止めるトラクの成長。 ウルフとの再会も無事に果たしたが、トラクを待ち受ける運命はまだ安寧であるとは言えないだろうな。 次は「魂食らい」 トラクへ襲い掛かる闇の本質に、とうとう迫るのだろうか。

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2012/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いきりょうわたり、と読んで怖がってましたが、せいれいわたり、でした。 物語の世界から出たくなくなる本。久々に。ホント面白いんですけど。 登場人物たちの仕草のひとつひとつまでがリアルで、きっと古代の人は生活の中でこんな仕草をしただろうな、と思う。 物語の根底にあるのは自然への畏敬。この世界の人々はみんな豊かな知恵を持っているけど、自然の前にとても謙虚。そこが好き。 世界観もいいけど、キャラクターも魅力的。女の子も強いし、賢い。そしてウルフが可愛くてたまりません・・・。 どうしても「風の谷のナウシカ」と「もののけ姫」を思い出す。 映画化とかされないのかなーと思ってたら前作の「オオカミ族の少年」はリドリー・スコット監督ですでに映画化決定とか。ううむ。微妙だ・・・。

Posted byブクログ