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新刊!古本文庫 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2018/09/22

この本は、古本文庫についての新刊文庫である(ヤヤコシイ)。ひとくちに文庫本といっても、約100年の歴史があるのだ。その中には、数々の名著もあれば、一世を風靡しながらも、忘れ去られたもの、現在から見れば笑うしかないような珍本、奇本、トンデモ本も山のように存在する。それらを全部ひっく...

この本は、古本文庫についての新刊文庫である(ヤヤコシイ)。ひとくちに文庫本といっても、約100年の歴史があるのだ。その中には、数々の名著もあれば、一世を風靡しながらも、忘れ去られたもの、現在から見れば笑うしかないような珍本、奇本、トンデモ本も山のように存在する。それらを全部ひっくるめて、古本文庫の楽しさを伝授する書き下ろしエッセイ。図版満載。(裏表紙) 紹介されている文庫の表紙が(ほぼ?)完全に掲載されているのが大変楽しい。 時期的には明治から昭和の後半までですが、比重は明らかに前者に置かれています。ちょっと探すのは難しいかなぁ…。 また、私としては「その本を手に入れた経緯」もあわせて知りたかったのですが、趣旨が違うとあまり載っていなかったので、そこが少し残念でした。

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2011/07/19

「古本文庫についての新刊文庫」。珍本・奇書篇、歴史・変遷篇、文庫画廊篇、に分けて、よくもまあ、たくさんの古本文庫!「はしがき」に、文庫に関する本はすでに多々書かれており、わたしなどの出る幕ではないのかもしれないが、どちらかというとアカデミックなものが多かった。そこで、わたしとして...

「古本文庫についての新刊文庫」。珍本・奇書篇、歴史・変遷篇、文庫画廊篇、に分けて、よくもまあ、たくさんの古本文庫!「はしがき」に、文庫に関する本はすでに多々書かれており、わたしなどの出る幕ではないのかもしれないが、どちらかというとアカデミックなものが多かった。そこで、わたしとしては敢えて奇妙奇天烈な文庫本、「こんな文庫があったのか!」というような本を紹介したいと思う。…と、あります。すべて御自分の蔵書、というから驚きます。全書の表紙写真が載っていて、それぞれの風情も感じることができます。ひとつだけ、自慢話をします。この本に、新潮文庫の『小熊のプー公』(昭和16年)が載っているのですが、「調べてみると翌年には同文庫から『プー公横丁の家』も出ている。こうなったら二冊揃えたいところですね。」とある、その2冊とも、私、持ってます!プーさんに関しては石井桃子訳しかありえない、と思って育った私ですが、これも「いい味」なんです、ほんとに。20年近く前の出会いでした。こんなものが、と思い、すぐに買ったということは、さほどの値段はついていなかったはずです。これは私の宝物。他にも、帯にあるように、「珍本・奇本、トンデモ本を満載!」です。

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2009/10/04

 古本、といっても明治あたりからの古本ですが。 様々な古本が1〜2ページで、どんなものか書かれてあります。紹介されている本の量はスゴイです。でもって、割とフランクなカンヂで全体的に軽く読める本でした。 現在の文庫に至るまでのちょっとした歴史もわかります。 中世・近世の文庫について...

 古本、といっても明治あたりからの古本ですが。 様々な古本が1〜2ページで、どんなものか書かれてあります。紹介されている本の量はスゴイです。でもって、割とフランクなカンヂで全体的に軽く読める本でした。 現在の文庫に至るまでのちょっとした歴史もわかります。 中世・近世の文庫については一切触れていません。

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