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僕たちの戦争 の商品レビュー

4

158件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    65

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2009/10/04

荻原浩にはまり中です。 根拠なしポジティブな思考を持つイマドキのフリーター健太と、第二次世界大戦中のマジメ特攻員吾一が入れ替わっちゃった! という、タイムトラベルの戦争もの。 前半はコミカル。現代に来ちゃった吾一のあわてっぷりとか、これドッキリっすよね?と疑い続ける健太とか、...

荻原浩にはまり中です。 根拠なしポジティブな思考を持つイマドキのフリーター健太と、第二次世界大戦中のマジメ特攻員吾一が入れ替わっちゃった! という、タイムトラベルの戦争もの。 前半はコミカル。現代に来ちゃった吾一のあわてっぷりとか、これドッキリっすよね?と疑い続ける健太とか、ギャップが愉快です。 後半に入り、戦争がメインになってくると、やっぱり深刻に、胸の痛い展開になってきます。 健太がすごく成長を遂げるのが、良い。 シリアスなんだけど、荻原さんっぽいユーモアを感じさせる文体、展開にどこか心が温かくなりました。 問題はラストなんだけど・・・・ ハッピーエンドだと、ワタシは思ってます!

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2009/10/07

〜“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった! それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが……。おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説〜友人に進められて読みましたが…すいませ...

〜“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった! それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが……。おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説〜友人に進められて読みましたが…すいません正直な感想を。文中の例えなどの表現が少し幼稚な感じがして、馴染めませんでした。ただそれは好き嫌いの問題なのでしょうがないですが、戦争時代を生きた吾一が健太の父親を横山エンタツに例えたのは、さすがにおかしいと思います。別に粗探しをした分けではないですが、その表現が何度も出てきて気になったので。他にもそう言ったイージーなミスが目立ちました。内容としても、どこかで聞いた話の集合体と言った感じがしました。とは言え、最後の方は引き込まれる部分があったので期待したのですが、さんざん引っ張ったまま、結局スカされたので、結局ありきたりな内容で終わったと言うのが正直な感想です。A井…すまんw

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2009/10/04

戦争だなんて重いテーマ、いややなぁと思いながら読んだけど、ほんとに素敵な話でした。 ドラマの森山くんもさいこう。

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2009/10/04

戦時下の日本に生きる石庭吾一と現代に生きる尾島健太が時空を越えて入れ替わってしまった。 物語は健太と吾一の二人の視点で進みます。いやー面白い。荻原氏読ませてくれます。笑えるだけではなく、考えさせられる、それが彼の作品の魅力なのでしょう。 本を読んで声を出して笑ったのは初めてかもし...

戦時下の日本に生きる石庭吾一と現代に生きる尾島健太が時空を越えて入れ替わってしまった。 物語は健太と吾一の二人の視点で進みます。いやー面白い。荻原氏読ませてくれます。笑えるだけではなく、考えさせられる、それが彼の作品の魅力なのでしょう。 本を読んで声を出して笑ったのは初めてかもしれません。

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2010/05/14

これは久々に止まらなくてイッキ読みしちゃった。おもしろい、と噂には聞いていたけど期待以上。終戦前の日本軍の狂気、みたいなものにすごく関心を持ってる今の気分と、もともとファンタジーありえない系話大好きな私にはもう特注おあつらえ作品でした。これは絶対面白い。太鼓判。皆に勧めたい。しか...

これは久々に止まらなくてイッキ読みしちゃった。おもしろい、と噂には聞いていたけど期待以上。終戦前の日本軍の狂気、みたいなものにすごく関心を持ってる今の気分と、もともとファンタジーありえない系話大好きな私にはもう特注おあつらえ作品でした。これは絶対面白い。太鼓判。皆に勧めたい。しかも今、今読んでほしい。21世紀のプータローと終戦間際の日本軍の青年が入れ替わる話なんですけどね。21世紀の現代を生きる「イマドキ」の彼の思考回路や文化や風俗が、あと10年経ってしまえば、もう新鮮ではなくなると思うから。笑えて、泣けて、教えられて、考えさせられる作品。ラストが衝撃、最後の一行をどう思う??みたいに議論になる話題作だったらしいけど、私としてはラストは予想どおり。こんな不思議な話も必然の出来事だったのかも、と思わせる展開はうなりました。時代を超えて、2人の男から命張って愛されるミナミがちょっと妬けるよ。イッキに大ファンになっちゃった萩原サン。★5つでは足りないくらい、いまのとこ今年の読書リストのなかではナンバーワンです。「まじ、悪ぃけど、オススメ。」。

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2009/10/04

現代に生きるフリーターの尾島健太と昭和19年の戦時中に海軍航空隊練習生として生きる石庭吾一がタイムスリップをし、お互いが入れ替わってしまうお話。先が読めていながらも鳥肌が立ちました。戦争の悲惨さ、理不尽さ、軍隊の非人間性などがリアルに伝わってきました。お国の為に命を落としていった...

現代に生きるフリーターの尾島健太と昭和19年の戦時中に海軍航空隊練習生として生きる石庭吾一がタイムスリップをし、お互いが入れ替わってしまうお話。先が読めていながらも鳥肌が立ちました。戦争の悲惨さ、理不尽さ、軍隊の非人間性などがリアルに伝わってきました。お国の為に命を落としていった青年たちが守りたかったのは、今の、現代の日本なのか?!ドラマ化もされていたんですね。ドラマの方も観てみようと思います。

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2016/08/16

タイムスリップ+入れ替わりというSF的な設定ですが、そこに科学的要素は無いのでSFではありません。しかし、ある意味で月並みな設定でしょう。 とはいえ、その主人公や時代の対比はそれなりに楽しく、また随所にユーモアも有ってなかなか面白く読めます。もっとも、初期の荻原さんのはじけるよう...

タイムスリップ+入れ替わりというSF的な設定ですが、そこに科学的要素は無いのでSFではありません。しかし、ある意味で月並みな設定でしょう。 とはいえ、その主人公や時代の対比はそれなりに楽しく、また随所にユーモアも有ってなかなか面白く読めます。もっとも、初期の荻原さんのはじけるようなユーモアでは無いのですが。 最後に辛いシーンがつながり、それがこの本に重さと清清しさを与えています。それが無ければまったく平凡な本だったかもしれません。 ただ、笑いにしろ、重さにしろ、意外性や独創性に乏しいのが難点です。

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2009/10/07

“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった! それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが……。おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説。

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2009/10/04

現代の少年と戦時中の少年兵がひょんなことで入れ替わってしまうという、非常に非現実的な設定において、じつはとてもリアル。 どんな本で学んでも映画で観ても、戦争は経験したものにしかわからない。 そんな中、もし自分もこの主人公のようにいきなり太平洋戦争にほおりこまれてしまったらどうなっ...

現代の少年と戦時中の少年兵がひょんなことで入れ替わってしまうという、非常に非現実的な設定において、じつはとてもリアル。 どんな本で学んでも映画で観ても、戦争は経験したものにしかわからない。 そんな中、もし自分もこの主人公のようにいきなり太平洋戦争にほおりこまれてしまったらどうなってしまうのだろう。。そんな事風に、自分にも置き換えながら物語は時に面白おかしく描かれている。 戦争小説にして、友情、恋愛、家族などといった人間愛に焦点をおいており、一気に読めました。

Posted byブクログ

2009/10/04

昨年9月ごろだったかな?森山未来主演でドラマ化された小説です。よくある戦争モノとは少し違った角度から描かれていて新鮮でしたね。ラストで現在に残ったのはどちらなのかを明かさずに終わっています。 気になるわぁ〜。

Posted byブクログ