嫌老社会 の商品レビュー
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高齢者が嫌われる時代になってしまった。ドストエフスキーの小説『罪と罰』の大学生ラスコーリニコフは、有為な老人の生命と財産を奪ってもよいという有用性の理論を実行して、金貸しの老婆の生命を奪った。大昔に読んだ時この意味よく理解していなかった。が、これが「社会的有用性」理論だったと知って目から鱗が落ちる思いだ。 この理論でいけば、有用性が落ちてきた老人は死んで当たり前となる。若者と老人の年金問題の根底にはこの「社会的有用性」理論の影響がある。
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[ 内容 ] 高齢社会・日本において、いま考えるべきは「老い」の技術と思想だ。 団塊の世代の問題、老人は過去に見てどのように処遇されてきたか、そして老化を忌避する社会の今後の展望…誰もが避けられない「老い」をテーマとして、歴史的な経緯から今後の展望まで多面的に考えた一冊である。 [ 目次 ] 第1章 シニアデバイド 第2章 「老い」はどのように処遇されてきたか 第3章 「老い」への挑戦のプログラム [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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老いを肯定する社会になるためにはという問いを自然に答えています。将来私もおいるわけで、切実な問題です。
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