優雅な暮らしにおカネは要らない の商品レビュー
子どもを消費バカに育てないために → 誘惑に負けないことを楽しみにする人間に育てる必要がある ●「何かが不足しいること」こそ素晴らしい体験 ●心ゆくまで子どもと付き合う 【誘惑に対して】 禁止→精神障害の可能性 欲望のまま→中毒になる 強制→反発する
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さすが、ヨーロッパ。貴族って階級はいまだに残っているんですね。没落貴族というと惨めったらしいイメージがあるけど、確かに誇りと気品を保った人たちもいるのでしょう。ただ、著者のライフスタイルが日本のワーキングプアに訴えるかというと、どうなんだろう。それなりの教養と満ち足りた生活の記憶...
さすが、ヨーロッパ。貴族って階級はいまだに残っているんですね。没落貴族というと惨めったらしいイメージがあるけど、確かに誇りと気品を保った人たちもいるのでしょう。ただ、著者のライフスタイルが日本のワーキングプアに訴えるかというと、どうなんだろう。それなりの教養と満ち足りた生活の記憶というバックグラウンドがあればインカムが少なくなってもこの世の中、食べるに困ることはまずないわけで、「お金のかからない優雅な暮らし」を維持できるかもしれないけど、生まれたときから格差社会の底辺に押し込められた状況ではちょっとしんどそうです。 10年ほど前に書かれた本ですが、「売れるものが見つからない」資本主義の現状を予言した、とも言える内容でした。
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生活の質を精神から向上させることが幸せなことだ すっきりしてれば他のことを考える余裕ができるに違いない
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20141115読了 2006年出版。没落貴族の末裔。フリーのジャーナリストで、「フランクフルター・アルゲマイネ」の編集のほか他紙への寄稿も行う。…というか、シェーンブルクって、あのシェーンブルク城に関係あり?●かつて相当な資産家だった貴族たちが時代の流れとともに没落して、どのよ...
20141115読了 2006年出版。没落貴族の末裔。フリーのジャーナリストで、「フランクフルター・アルゲマイネ」の編集のほか他紙への寄稿も行う。…というか、シェーンブルクって、あのシェーンブルク城に関係あり?●かつて相当な資産家だった貴族たちが時代の流れとともに没落して、どのように暮らしているのかが興味深かった。●「休みが取れても旅行するな!」の章は、お国柄(というか地域柄?)が出ていておもしろい。長期休暇をとって旅行するのは毎年大きな関心ごとであり、だからこそ日焼けしているのが休暇を楽しんだ証として好ましく思われる。そういう一般化している慣習の裏に隠れた本末転倒っぷりを羅列して「旅行するとアホになる」とぶった切っているのには笑ってしまった。旅行に行くお金がないなんてはずかしいから、家にこもって旅行に行っているふりまでするというのはすごいなー。
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「貧しい老後」におびえている自分に気づいて、例えば年収100万円くらいでも優雅にハッピーに暮らしていけるということを知りたくて一読。 ・モノはなくても暮らしていける ・文化・芸術・音楽でさえ、商業的な戦略の産物 ・外食やグルメよりも、体に良い物を食べることや友人と語らうことの方が...
「貧しい老後」におびえている自分に気づいて、例えば年収100万円くらいでも優雅にハッピーに暮らしていけるということを知りたくて一読。 ・モノはなくても暮らしていける ・文化・芸術・音楽でさえ、商業的な戦略の産物 ・外食やグルメよりも、体に良い物を食べることや友人と語らうことの方が重要 ・疲れる旅行よりも、ゆったりと公園を散歩するという楽しみ ・すっきりと垢ぬけたライフスタイル
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「お金で買えるモノは一流品ではない」という価値観に目からウロコ。 これまでも必要なモノしか買っていないと思っていたが、本当に自分はそれが必要なのかを考えてから買うようにしようと思いました。
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この人が貴族なのはまあ置いておいて、、書いてあることはとっても参考になる。というかお金がなくても大丈夫だよと励ましてくれているようで助かる。
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外食、車、旅行等、様々な消費に関わる項目についてそれが本当に必要なのかとシニカルな切り口で説いている。ところどころ、そこまで言わなくても…という辛辣さを感じたが、その消費は本当に必要なのか、消費で豊かな生活が築けるのか、という問いには共感できる。 ヴォウフラム・シュルツ博士の...
外食、車、旅行等、様々な消費に関わる項目についてそれが本当に必要なのかとシニカルな切り口で説いている。ところどころ、そこまで言わなくても…という辛辣さを感じたが、その消費は本当に必要なのか、消費で豊かな生活が築けるのか、という問いには共感できる。 ヴォウフラム・シュルツ博士の檻の中のサルに照明が点くたびにリンゴを渡す実験について紹介されていて、「期待の程度を上げれば上げるほど、幸せにするのはむずかしくなる。楽しみが実現しても、私たちの幸福感は高まらない。それが高まるのは、楽しみを待つ時だけだ」という結論に至る。 この部分を読んだ時、ティク・ナット・ハン著『禅的生活のこころ』の喉の渇きの例えを思い出させた。砂漠を歩いていて、喉の渇きで死にそうな時、突然オアシスが現れ、そこに行けば水が飲めると知り、心の中で何か(興奮、期待、喜び)を感じる。しかし、まだ幸せではない。幸せは、実際に水を飲んで、喉の渇きが癒されて感じるものなのだ。 前者の例とは逆のことを述べているように思えるが、ティク・ナット・ハン氏はこう述べる。「多くの人は興奮のことを幸福と勘違いしています。興奮しているとき人は平穏ではありません。真の幸福とは、平穏に根ざしたものであるはずです。」 興奮・期待・喜びが幸せなのか?前例のサルにとってのリンゴは本当に幸せをもたらすものなのか?興奮するためのものであって、本当に欲しいものではないのでは?そう考えていくと、私たちの行なっている消費は本当に必要なのか?本当に幸せのもたらすものなのか?と、著者の問いにさらなる共感を覚える。
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心の豊かさはお金の豊かさとイコールではない。 個人的に心に残ったのは、元貴族は自分で掃除をすることができない人とできる人がいる。 できる人はたいてい、掃除をするときは自分は自分のメイドだと思い込んでその役割を演じるという。 なるほど、実践してみよう。
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没落貴族である著者の、ライフスタイルに対する独自の見解で、本当の豊かさ・本当の幸せとは何かを考えさせられる一冊。ヨーロッパで随一のワイン鑑定人が、口に合うワインは高価すぎて手が出ないのでワインは飲まずビールを飲むようになった話や、滞在型旅行の薦めや「狭いアパートでもホテルならジュ...
没落貴族である著者の、ライフスタイルに対する独自の見解で、本当の豊かさ・本当の幸せとは何かを考えさせられる一冊。ヨーロッパで随一のワイン鑑定人が、口に合うワインは高価すぎて手が出ないのでワインは飲まずビールを飲むようになった話や、滞在型旅行の薦めや「狭いアパートでもホテルならジュニアスイート級」などなど、面白かった。似たような傾向を持つパートナーに思わず勧めたよ。 でも、著者は2件の家を持っているらしい。ふむふむ。2008.2
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