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余命 の商品レビュー

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33件のお客様レビュー

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2010/10/18

私自身、子供を出産したばかりで読んだので、妙にぐぐっと くるものがあった。 外科医としてバリバリ仕事していた主人公・滴。 結婚10年目にして授かった奇跡とも言える命への喜びも 束の間、乳がんの再発を確信。 妊娠期間の気持ちの揺れ、夫への希望・願望。自分の身体 への...

私自身、子供を出産したばかりで読んだので、妙にぐぐっと くるものがあった。 外科医としてバリバリ仕事していた主人公・滴。 結婚10年目にして授かった奇跡とも言える命への喜びも 束の間、乳がんの再発を確信。 妊娠期間の気持ちの揺れ、夫への希望・願望。自分の身体 への希望・失望。奄美での旅行・生活での土地の人たちの 温かさ。 また、夫の仕事先での気持ちの揺れ、すれ違いの中でも 見える愛。 「もし自分だったら」読めば考えずにはいられない。 女性だったら、尚更。 とにかく、新しい命を守りたい。自分の残された時間の 限り、出来ることをしてあげたい。勿論、それが期限付き でなければどれだけ良いだろうと願いにも似た感情も持ち ながら。 命の儚さ、重み、美しさ。 母の愛、父の愛、子の愛。 綺麗です。

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2010/10/17

乳がんと、妊娠、出産、夫婦を物語で教えてくれる小説です。 夫婦は互いの胸の内に どれくらいの秘密を抱えているのだろう。

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2011/02/04

結婚10年目に、妊娠・乳がんの再発が同時期に訪れた外科医・滴の家族との関わり、心の葛藤が中心。 重く、切ない話。

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2010/06/04

闘病ノベルス。 外科医が妊娠する。若年性の乳がんの既往症がある。 夫にも同僚にもだまって妊娠を継続する。  夫は医大の同級生だが、医師免許をとれず遠い島に出かけるカメラマンで不在だ。彼女は一切の受診をせず飛び込んだ病院で出産。 子どもの出産にかける女性のすさまじいまでのパワー。...

闘病ノベルス。 外科医が妊娠する。若年性の乳がんの既往症がある。 夫にも同僚にもだまって妊娠を継続する。  夫は医大の同級生だが、医師免許をとれず遠い島に出かけるカメラマンで不在だ。彼女は一切の受診をせず飛び込んだ病院で出産。 子どもの出産にかける女性のすさまじいまでのパワー。 子どもは無事に生まれ、彼女も少し延命する。 夫は、彼女の死後、医師免許を取得し、島の医師となって子どもを育てる・・。 予定された感動なのだけれど、ドラマだよな。

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2010/03/12

人生において、子供を授かることは 一つの分岐点だ。 とてもとても簡単に健やかな子供が 自分の元にすんなりやってくる。 決して、そうではなくて、 余命では、自分の命と、子供の命を 選択することになる。 主人公がいとおしかった。

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2010/01/16

少し重い話でした。主人公の滴さんは、充実した生活を送っていて、待望だった妊娠をした。しかし、同時に乳がんを患ってしまった。お腹の子をとるか、がん治療に専念するかという重い選択を迫られることになった。気弱な夫で滴さんは1人で抱え込んでしまい精神力がとても強いと思った。夫婦の絆が読み...

少し重い話でした。主人公の滴さんは、充実した生活を送っていて、待望だった妊娠をした。しかし、同時に乳がんを患ってしまった。お腹の子をとるか、がん治療に専念するかという重い選択を迫られることになった。気弱な夫で滴さんは1人で抱え込んでしまい精神力がとても強いと思った。夫婦の絆が読み取れる1冊だと思いました。

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2009/12/17

自分の命と、新しい命… 命の選択を自分で決めて、かたくなにそれを貫こうとしている主人公です。 でも、お互いを愛しているが故にぶつかってしまう夫婦の苦悩…も書かれていて。苦しい、重い気分で読み進みました。 主人公はたしかに強い女性です。 こんな風に潔く生きられたらカッコいいかもしれ...

自分の命と、新しい命… 命の選択を自分で決めて、かたくなにそれを貫こうとしている主人公です。 でも、お互いを愛しているが故にぶつかってしまう夫婦の苦悩…も書かれていて。苦しい、重い気分で読み進みました。 主人公はたしかに強い女性です。 こんな風に潔く生きられたらカッコいいかもしれません。 でもでも、私は死ぬのはこわいなぁ。。こどもの成長は見守りたいなぁと。

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2009/11/14

この本は、余命一か月の花嫁と話の内容は少しだけ似ているが、話の内容が違う。それは、結婚や子供のことを考えていた矢先に、その女性に余命を告げられた。だから、パニックにもなった。しかし、乳がんだと知っていても、自覚をしていてもその女医は、妊娠をしたいという希望を抱いていた。そのことは...

この本は、余命一か月の花嫁と話の内容は少しだけ似ているが、話の内容が違う。それは、結婚や子供のことを考えていた矢先に、その女性に余命を告げられた。だから、パニックにもなった。しかし、乳がんだと知っていても、自覚をしていてもその女医は、妊娠をしたいという希望を抱いていた。そのことは、夫には内緒で出産をしたいと思っている。その後、その女医はなくなってしまったが、とても幸せそうで興味深く、関心のできる内容でした。

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2009/10/30

重い話だった。 彼女は強いのだろうけど、その決断が正しかったかどうかはよくわからない。 私なら選べないし、私の大切な人たちにも選んで欲しくない。

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2009/10/23

09/10/22読了 気分が良かったからか作品が良かったからか、文章がすっと頭に入った。心地良い感じ。

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