1,800円以上の注文で送料無料

配達あかずきん の商品レビュー

3.8

170件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2009/10/04

2007/5/2 K 2007/5/6 書店員のミステリィ 短編集。 続編で長編もあるらしい。

Posted byブクログ

2022/08/05

本が好きで書店が好きな人にはたまらない作品。 威風堂という書店で起こる本にまつわるミステリー連作集です。 近所のお年寄りに頼まれた「あのじゅうさにーら いいよんさんわん ああさぶろうに」という解読不能な本探し、「あさきゆめみし」を購入後行方のわからなくなった母親、配達先の...

本が好きで書店が好きな人にはたまらない作品。 威風堂という書店で起こる本にまつわるミステリー連作集です。 近所のお年寄りに頼まれた「あのじゅうさにーら いいよんさんわん ああさぶろうに」という解読不能な本探し、「あさきゆめみし」を購入後行方のわからなくなった母親、配達先の美容院の雑誌に意図的に挿まれていた盗撮写真、入院中の娘にお薦めの本を紹介した謎の書店員、ある日無残に壊されたディスプレイに潜む謎。 ぞくっと背筋が凍るものから、切なく涙が溢れてくるもの、ドキドキハラハラ疾走感あふれるもの、きゅんとハートにくるもの、心温まるもの・・・。 5つのテイストの違う謎を、しっかりものの杏子、大学生のアルバイトながら勘の鋭い多絵の二人を中心に解いていきます。 その謎が簡単そうでいて、いやいやどうして、なかなかに難しく奥が深いんです。 無数の本が立ち並び、その本を求める無数の人が訪れる書店。 そこでは本に絡んだ様々な事件が潜んでいて、同じだけ様々な人間模様が見えてきます。 どの物語も甲乙つけがたいくらい面白かったです。 個人的には「標野にて 君が袖振る」の、どうすることもできない愛しくて切ない想いが心にじんわり残りました。 今まで知らなかった書店員のお仕事っぷりもまた魅力のひとつ。 ますます書店へ足を運ぶのが楽しくなり、本の陳列方法、イベントコーナー、店員さんの作業や表情など、本ではなく書店の観察をしたくなる、そんな魅惑的な作品でした。

Posted byブクログ

2009/10/07

「パンダは囁く」パンダ出版社の「あのじゅうさにーち いいよんさんわん ああさぶろうに」とは何の本なのか? 「標野にて 君が袖振る」『あさきゆめみし』を買っていなくなった母を捜す娘。 「配達あかずきん」配達した雑誌に盗撮写真が入っていた。犯人に狙われてしまう博美だが・・・ 「六冊目...

「パンダは囁く」パンダ出版社の「あのじゅうさにーち いいよんさんわん ああさぶろうに」とは何の本なのか? 「標野にて 君が袖振る」『あさきゆめみし』を買っていなくなった母を捜す娘。 「配達あかずきん」配達した雑誌に盗撮写真が入っていた。犯人に狙われてしまう博美だが・・・ 「六冊目のメッセージ」入院していた女性に5冊の本を薦めたのは誰か。ドラマチックな出会い。 「ディスプレイ・リプレイ」ディスプレイコンテストに参加しようとするが、何者かが完成したものをぐちゃぐちゃにしてしまう。 連作短編。書店員の杏子とアルバイトの多恵が書店を舞台に謎を解く日常ミステリ。  場面をピックアップしているからだろうけど、いいお客さんばかりなのとお客さんと店員がすごいしゃべっていて余り忙しそうではないのはそういうものなのかなぁとちょっと思いました。新たに知ったこともあってよかったです。

Posted byブクログ

2011/07/15

書店が舞台のプチミステリー短編集。話題になっている、というだけでなんの情報も持たずに読み始めてしまったのですが、書店員さんが主役で書店の日常業務が話しの軸になっていたり実在の本の話題がいっぱい出てきたりするので、本好きにはたまらないでしょう。とりあえず私は2勝3敗(笑)毎回事件が...

書店が舞台のプチミステリー短編集。話題になっている、というだけでなんの情報も持たずに読み始めてしまったのですが、書店員さんが主役で書店の日常業務が話しの軸になっていたり実在の本の話題がいっぱい出てきたりするので、本好きにはたまらないでしょう。とりあえず私は2勝3敗(笑)毎回事件が起こって謎解きが始まるのだけど、殺人とかそんな重い事件はなく、ミステリーって言葉の響きほどは重くはない。かわいらしい赤川次郎とかそんな感じ?(笑)さくさくさくっと読めるので、少女(じゃないけどそんなイメージ)探偵と姉さんの活躍を保護者気分でほほえましく見守るのが正しい読み方でしょう。・・・私は書店には勤めたことがないので、書店員さん的にはリアリティはどうなんだろうとはちょっと気になります(^^;

Posted byブクログ

2009/10/04

本屋さんを舞台に一寸した事件を解決していくライトミステリー(?) 本屋さんの内情が細かく書かれていて楽しめます。 こんな本屋さんあったら是非通いたいです。

Posted byブクログ

2009/10/04

難しいことは考えず、楽しく読めました。いろんな本のタイトルがたくさん出てきて、本好きにはワクワクする小説です。

Posted byブクログ

2009/10/04

書店員のちょっとしたミステリ。書店の裏側に触れて、ほんわか心温まるお話。巻末の座談会も面白いです。書店って結構大変なんですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

最初から最後まで、一冊まるごと書店ネタ。舞台は書店、探偵コンビも書店スタッフ、扱う事件は本絡みだし、解決への発想も書店員ならではのもの。従業員や常連客など、好印象なキャラが多く、アットホーム的な暖かさが作品全体に溢れている。謎は小粒だが、推理のプロセスはしっかりしている。書店はよ...

最初から最後まで、一冊まるごと書店ネタ。舞台は書店、探偵コンビも書店スタッフ、扱う事件は本絡みだし、解決への発想も書店員ならではのもの。従業員や常連客など、好印象なキャラが多く、アットホーム的な暖かさが作品全体に溢れている。謎は小粒だが、推理のプロセスはしっかりしている。書店はよく行く場所なので、行きつけの本屋をイメージしながら楽しく読んでいた。気に入ってるのは『六冊目のメッセージ』

Posted byブクログ

2011/07/17

これは、本好きで本屋好きなら間違いなく面白く読めます☆本屋に勤める店員が、本にまつわるミステリーに取り組むという短編連作。もうちょっと、本屋店員のキャラが立っているとよかったなあと思いますが。でも、本屋ならではの謎の数々にとにかく、楽しく読める一作です。

Posted byブクログ

2009/10/04

読書好きな人が、本がヒントとなる推理ドラマをつくった。そんな作品。 小生ももうすこし幅を広げて本を読むべきか?それとも一つの分野に精通するべきか? そこが問題だ

Posted byブクログ