SOA サービス指向アーキテクチャ の商品レビュー
マイクロサービスの前身であるSOAのお勉強。 SOAとは、効率的な再利用を目的に、自立した機能で構成されるサービスと呼ばれるソフトウェアコンポーネントを構築し、サービスを組み合わせて活用する仕組みを用いて高い生産性を実現するシステムアーキテクチャである。サービスは疎結合で接続...
マイクロサービスの前身であるSOAのお勉強。 SOAとは、効率的な再利用を目的に、自立した機能で構成されるサービスと呼ばれるソフトウェアコンポーネントを構築し、サービスを組み合わせて活用する仕組みを用いて高い生産性を実現するシステムアーキテクチャである。サービスは疎結合で接続されているため、顧客や市場の状況に適用するためにそのサービスやプロセスを随時変更する俊敏性も手に入れることができる。同時に、システムアーキテクチャが有効に活用できるかどうかを、適用する企業や組織のIT戦略に裏付けられた長期・短期的なシステム化目標と比較検討し、その妥当性が確保できる範囲を割り出す仕組みも確立するなど、開発方法論としての面も併せ持つ。 ■SOAにおける開発方法論のポイント ・SOAプロジェクトの短期・長期での適用範囲 ・サービス活用基盤の選定とエコシステムの策定 ・サービスの粒度 ・開発プロセスの策定 ・SOAプロジェクトに参画する組織と遂行組織 ・長期的な計画策定と付随するプロジェクトの運営方針 SOAPはXML形式のデータ送受信を可能にするプロトコルであり、同期型・非同期型で利用可能である。送受信するペイロードにはRPC指向とドキュメント指向の2形態がある。 ビジネスプロセスとは、あらゆるビジネスにおける顧客への「価値」である「製品」や「サービス」などが提供されるまでに必要となる手続き、処理などの一連の流れである。 その特徴は、以下のようにまとめられる。 ・製品素材や情報、ビジネス上の確認事項などのフローを含み、複雑かつ大規模にもなる ・顧客の要望や市場の状況に対して動的に変更される ・さまざまな業務にまたがり、広範に分散され、多様な技術と複数のアプリケーションにまたがる ・単一のプロセスであっても数か月、数年などの長い期間を要する場合もある ・ルーチン化された業務などは、自動的な処理として高速かつ高信頼に実行できる ・人的な判断を要する場合もある。業務フローとシステムによるビジネスプロセスの連携も多く存在する ・目に見える形にしにくい。多くの企業において明示的に意識される業務プロセスは少なく、また文書化もされていない場合が多い。組織の歴史に依存することが多い ・ビジネスプロセスのデザインは実現する技術に依存しない ・配置されるビジネスプロセスは個別に改良できる サービス開発にあたっては、以下を考慮した。 ・短期間でSOA実践の成果を社内に知らしめる ・短いスパンで開発と運用開始を繰り返し、徐々にシステム全体をSOAベースに移行する ・サービス開発を短期開発・効果の高いモジュールから着手し、難易度の高いサービスについては後継の工程にまわす ・将来的にサービス提供の基盤となるバックエンドシステムやデータベースの統合集約、移行を計画しているものに関しては、定義するサービスのインタフェースの内容が新規システムで対応可能かを確認しておく ■SOAを成功させる6つの検討領域 ビジネス戦略、ビジネスプロセス 組織・体制 ROI アプリケーション&プロジェクト アーキテクチャ システム構成要素
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個々の技術は大体つかめましたが、一度読んだだけでは全体像が把握できてません。明らかに自分の力不足によるものなので、再度読み直すことが必要みたいです。
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