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やさしい竜の殺し方(1) の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2009/10/04

知り合いに薦められたので読んでみました。私にとって記念すべき初BL小説。(同人誌はたくさん読んだのだけど) これまで意識的にライトノベルの類を避けてきた自分バカ!おもしろかったです。 正統派ファンタジーにライトなBLという感じでした。BL要素軽めといってもハードなエロスとか...

知り合いに薦められたので読んでみました。私にとって記念すべき初BL小説。(同人誌はたくさん読んだのだけど) これまで意識的にライトノベルの類を避けてきた自分バカ!おもしろかったです。 正統派ファンタジーにライトなBLという感じでした。BL要素軽めといってもハードなエロスとかを求めていない自分には充分萌えることができました。 とにかくウランボルグが魅力的!普段無口で無愛想だからこそ、語られる愛の言葉に、彼の真っ直ぐな想いを強烈に感じることができて、胸がキュンとなります。 表紙を見た限りではアーカンジェル(白いほう)が攻めだと思ったんですが逆でしたね。嬉しい誤算でした。 ウランボルグが本当に素敵なんですが、対するアーカンジェルはいまいち魅力が伝わってきませんでした。 腰まで伸ばしたプラチナプロンドに、ウルに「女より美しい」とまで言わしめる美貌。自分的に受けのビジュアルとしてかなりのストライクゾーンなのになんだかもやもや…。 戦闘シーンでもたいした見せ場はなく、ちょっとでも心の傷に触れられると折れちゃいそうな弱さ。(幼い頃の母親からの虐待という、ものすごく重い傷であるということは確かなんですが。)ウルがアークに惹かれた理由が「親友だったユニコーンに似ていた」っていう描写だけではちょっと弱いかなぁと感じます。これじゃあ守られるだけ、顔が綺麗なだけのお姫様って感じ。 でも逆に言えば、ウルに出会い、愛することを知っていく(はず)のアークがどう変わっていくのかが見ものということですね。 この先6巻まであるようですし、思いっきり期待してます。 そうそう!ウルのこのセリフにすごくグッっときました。 「なにも欲しくない。この世界に来てアーカンジェルと出会えた。それだけでいい。生きる意味も死ぬ意味もすでに得た。なにも奪ったりしない。決して傷つけない。ただ愛している」

Posted byブクログ