浮世でランチ の商品レビュー
早く大人になりたくて、 でもいざ憧れの「大人」になってみると 現実そんなに甘くない〜 悩む悩む。気にしないフリ、しても悩む。 いつでもどの時代も何かに頼りたくなる逃げ出したくなる。 でも身近にいるんだよなー 遠くを見なくとも、実は助けられてる。 そんなことに気づかせてくれる...
早く大人になりたくて、 でもいざ憧れの「大人」になってみると 現実そんなに甘くない〜 悩む悩む。気にしないフリ、しても悩む。 いつでもどの時代も何かに頼りたくなる逃げ出したくなる。 でも身近にいるんだよなー 遠くを見なくとも、実は助けられてる。 そんなことに気づかせてくれる一冊。
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文体もメッセージのあるところも好きだ。 同年代だからか、言葉がスッと入ってくる。 片目をつぶっても暗闇が見えない。など、所々ドキリとさせられる。
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OLの君代が東南アジアへ逃亡。 中学時代の友達たちの記憶とともに彼女の自分探し的な感じだろうか。 本筋とは違うけど一人でお昼食べるのは共感した。 あとマイノリティぶるってのはギクッとした。 あんたに私の何が分かるってのはよく思うからいかんなあと思った。でも今の自分を支えてるしなあ。
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タイトルが自分の感性に合う、と思うとたいてい文章センスも好きだったりする。 前作『人のセックスを笑うな』より好きだった。 クールで淡々としているんだけど、葛藤や、突如泣き出しそうになる瞬間の言葉にしづらいあの感覚を、うまーく小説に封じ込めている。 同性愛というわけじゃな...
タイトルが自分の感性に合う、と思うとたいてい文章センスも好きだったりする。 前作『人のセックスを笑うな』より好きだった。 クールで淡々としているんだけど、葛藤や、突如泣き出しそうになる瞬間の言葉にしづらいあの感覚を、うまーく小説に封じ込めている。 同性愛というわけじゃないんだけど、小・中学時代って、好きな女の子(仲良くなりたいという意味で)いたなあ~なんて懐かしさを思い出したりした。 あの気持ちはなんだったんだろう。 得も言われぬ気持ちが浮き世っぽい。 べた褒めするような話じゃないけど、リアルさがいい。
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自己を貫く強さと弱さは紙一重で、隣の芝は青く見えるものだ シーツに触る、階段の手すりに触る感覚 確かに、わざと触れて確かめていた! そんな忘れがちになっていた感覚を思い出しました。 大人になる前は、何かしら思う事があるものだ。
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会えてどんなに嬉しかったかわかりません。 ああ、本当に本当に、会えて嬉しかった。 追伸 会えて嬉しかったです。 このくだりスキ。 神様は新田だったんだな。
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人間は生きていれば必ず誰かしらと関わる。その相手は異教徒であったり自分と考え方が全く違ったりするかもしれない。うん、むしろそうでないとおかしい。自分と同じ人間なんていないのだから、この世に。繰り返される毎日の中で、いまいちピンとこない人間関係の中で、生活していると、ついつい無感動、無関心になってしまう。でも、こんな短い時間、こんなちっぽけな場所でも誰かが居て、それによってもたらされる光がある。そのこと、忘れちゃあいけないよね。
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多感な頃。頑固で、夢見がちで、他人を許すのが難しかった頃。 宗教ごっこと呼んでいた、遊びみたいな、でも真剣だった、祈りの場所。 甘くて苦くて危うかったあの頃を越えてなお、 こんなに迷って面倒臭く生きている20代。 このゆるさ、ふつうさが彼女らしさなのだとしたら、 それはそれで、...
多感な頃。頑固で、夢見がちで、他人を許すのが難しかった頃。 宗教ごっこと呼んでいた、遊びみたいな、でも真剣だった、祈りの場所。 甘くて苦くて危うかったあの頃を越えてなお、 こんなに迷って面倒臭く生きている20代。 このゆるさ、ふつうさが彼女らしさなのだとしたら、 それはそれで、少し、痛いなあ。 わかる、けど、まどろっこしい。 この危うさが、良さなのかもしれないけど。
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タイトルがうまいなぁと。 「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ ってのもかなりのインパクトだったけど。
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学生時代のよくわかんないとんがった感じと社会人になってからの人付き合いのむつかしさがしみじみと共感。 主人公は自分はフツウなのか変わっているのかなんなのかわかんないままでいるんだろうなぁ。
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