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AGE 楽園の涯 の商品レビュー

4.4

10件のお客様レビュー

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『テンブランク』がで…

『テンブランク』ができる少し前の御話。若きころの尚やセンセイに会える!

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グラスハート作品を集…

グラスハート作品を集めた短編作品集。この中には高校生の高岡尚が、そして大学生の高岡尚、藤谷直季が居る。テン・ブランクへと続く、物語の序章が確かにここに在った。始まりはいつも、些細なことで。

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テン・ブランクが始動…

テン・ブランクが始動する前の物語。音楽と向き合っていく人間像が描かれている。大切なものは、大切な音は何なのだろうか?

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番外編のグラスハート…

番外編のグラスハート。若い頃の出会いや、エピソードが盛り込まれている。特に尚の話は切なく、何度も読み返してしまいました。

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2024/08/06

前巻までわりと楽しく読んでたシリーズだったがこの巻はなんだか微妙で途中で読むのやめてしまった。昔の短編集のようなのでまだ筆が洗練されてなかったのかなあ。 シリーズ読むモチベも低下してしまったのでこのシリーズ読むのは一旦中断。 また気が向いたら読みます。

Posted byブクログ

2013/11/05

テン・ブランク誕生前夜という短編集。 特筆すべきは、尚っ! こんなかっこいい人が、一般人と同じように自動車学校で二輪教習の際に転んだりしたのかなぁとどうでもいい想像をしていたのですが、一発で取りに行ったと書いてあって、軽く絶望。やっぱりかっこいい人はどこまで行ってもかっこいいん...

テン・ブランク誕生前夜という短編集。 特筆すべきは、尚っ! こんなかっこいい人が、一般人と同じように自動車学校で二輪教習の際に転んだりしたのかなぁとどうでもいい想像をしていたのですが、一発で取りに行ったと書いてあって、軽く絶望。やっぱりかっこいい人はどこまで行ってもかっこいいんだな、と思いました。 藤谷さんと尚はなんていってもやっぱり絆が深いな、と思わされる一冊です。

Posted byブクログ

2012/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この短編集は、一番読み返す頻度が高いかもしれない。 自分にとってとても大事な小説。 AGEは若木氏のファンになってから図書館で発見して読んだ。 確かに荒削りで、歪に感じられる表現や展開もあるのだが そこがかえって若さがリアルに感じられる青春小説。 これと続きで読む楽園の涯はすんなり受け入れられるが 久し振りに読んだとき主人公が智孝くんであることが嬉しくて仕方なかった。 高岡の親友で、長い付き合いで、本当に大事に思っていても 出来ないことはある。 かわってギターを弾いてやったり、バンドで歌ってやること。 それを聞いて驚く藤谷くんまでもが、とてもリアルに感じる。 誰かが頑張ればバンドなんてなんとかなる、というのも、とても痛いが まったくもって真実で。 それなりにやりたくて集まってるんだから、それでなんとかなる。 が、なんとかなる程度の集まりでは、本当の音楽はできない。 これは音楽以外のことでもあてはまることだろう。 本編では飽く迄朱音ちゃん視点で、大人である尚が 真実の中でもがいている様子が胸に響いて苦しくなる。 好きだ、ということが、ただ好きだとか趣味だとか そういう意味でしか伝わらないことはよくある。 本当に命懸けでやっている人にしか伝わらない。 なぜやってるのか、なぜそこまでするのか。 そんなことを言われても 『そういう次元のことじゃなくてだからただ。 喉が乾いたら水を飲むだろ。』 だからそういうこと。 そんな気持ちでやっていても、だからうまくいくとは限らない。 「元の形で弾く」といった瞬間腐っていく気がする 尚の気持ちがとてもよくわかる。 仲間とやっていても、自分だけが頑張っていて そこをやめても必死に弾くだけ。 そこから逃れて学生になった藤谷と尚の立ち位置が違う タイミングや運命といったものに、切なくなる。 素晴らしい日々は一等好きだ。 土岐喧介の喋りが小気味良い。 彼の言うように、世の中はくだらないことで溢れていて しかし無茶苦茶すげえやつもいて、それが、原動力になる。 彼もまた、必死で彼の世界でプロになるために生きてきて プロになれば好きなことをやっていれば良いかといえば そんな簡単なものでもなくて それでもその場所にいられない間もがき苦しむ。 怖気がくるほどに、気持ちの悪い不愉快なこと。 プロになっても、プロで居続けることは難しいし、 イメージが順調であれば現実も順調かと言えばそうではない。 しかし、それが『成功』なのだ。 『ヘン』と言い合えるこんな土岐のような友人が ”外”にいることの幸せに、ほっとする。 勝ッテ、殺セ。 この言葉は響く。人生は戦いで、好きなことを真剣にし続けることが 幸せになれるとは限らない。 寧ろ、そうではないのだろう。 ”どうせ昨日までの答えは、今日には通用しないだろう。ひとつ完成しても、次にはそれを覆したくなるだろう。永久に。” こうして、終わりのない戦いを続けていくのだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

うまい下手ではなくその時にしか書けないものって本当にあるんだろうね。うまいってのは読みやすくて整理されていて読み手に負担がないのが条件だと個人的に思います。うまく世界に連れて行ってくれて入り込むのに労力を割かなくていいってこと。熱心な人を見るとつい色々考えたくなります。

Posted byブクログ

2011/05/08

グラスハートが好きだが、この短編も大好き。単純に泣いてしまった。 受験のときにお守りに持ち歩いてた。

Posted byブクログ

2009/10/04

グラスハートシリーズ番外編。バンドを描く少女向け小説なんですが、私にとって安定剤みたいな本です。読んだ頃が多分主人公と同じ年齢だったこともあり、今読んでもその頃に戻った気分に慣れるからでしょうか。本編も面白いので、バンド青春?物が好きな方は是非♪

Posted byブクログ