女ともだち の商品レビュー

真梨幸子【著】

2024/10/12

293ページ
1600円
10月9日〜10月12日

タイトルの意味がずっとわからないまま読み進めた。最後の最後に女ともだちとは、ということが書かれており、なるほどと思った。事件について、犯人が見えるようで見えない、見えたと思ったら違う、途中か、後半にかけておもしろかった。ただ、その残虐さからか、読後感はなんだか後味が悪かった。

2023/11/02

仄暗い怖さがじわ〜っとくる作品。伏線が早い段階から散りばめられているのですが、それが回収されていくところは、相変わらずの小気味良さ。そしてどんどん不気味さが増していきます。女というより人間の嫌なところも描かれていると思いますが、女ならではの執着だったり拘りがゾゾっとします。最後は何とも言えないやりきれなさが残りました。

2023/10/22

共感や恐怖などで感情を大きく揺さぶられて、読んでいるあいだじゅう心の落ち着く暇もないのが、真梨幸子さんの小説。読んでいやーな気持ちになるミステリー、略して「イヤミス」
先が見えなくて最後まで読んだけど、楢本野江の本名が...アキエ、遥子の女ともだちだったというイヤミス、再読が必要⁉️
高層マンションに女性二人の惨殺死体が！　同日に同じマンションで起きた凄惨な殺人。殺されたのはともに独身のキャリアウーマンだった。二人の接点を探すフリーライターは事件の暗部を垣間見る！

2021/09/16

雑誌のフリーライターが、とある小さな町に２つ並んだ高層マンションで起きた２つの殺人事件の真相を探るミステリー。

私の読解力不足のせいなのか、読み終わっても微妙によくわからず「？」が残る。最後の方まで「なぜタイトルが女ともだち？」と思っていたけど、突然出てくる。

真梨幸子作品で私が勝手にイメージしてた「登場人物がめちゃくちゃ多い上に話が四方八方へとんでいき、最後にパタパタパタッと全てがくっついていく」感じではなく、わりと普通に順序よく話は進んでいくけど、私はいまいち面白いと思わなかったのか、何度もよくわからなくなる。

2020/07/29

小説というよりは、事件記事を読んでいる感じで、いまいち乗れなかった。
とても変わった性癖や思いもしないような過去に気付けず、話は想像や妄想の元に進められて行きます。いや、そんな隠された展開、読み取れないよ。
ミステリーとも違う感じだな。
タイトルの「女ともだち」もっと親密な関係が繰り広げられる話しかと思ったら、そうでもないし。
タイトルで、ちょっと期待したのもあったので今回は残念でした。

2020/04/11

同じような女性が沢山出て来て
途中誰が誰だか分からなくなり
何度も前のページに戻りながら読んだ。
ややこしすぎてあっぷあっぷしながら
読み終えた感じ。
もう一度読み返せば、すんなり理解出来るかな。
ただもう一度読む気にはなれない。

ただ、イヤミス感満載なラストではあった。
はぁ人間って汚い嫌な生き物だ‥と心底思うラスト。

2017/09/14

2017.9.13.真梨さんの作品ということで後味は悪いだろうと思っていたが結末が私にとっては一番うけいれられないタイプの作品で残念だった。

2016/02/06

真梨幸子さんらしいストーリーでとても楽しめました。
湊かなえさんか真梨幸子さんかと言うくらいのイヤミスですが、今回はそこまで後味の悪い感じじゃなかったかなと思います。
登場人物が多めなので、途中で何回か前のページを見直す場面も笑
イヤミスというよりも早く先が知りたくなるストーリーで一気に読めました。

2015/10/04

タイトルと表紙からして、女の日常や心理小説かと思いきや、ミステリー小説だった。
しかもイヤミスｗ

主人公は楢本野江というフリーライター。
高層タワーマンションで起きた殺人事件を、ライターとして取材、雑誌に掲載する形で物語が展開される。
伏線が多く敷いてあるので、何度もページをさかのぼり、ラストでも「誰だったっけー？？」とページをめくりなおした。

女のイヤな部分をさらりと描いている。
他の作品も読んでみたい。

2015/08/04

最後の展開はびっくりした。
はさすがにそれはないんじゃないって思ったけど。終わりの終わりは特に。前半、なんだったのか。。。